風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

メルカリ

 プロ・マンガ家インスタグラマー(フォロワー、3万4千人越え)、あんこと麦とのブロガー等としてご活躍の、暁龍さん(あかつき りゅう さん)が、ブログでフレークシール集の販売を告知していたので、フリマのメルカリを通して購入した。メルカリで「あんこと麦と フレークシール」で検索すれば良い。
 昨年8月に次ぐ、第2弾である。


CIMG3057CIMG3059
 まず封筒より出し、ぷちぷちシートを取った、ビニール袋入り。
 次にビニール袋より出し、ばらけさせた所。期待が高まる。


CIMG3064 (2)
 パソコン机のある広縁の、入り口ガラス戸の下部、板部分にランダムに貼った所。写真は鮮明ではない。
 飼い猫の、あんこさん、麦くん、まるくんの動きを巧みに捉えている。
 全21枚。価格:920円(税・送料・込み)。原価、送料、手数料を引くと、手許にはあまり残らないと思われる。
 心の和むフレークシールをどうぞ。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 綿矢りさの小説「ひらいて」を読み了える。
 入手は、先の3月27日の記事、綿矢りさの3冊、にてアップした。



 この前に読んだ彼女の小説「蹴りたい背中」は、3月22日の記事にアップした。


IMG_20200326_0001
 「ひらいて」は、2012年・新潮社・刊、新潮文庫・2015年・刊。メルカリで買った内の1冊だけど、帯を他の新潮文庫から流用された可能性がある。

 女子高生・愛が同級生・たとえを好きになるけれども相手にされず、たとえのガールフレンド・美雪とレズ関係を持って復讐しようとしたり、全裸でたとえに迫っても無駄である。
 人目を惹く女の子である価値を自覚するが、我を通そうとする、ブラック・ハート、ダーク・ハートの持ち主らしい。宗教に逃げ道を暗示し、高校卒業ですべてチャラになる。
 女子高生にそういう人がいるか知らないが、フィクションとしても、あまり好感を持って読めるストーリーではなかった。







このエントリーをはてなブックマークに追加

 文春新書「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を読み了える。
 メルカリからの購入、他の関連事項の幾つかは、今月4日の記事、届いた2冊を紹介する(13)にアップした。




IMG_20200403_0002
 4人のスーパーリーダーが短い講演をして、そのあとそれぞれ永田和宏(生物学者、歌人)と対談するスタイルである。
 まず山中伸弥。iPS細胞研究所所長。ノーベル賞・受賞。4名のビジターの内、この催しの趣旨を最も受け入れたようで、悩みと自信喪失時代を語って、決断と仲間、機会を掴む大事さを語る。
 羽生善治。将棋棋士。永世6冠(当時)。講演・対談は上手で、対談では永田和宏をリードする場面もあるが、内容はこれまでの著書を超えていなかったようだ。
 是枝裕和。映画監督。各賞・受賞。カメラを通して見た違う世界、脚本と違う優れた進行、などを語る。僕はあまりドラマ、映画を観ないけれども、黒澤や小津と違う、優れた映像のある事は信じる。
 山極壽一。霊長類研究者。京都大学総長(当時)。先生(師)を持つ事の大事さ、ネット時代の困難、などを語る。

 僕は傷が後を引くので、あまり積極的でなかった。傷が少なければリスクを取る事、機会を掴む事(オファーを受ける事など)を、心掛けたいと思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 最近に手許に届いた2冊を紹介する。
IMG_20200403_0001
 まず詩人会議系の県内詩誌、「水脈」の67号を贈られた。
 2020年3月23日・刊。(年3回・刊)。A5判、73ページ。
 詩編、小説の他、「特集・・恋坂通夫さんを偲んで」34ページが組まれている。
 同・66号の感想は、昨年12月3日の記事にアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。



 メルカリより400ポイントで、文春新書「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を買った。
IMG_20200403_0002
 ずっと読みたかったのだけれど、古希近い齢を考えて、控えていた。メルカリで安く、帯付きで出品されていたので、注文した。
 山中伸弥の名前は知っており、羽生善治の本も何冊か読んだ。インタビュアーの永田和宏は、それまでの歌集をまとめた「作品集Ⅰ」(2017年、青磁社・刊)を読んでおり、歌論、エッセイも読んでいる。楽しく読めそうな本である。


 なお写真、カット等の画像は、僕の思い違いで削除してしまった。




このエントリーをはてなブックマークに追加

 綿矢りさの「インストール」と「蹴りたい背中」を読んだあと、彼女の小説を読もうと、文庫本3冊を買った。




IMG_20200326_0001IMG_20200326_0002

IMG_20200326_0003

 3冊とも、文庫化は2015年である。前2作より、10年以上が流れ、間に3冊の刊行がある。 
 「ひらいて」2012年、新潮社・刊。
 「しょうがの味は熱い」2012年、(株)文藝春秋・刊。「自然に、とてもスムーズに」を併録。
 「ウォーク・イン・クローゼット」2015年、講談社・刊。「いなか、の、ストーカー」を併録。

 3冊セットを、メルカリの600ポイントで買った。残高がなく、メルペイ残高へ銀行から3,000円分のチャージをしなければならなかった。
 3冊とも、帯付きの美本である。



このエントリーをはてなブックマークに追加

 最近に購入した、4冊の本を紹介する。
IMG_20200315_0001

IMG_20200315_0002
 綿矢りさの17歳での文芸賞・受賞作「インストール」と、19歳での芥川賞・受賞作「蹴りたい背中」である。
 メルカリより、2冊セット・530ポイントで購入した。
 僕は文庫本と思っていたが、単行本だった。単行本の方が読みやすいようだ。

 3月15日(第3日曜日)の午後、パワーセンター・ワッセ内の書店・KaBoSに行き(マスクをして)、写真集2冊を買った。

IMG_20200315_0003
 「深海生物大事典」、成美堂出版、出版年次・なし、279ページ。価格:1,650円(税込み)。

IMG_20200315_0004
 写真図鑑「サボテン」。2017年4月25日、長瀬聡・刊、245ページ。価格:2,200円(税込み)。
 タイのサボテン園「ベッタムシィー」の、サボテンを写した。帯に「緋牡丹錦もたくさん」とあるが、緋牡丹錦が2/3のページを占める。緋牡丹錦は、お馴染みの緋牡丹と、他の種との交配種である。妖しい美しさがある。
 写真集2冊の代金3,850円は、商品券3,000円分とdポイント850ポイントで支払い、財布からは出さなかった。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 森絵都のYA(ヤング アダルト)小説「カラフル」を読み了える。昨年暮れに、メルカリより350ポイントで買っている。
IMG_20191224_0001
 文春文庫、2015年37刷。単行本:1998年、理論社・刊。産経児童出版文化賞・受賞。

 死んだ筈の魂が、ボス(万物の父)の抽選で、プラプラという天使の案内と助言で、服毒死した小林真の体に、試験的に舞い戻る。神を想定する所から、現代ファンタジー風になっている。
 父は利己的、母は不倫経験あり、片思いをよせるひろこは愛人に貢がせている。兄も意地悪そうである。しかし小林真は、それぞれの人物の真実を知ってゆき、世界に馴染んでゆく。
 そして魂の僕が、小林真自身であった事を思い出し、ジ・エンドとなる。大団円は月並みだけれども、ハッピーエンドである。
 1度でも死にたいとか、自分は居ない方が良い、とか思った事のある人にはお勧めである。YA小説の隆盛によって、読書離れと言われる若者が、本に戻って来れば幸いである。




このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ