風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

予感

 今日2回めの記事更新です。
 昨年9月28日の記事に、新しい椅子の購入をアップした。



 その椅子が半年経たずに、パソコン机に向かっていて、お尻の痛むようになった。現在の写真である。
CIMG2859

 痛みを宥めて非効率に作業したり、タブレットでブログ記事を書いたりして来たが、新しいマットを買うことにした。これまで座敷座布団や、夏用座布団を敷いて来たが、限界である。
 目当ての商品があったので、妻に買って来てもらった。僕も同伴する気はあったのだが、妻は気付かなかったようだ。

CIMG2856
 座る部分と、背凭れの部分の、マットを付けたところである。正式には、骨盤サポートチェア、Style Drive、型番E1018BS-Nである。Z店で1万5千円くらいだったそうだ。Amazonで調べたら、同じ値段だった。
 使用感はやや良い。でも更にパソコンに向かう時間が延びたり、臀部筋の衰えで、お尻が痛くなりそうな予感がする。Made in Chinaで、保証期間1年である。



このエントリーをはてなブックマークに追加

 短歌新聞社「岡部文夫全歌集」(2008年・刊)より、歌集「雪天」(後)を紹介する。
 
同・(前)は、今月21日の記事にアップした。
概要
 1,070首の大冊なので、前後、2回に分けて紹介する。
 今回(後)は、668ページの「晩秋」の章より、しまい700ページまでである。
 失語症に陥った直後に刊行されたが、このあと生前の作品は載っていない。初期・未刊歌集「氷見」と、6冊の合同歌集よりの抄出が残るのみである。自宅療養の約4年間、歌を詠むまでに回復しなかったのではないか。
感想
 しまいの歌集となる事を予感したように、1年半くらいの間に、1,070首が溢れるように詠まれた。
 景に心遊ばせて詠んだ歌もある。営々と詠み継いで、技芸の名人が、今、心遊ばせるかのようだ。
 同じ事物を詠んでも、類型歌はなく、様々な面から詠んでいる。
 また福井県坂井郡(現・坂井市)春江町についの住処を定めながら、郷土・能登への郷愁は尽きなかったようであり、所々に現れる。
引用

 以下に7首を引く。
ゆくりなく吾は来りて水にある雲の白きにこころは遊ぶ
(な)るまでに十三年の柚といふ植ゑて待つともつひに見ざらむ
をやみなきこの雪の夜の雷にして響り震ひつつさびしきものを
雪の日のゆふべを待ちて鮭の氷頭(ひづ)煮つつ食はむと思ふたのしも
南瓜を食ひ柚湯を浴みて雪ぐにの古き仕来(しきたり)に今日を順ふ
月明かきこの夜(よは)にして雪の上(へ)を流らふ雪の音のかすけさ
雪の上に泉の上におのづから落ちて鮮らし椿の紅は

0-16
写真ACより、「アールデコ・パターン」の1枚。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ