
フェイスブック上に情報が流れて、ネットプリントの俳紙「セレネッラ」第15号・春の章の発行を知り、3月16日の午後に、近所のローソンで取り出した。
ネットプリントは、今月7日の歌紙「ゆふぎり」以来である。
概要
セブンイレブン以外のコンビニでは、ユーザーNo.がQ1QGM84475。期限・3月31日。
カラー、両面印刷、B4判1枚。60円(僕は両面印刷が出来ず、急いでいたので2枚印刷し、120円)。
会員3名と、客演俳友1名が、各6句、それにエッセイ「私の好きな季語」、会員3名の寸感が載る。
カラーの絵が所々にあって、贅沢感を出している。
感想
俳風の違いというより、感性の違いは明らかだが、俳句への情熱が仲間を結ぶのだろうか。
僕もかつて、「螺旋」という同人詩誌(60号まで出して休眠)に属していた。合本を時々手に取って、読むのだけれども、詩の形は幼いものから泰然としたものまであるが、夜10時まで編集会議をし、最も刊行した頃は隔月刊となって続けられたのは、同人の詩へ賭ける情熱があったからだろう。
俳句を続けられるのは、生の危機感があるようだ。
引用
1人1句を引く。
悪友 金子敦
宣誓の子は変声期風光る
羊帽子 中山奈々
春禽となれ濃く描く眉がしら
ヘッドフォン 中島葱男
ヘッドフォン当てて胎児となる朧
きりん 後閑達雄
小松菜にきりんは首を下ろしけり

