風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年2月20日で以って、Kindle本・短編小説「底流」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「柴田哲夫 底流」と検索すれば、すぐに出て来ます。柴田哲夫は、Kindle版・詩集「詩集 日々のソネット」、「改訂版ソネット詩集 光る波」と同じく、僕のペンネームです。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

創刊号

会報合本・第3分冊 (3)
 今月7日の記事、1冊と1紙が届く、で報せたように、「福井県詩人懇話会会報」第100号(2019年3月30日・発行、B5判)が届いた。
 大封筒に順番に収めていたので、創刊号~第60号、第61号~第80号に続いて、第81号~第100号の合本・第3分冊を作って貰う事にした。
 これまでと同じく市内の宮本印刷へ、前以て電話の上、4月19日(第3金曜日)に持ち込み、25日(第4木曜日)までに出来上がる、との返事を貰った。
 4月25日の午前中に電話確認の後、宮本印刷へ出向き、仕上がった合本を受け取った。代金は、わずか300円だった。表題を印刷すると、値段が跳ね上がるとの事で、表題は家のテーププリンターで打って、表紙に貼った。貼る時に少し曲がってしまった。

CIMG1616 (4)
 上の写真は、第86号の6ページ~7ページの1部を、拡大したものである。字は小さめで、写真はすべてモノクロである。
会報合本・第1分冊 (4)会報合本・第2分冊 (3)
 画像は小さくしたけれど、第1分冊と第2分冊の、表紙を挙げる。
 創刊号は、1985年6月1日付けである。約34年を経た。
 途中から僕は会の幹事・事務局員・他を務め、会報にも登壇者等の人物写真、受贈の会報・詩誌・詩集を紹介する短い記事を提供した。
 ある時期から、僕は懇話会の役をすべて降り、距離を保った。最近はまた、詩の催しに参加するようになり、会のカメラマン役を務めている。今はデジタル・カメラなので、保存・補正・受け渡しが便利である。




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 先の9月29日の記事「贈られた2冊」で紹介した内、文学総誌「縄文」創刊号を読み了える。
概要
 2017年5月31日・刊。発行者「縄文の会」(代表)前川幸雄(号・華原)。B5判、2段組み、22ペ-ジ。
 寄稿者は、福井県内をおもに、全国より参加している。
感想
 <地域研究>「作曲家今川節と勝山とのつながりに迫る」M・惠子。
 しっかりした紹介である。しかし末尾近く「(文章は、平井英治氏の今川節作品鑑賞の手引きよりの抜粋引用です)」とあり、そうならば文頭でそう断るのが、読者への親切だろう。末尾に「実践報告の原稿にまとめたいと思っています。」とあるので、期待したい。
 <漢詩>「越前打刃物初打」Y・絹江。
 七言絶句である。訓み下し文、通釈文を付す。作者は、代表の漢詩講座受講生(福井カルチャーセンター)で、代表の目も通っているだろうから、韻、平仄は大丈夫だろう。刃物打ちの、モノクロ写真を添える。ビジュアル化の時代である。

 <詩>「奄美大島からの「タンカン」」前川幸雄。徹底したリアリズムの日常詩は、社会への抵抗詩となるだろう。
 <短歌>「老いを生きる」10首・I・コヨリ、「義母の思いで」8首・M・大次。「老いを生きる」にはぎこちなさがあり、「義母の思いで」には気負いがある。短歌の安楽と苦労を、知って行くだろう。
 <一般研究>「九州のカッパ」Y・信保(福岡)。文献渉猟も実地探査も多い、労作である。「カッパの手」と伝わるものなど、モノクロ写真を付す。
 <一般研究>「橘曙覧の短歌への白居易の作品の影響」前川幸雄。
 白居易の娘(幼くして亡くなった)を詠んだ詩・5編の原文、訓み下し文、通釈文を挙げる。橘曙覧の娘を亡くした時の2首(前詞付き)を挙げて、3つの類似性は、偶然の一致か、白居易の影響かは、見解の分かれるところとし、「皆様のご感想、ご意見をお伺いしたいと思います」と述べている。
 研究の基礎文献が整った事は、重要である。
 「縄文」誌の発展を願っている。


 

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