風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年2月20日で以って、Kindle本・短編小説「底流」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「柴田哲夫 底流」と検索すれば、すぐに出て来ます。柴田哲夫は、Kindle版・詩集「詩集 日々のソネット」、「改訂版ソネット詩集 光る波」と同じく、僕のペンネームです。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

同人

 今月19日の記事、届いた5冊(2)で紹介した内、季刊同人歌誌「COCOON」Issue16を作品中心に読み了える。
 同・Issue15の感想は、先の3月29日の記事にアップした。



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 結社歌誌「コスモス」の若手歌人(1965年以降・生まれ)27名を同人とする。
 コロナ禍の歌も多く、僕の提唱した鳥瞰もならず、生活に目を向ける作品が多いようだ。
 発行人のO・達知さんの「非常ノ措置」12首では、飲酒・ストレスなどで、咳や麻疹が出たようで、現役世代の歌人が生き抜くのは楽ではない。
 育児中のK・絢さんは、育児・家事、仕事といそがしく、スマホ・ゲームに休息を得ているのか。
 若いI・祐風さんは、宗教に疑問的で、日本の現代政治にも反発するようになった。
 Y・恵理さんは娘さんが、愛知県の空港から成田空港へ異動した事を淋しがっている。娘さんは、勇んでいるようだが。


 以下に4首を引く。
柔らかい鉄砲玉のやうな子よ姉妹にさへも恋バナはせず(Y・恵理)
運動不足、飲酒、ストレス、そうそれだぶつぶつしてるふともものうら(O・達知)
偏食の多い孫だとわたくしは今やんはりと否定されをり(K・絢)
生れし国疑わずして愛してたでも今はもう「距離を置きたい」(I・祐風)

 なお初回は「Cocoon」と表記しましたが、誤りでしたので、「COCOON」に改めました。


 

 5月8日に、同人詩誌2種が届いた。

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 県内の詩誌「果実」82号を、T・篤朗さんより贈られた。
 教員・教員経験者を主な同人とする。
 2020年5月・刊。B5判、53ページ。9名19編の詩、5名5編の随筆を収める。詩編1段組み、散文2段組み。
 同・81号の感想は、昨年11月1日の記事にアップした。




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 僕の属する同人詩誌「青魚」No.92が14冊、千葉兄より届いた。
 2020年5月、鯖江詩の会・刊。B5判、37ページ。2段組み。
 同・No.91の感想は、昨年12月20日の記事にアップした。




 いずれも読み了えたなら、拙い感想なりと、ここにアップしたい。


 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。


 昨年12月27日に、所属する結社の歌誌、「覇王樹」2020年1月号が届いたが、事情により報告が遅れた。

覇王樹 1月号
 表紙絵が加藤博康画伯による「陽炎」に代わった。1月号募集の題詠の題は、この絵である。
 2020年1月1日付け・刊。34ページ。内容については、読了後の感想記事にアップする。

 2019年12月号の感想は、12月13日の記事、同・12月号を読む、にアップした。リンクより過去記事へ遡り得る。



 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は1月号仕様になっており、入会案内等、多くの記事を含む。


 僕は新年に、準同人より同人に昇級した。僕の6首・他は、もう1つのブログ、新サスケと短歌と詩の、昨年12月28日の記事より3日にわけてアップしたので、横書きながらご覧ください。


 昨年に事情で成せなかった計画を、今年は成し遂げたい。




 先の9月29日の記事、入手した5冊(4)で紹介した内、渡辺茂子・歌集「湖と青花」を読み了える。
 読み了えた単行本歌集として、9月21日の記事、大野英子・歌集「甘藍の扉」を読むに次ぐ。
 共に贈呈を受けた本である。

a・湖と青花
 渡辺茂子さんは短歌結社「覇王樹社」の同人である。
 「湖と青花」は、2019年9月14日、不識書院・刊。覇王樹叢書第219編。
 先の1997年、第1歌集「未完の譜」(日本歌人クラブ近畿ブロック賞・受賞)があり、2019年にエッセイ集「落とし文」がある。

 「湖と青花」は、1ページ3首、1首が2行にわたっている。
 比喩の歌、それも暗喩の歌が多い。ロマンがあり、歴史にも視線が行く。(僕は日々の生活の歌で、精一杯である)。
 気丈であるだけに、内に鬼が棲むとも詠む。しかし穏やかな夫君と仲良く、立派に息子さんも育ち、元気なお孫さんを恵まれ、ペットの犬を可愛がっている。
 家の新築、姑の死、自身の大手術なども歌材と成す。琵琶湖に近く住み、たびたび訪れて歌に想いを放っている。


 以下に7首を引く。
かなしみを研(と)がむと湖に来たる日よ淡き水色のスカーフ巻きて
鬼瓦の眼より漏れくる日の光われに屹立の歌あらしめよ
駆けゆきてまた戻りくる犬の仔よ虹たつ原のメルヘンとなる
「ばあば見たか」声をはづませ幼児は象に驚く獅子に驚く
幼顔はるかとなして髭面にボージョレー・ヌーヴォーぬつと提げくる
過ぎし道振り返るまじ夫とゐる居間あたたかくコーヒー香る
時々は夫の書斎に寛げる犬とわたしと夏の木漏れ日




 最近に入手した本、5冊を紹介する。入手した本(ネットプリントを除き)としては、9月18日の記事、入手した4冊(4)に次ぐ。
 前回と同じく、受贈本、定期購読本、Kindle Unlimited本などで、差し当たっての支払いはない。

a・湖と青花
 まず僕が所属する短歌結社「覇王樹」の同人、渡辺茂子さんが、第2歌集「湖と青花」を贈って下さった。
 2019年9月14日、不識書院・刊。覇王樹叢書第219編。

b・覇王樹10月
 所属する結社の歌誌、「覇王樹」2019年10月号が送られて来た。
 同・9月号の感想は、今月22日の記事にアップした。
 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は早くも10月号の仕様である。
 僕の歌6首・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、9月27日の記事以降に順次、少しずつアップするので、横書きながらご覧ください。

c・COCOON Issue13
 季刊同人歌誌「COCOON」Issue13が送られて来た。
 短歌結社「コスモス短歌会」内の、若手歌人を同人とする歌誌である。
 2019年9月15日、COCOONの会・刊。

d・文学総誌「縄文」第4号
 県内にお住いの詩人・文学研究者の前川幸雄さんが、文学総誌「縄文」第4号を贈って下さった。
 昨年4月5日の記事に、同・第2号の感想が載っている。同・第3号も読んだ筈だが、ブログにアップし忘れたらしい。

村杉奈緒子 よみ人知らず
 インディーズ作家・村杉奈緒子の小説「よみ人知らず」Kindle Unlimited版を、Amazonよりタブレットにダウンロードした。
 今年3月6日の記事、同「片恋未満」に続く作品とのことだ。



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 最近に郵便等で手許に届いた、5冊を紹介する。
 結社歌誌「覇王樹」の仲間の、古城いつもさん(フルネーム表記は、彼女の了解がある)が、「コールサック」95号、96号を贈ってくださった。詩を中心とし、短詩も掲載する、季刊誌らしい。
 僕が短歌と詩を書いており、彼女も同じなので、誼で贈ってくださったらしい。400ページ前後の大冊で、とても読みきれないので、古城さんの詩と短歌、他少しを読みたい。
 次に載せる結社歌誌「覇王樹」1月号が来る前だったので、彼女の「覇王樹」での「同人」昇格を知らなかった。古城さん、「同人」昇格、おめでとうございます。

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 結社歌誌「覇王樹」2019年1月号が、いつもの月より早く届いた。年末関係で、代表、編集の方々が努めてくださったのだろう。表紙絵も替わった。
 2019年1月1日付け、覇王樹社・刊。
 なお僕の歌6首・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、12月27日の記事
「歌誌「覇王樹」1月号より(1)僕の歌(1)」より、しばらく毎日、少しずつアップしてゆくので、横書きながらご覧ください。
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 県内にお住まいの詩人、神子萌夏さんが、新詩集「雪待ちの庭」を贈ってくださった。
 彼女は、僕たちの同人詩誌「群青」(34号で終刊)の仲間だった時期がある。長く透析を受けたが、ご夫君より腎移植をして成功し、活発に活動している。

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 メルカリを通して、「富永太郎詩集」(創元文庫)が届いた。注文した後に推測できたのだが、1951年・刊の本文ヤケのきつい本だった。2,222ポイント(内、メルカリのサービス・500ポイント)も使う必要があったか。
 富永太郎は名前のみ知る詩人で、詩を読んだ事がなかった。
 蔵書に彼の詩がないか、少し調べてみた。新潮社「日本詩人全集(33)昭和詩集(一)」には、6編の詩と略歴が載るのみだ。しかし、筑摩書房「現代日本文学大系 93 現代詩集」には、「富永太郎詩集」があり、文庫本と同じく詩集と習作詩集が載っている。
 結局、文庫本の価値は、翻訳詩集と断簡・書簡抄、中原中也・小林秀雄の短文と大岡昇平の解説のみである。創元選書「富永太郎詩集」が、全集に近いらしい。富永太郎は年譜に依れば、1925年、25歳の夭逝だった。



 


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 今月12日の記事「届いた3冊」で報せた内、清水素子さんの歌集「生の輝き」を読み了える。
 なお前記事で、お名前の漢字を間違えて、失礼致しました。すでに訂正してあります。
概要
 2017年11月、覇王樹社・刊。「覇王樹」代表の佐田毅氏の序文、365首、あとがき、経歴を収める。
 題字も佐田毅氏による。
 「清水素子経歴」に拠ると、1983年、早稲田大学文学部大学院博士課程修了。前年の結婚、1985年の長女出産を経て、1999年、「覇王樹」投稿会員となる。2007年、「覇王樹」同人に昇格。2008年、博士(学術)の学位を取得。
 「覇王樹」誌への投稿・掲載が、生活・研究の安定をもたらしたようだ。
感想
 古典和歌の研究者だが、作歌は新かな・現代文法で、口語短歌の道を歩んだ。
 父の死、東日本大震災を経ながらも、持ち前の向上心と周囲の支えで、研究を続け、仕事を続け、短歌を続けてきたようだ。

 佐保川、東京マラソン(実地見物で)を詠んだ、珍しい歌もある。
引用
 以下に7首を引用する。
やわらかな陽射しをあびる桜道列車から抜け歩みゆきたし(いわきの四季・春)
建立は江戸期以前と聞く寺の人影もなく古刹を保つ(いわき九品寺)
賑やかで人喜ばすこと好きな父の生き方このごろ思う(父の死)
夫は言う小さいことを気にかけず心大きく持てよと我に(夫の言葉)
JR不通の夜に立川で知人が泊めてくれる嬉しさ(東日本大震災)
佐保川は思いがけなく細い川騎馬なら渉って行ける浅さで(佐保川)
がんばれの声と口笛起こるなか走者の視線は遠くを見ている
(東京マラソン)




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