同人詩誌
僕のソネット「アンケート」
文学フェスタで頂いた3冊を紹介する
今月1日(第1日曜日)に、福井県ふるさと文学館・主催の文学フェスタが催された。
キネマ上映、文学講座もあったようだが、僕は県立図書館エントランスホールで催された、県内文学同人誌ブースにのみ寄った。
僕の所属する同人詩誌「青魚」No.93を10冊、代表のT兄より渡される。僕が発送担当の3冊を含む。
B5判、2段組み、40ページ。2020年11月1日・刊。
僕はソネット(韻は踏んでいなく、4連14行の詩)4編を寄せた。本誌の感想と僕のソネットを、いずれアップしたい。
同人詩誌「果実」同人のKFさんより、「果実」83号を、僕より催促して頂いた。県内の教員経験者を主な同人とする。
B5判、詩・1段組み、散文・2段組み。47ページ。2020年11月・刊。
短歌結社「百日紅社」のブースより、歌誌「百日紅」の最新・9月号を頂いた。僕は詩のほかに、短歌を詠んでいるからである。
A5判、2段組み、26ページ。2020年9月1日・刊。
上の3つのブースのほか、川柳誌「番傘」、5行歌のブースもあったが、あまり関心を持てないので素通りした。朝10時頃に着いて、10時半には帰途に就いた。
キネマ上映、文学講座もあったようだが、僕は県立図書館エントランスホールで催された、県内文学同人誌ブースにのみ寄った。
僕の所属する同人詩誌「青魚」No.93を10冊、代表のT兄より渡される。僕が発送担当の3冊を含む。
B5判、2段組み、40ページ。2020年11月1日・刊。
僕はソネット(韻は踏んでいなく、4連14行の詩)4編を寄せた。本誌の感想と僕のソネットを、いずれアップしたい。
同人詩誌「果実」同人のKFさんより、「果実」83号を、僕より催促して頂いた。県内の教員経験者を主な同人とする。
B5判、詩・1段組み、散文・2段組み。47ページ。2020年11月・刊。
短歌結社「百日紅社」のブースより、歌誌「百日紅」の最新・9月号を頂いた。僕は詩のほかに、短歌を詠んでいるからである。
A5判、2段組み、26ページ。2020年9月1日・刊。
上の3つのブースのほか、川柳誌「番傘」、5行歌のブースもあったが、あまり関心を持てないので素通りした。朝10時頃に着いて、10時半には帰途に就いた。
同人詩誌「果実」82号を読む
県内と東京都の1人の詩人を同人とする詩誌、「果実」82号を読み了える。
到着は、今月9日の記事、同人詩誌2種が届く、で報せた。リンクより、過去記事へ遡れる。
9名19編の詩、5名5編の随筆を収める。作品によってランダムに掲載する試みを行ったが、詩人ごとにまとめて何編か掲載する編集に戻った。
W・本爾さんの「年賀状」は、子~亥の12の干支を追って書かれた。数え歌的な詩を僕は好まないが、真実を衝いた節がある。
N・昌弘さんの「世代」は、老母を描いて、「…世間の物音は敏感に/…社会の本当は見えるらしい」とその賢さを讃えるが、末行の「ああ おそろしや おそろしや」は余分ではないか。
K・八重さんの「口紅」は、母の香港土産にもらった、残り物のオレンジの口紅が似合うようになったと、年月の深さを思わせる。
T・篤朗さんの3編は、生きるとは、いかに生きるか、を問うて真剣である。
K・不二夫さんの「ドコカガチガウ」は、山中の散策に若かった時との違いを感じ、自分と社会の変遷の故かと、「ちがう ドコカガチガウ」と悲傷する。
到着は、今月9日の記事、同人詩誌2種が届く、で報せた。リンクより、過去記事へ遡れる。
9名19編の詩、5名5編の随筆を収める。作品によってランダムに掲載する試みを行ったが、詩人ごとにまとめて何編か掲載する編集に戻った。
W・本爾さんの「年賀状」は、子~亥の12の干支を追って書かれた。数え歌的な詩を僕は好まないが、真実を衝いた節がある。
N・昌弘さんの「世代」は、老母を描いて、「…世間の物音は敏感に/…社会の本当は見えるらしい」とその賢さを讃えるが、末行の「ああ おそろしや おそろしや」は余分ではないか。
K・八重さんの「口紅」は、母の香港土産にもらった、残り物のオレンジの口紅が似合うようになったと、年月の深さを思わせる。
T・篤朗さんの3編は、生きるとは、いかに生きるか、を問うて真剣である。
K・不二夫さんの「ドコカガチガウ」は、山中の散策に若かった時との違いを感じ、自分と社会の変遷の故かと、「ちがう ドコカガチガウ」と悲傷する。
同人詩誌「青魚」No.92を読む
僕の属する同人詩誌「青魚」No.92を読み了える。
到着は、今月9日の記事、同人詩誌2種が届く、で報せた。リンクより、関連過去記事へ遡れる。
「青魚」はB5判、目次より後書まで含めて、37ページ。2段。
僕はソネット「ブロック」、「クーデターか亡命か」、「ボケの自覚」、「古書店興亡」4編を寄せた。ネットで公開する時もあるだろう。
冒頭はY・英一さんの追悼文「ハインライン氏の訃報を知って」2ページである。アメリカの旧友の死を嘆いた。
T・幸男さんは4編を寄せるが、内2編は既刊詩集からの再掲である。僕と同じく、詩想が溢れないらしい。
新参加のS・沈潜さんは戯話めいて深刻な「アイコ」を寄せた。代表、T・晃弘さんと同じく、老年大学に学んでいるA・信子さん、H・喜代子さん、K・文子さん、T・育夫さんも家族を描くなど、元気である。
T・晃弘さんの追悼文「詩友、鎌数学を悼む」は、「青魚」創刊同人の鎌数学さん(寺の住職だった)の死を悼んでいる。
A・雨子さんの長い散文の連載は、今回は「慶太郎さん」11ページである。家族親族・同級生らを回顧して、当人には手応えがあるのだろう。
詩の困難な時代に各人、向かう態勢が少しずつ違ってきたようだ。
到着は、今月9日の記事、同人詩誌2種が届く、で報せた。リンクより、関連過去記事へ遡れる。
「青魚」はB5判、目次より後書まで含めて、37ページ。2段。
僕はソネット「ブロック」、「クーデターか亡命か」、「ボケの自覚」、「古書店興亡」4編を寄せた。ネットで公開する時もあるだろう。
冒頭はY・英一さんの追悼文「ハインライン氏の訃報を知って」2ページである。アメリカの旧友の死を嘆いた。
T・幸男さんは4編を寄せるが、内2編は既刊詩集からの再掲である。僕と同じく、詩想が溢れないらしい。
新参加のS・沈潜さんは戯話めいて深刻な「アイコ」を寄せた。代表、T・晃弘さんと同じく、老年大学に学んでいるA・信子さん、H・喜代子さん、K・文子さん、T・育夫さんも家族を描くなど、元気である。
T・晃弘さんの追悼文「詩友、鎌数学を悼む」は、「青魚」創刊同人の鎌数学さん(寺の住職だった)の死を悼んでいる。
A・雨子さんの長い散文の連載は、今回は「慶太郎さん」11ページである。家族親族・同級生らを回顧して、当人には手応えがあるのだろう。
詩の困難な時代に各人、向かう態勢が少しずつ違ってきたようだ。
同人詩誌2種が届く
同人詩誌「角」第52号を読む
N・としこさんに贈られた、同人詩誌「角(つの)」第52号を読み了える。
入手は、今月10日の記事、入手した2冊を紹介する(8)で報せた。リンクより、関連過去記事へ遡り得る。
2020年1月30日、角の会・刊。52ページ。
B5判、詩は1段組みと贅沢な詩誌である。県内の他の詩誌では、A5判2段、B5判2段の場合が多い。
また同人は、若狭から始まって、県内、東京都に及んでいる。
K・悦子さんの「手をつなぐ」では、「手」を媒介として、目に見えない関係を描いた。
T・尚計さんの「ゆきち」は、ペットのハムスターの悲劇から、末尾の諧謔に希望が見られる。
T・常光さんの「デシベルの風」は、誰も詠わなくなった福島原発事故を、想像によって(恐らく正しく)詩化し続けている。
関章人さんの詩集「在所」の評を、N・としこさんが2段組み4ページに渉って、明晰に展開した。
映画評論・演劇を手掛けるY・勝さんが、仲間二人とのフランス・イタリア旅行の報告を、3段10ページに渉って述べている。昔日の外国映画の舞台を初めて実視できて、満足そうである。
入手は、今月10日の記事、入手した2冊を紹介する(8)で報せた。リンクより、関連過去記事へ遡り得る。
2020年1月30日、角の会・刊。52ページ。
B5判、詩は1段組みと贅沢な詩誌である。県内の他の詩誌では、A5判2段、B5判2段の場合が多い。
また同人は、若狭から始まって、県内、東京都に及んでいる。
K・悦子さんの「手をつなぐ」では、「手」を媒介として、目に見えない関係を描いた。
T・尚計さんの「ゆきち」は、ペットのハムスターの悲劇から、末尾の諧謔に希望が見られる。
T・常光さんの「デシベルの風」は、誰も詠わなくなった福島原発事故を、想像によって(恐らく正しく)詩化し続けている。
関章人さんの詩集「在所」の評を、N・としこさんが2段組み4ページに渉って、明晰に展開した。
映画評論・演劇を手掛けるY・勝さんが、仲間二人とのフランス・イタリア旅行の報告を、3段10ページに渉って述べている。昔日の外国映画の舞台を初めて実視できて、満足そうである。