風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

回想記

 村上春樹の回想記(そう呼ぶべきだろう)「ネコを棄てる」を読み了える。
 入手は、10月22日の記事、dポイントで3冊を買う、にアップした。



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 僕は村上春樹の本を、小説なら新刊単行本を、エッセイ集等は文庫本で、あるいは古本で買って読んでいた。この「猫を棄てる」は、手持ちのdポイントもさりながら、文庫化を待てなかった。あるいはメルカリで安く出ていたかも知れない。

 副題の「父親について語るとき」は文章として完結していない(「走ることについて・・・」というエッセイ集は読んだ)が、帯文の「時が忘れさせる・・・」に繋がるかと想像する。

 この回想記で亡くなった父を語りながら、彼は何を言いたいのだろう、と思った。結局は父の晩年、「父との関係はすっかり疎遠になってしまった。・・・いろいろとややこしいことが持ちあがり、関係はより屈折したものになり、最後には絶縁に近い状態となった。」父の死の床で、和解している。
 父と映画を観に行ったり、野球観戦に行った思い出は羨ましい。僕は父と娯楽の思い出がない。家業の農林業の手伝いに関わる思い出だけだ。


 僕は父の経歴に関心がなく、家系や従軍時代の仔細を調べようと思わない。1度だけ、新兵の話をしてくれただけだった。僕の父が亡くなって15年か、嫌な思い出も薄れて、僕の結婚、家土地に尽力してくれた、良い思い出だけが残る。僕の夢に亡き父母が現れないので、薄情なのかも知れない。

 村上春樹がこの回想記を書きなずみ、猫を棄てに行った挿話から書き出すと、書きやすくなったという。彼の物語作家の才能だろう。





 KIndle本の「開高健 電子全集」特別限定無料版より、短編小説集「珠玉」の「掌のなかの海」を読み了える。
 入手は、今月19日の記事、入手した3冊を紹介する(10)にアップした。


 「掌のなかの海」は、回想記風に始まる。作家デビューした作者が、焦燥のあまり寄るバーで、高田先生と呼ばれる老人と知り合う。高田老人は医師だったが、スキューバダイビングの用意をして行方不明となった一人息子を探して、日本各地のポイントを追ったが無駄で、海を墓守の心境で暮らそうと、船医になる。
 作家は誘われて下宿を訪い、飲み直す。先生は「さびしくて、さびしくて、どうもならんです」と泣き出し、大泣きとなる。
 僕は作家の筆力に感心するが、内容は感心しなかった。人生でもっと苛酷な体験をした人は多い、と思っているからである。
バー
写真ACより、「バー」のイラスト1枚。



 森絵都の紀行文集「屋久島ジュウソウ」を読み了える。
 到着は、今年6月19日の記事、届いた5冊(2)にアップした。しばらくお蔵入りしていた。



 森絵都の本は、「つきのふね」など数冊をブログ記事にアップしているので、関心のある方は検索してください。


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 「屋久島ジュウソウ」は、集英社文庫、2009年2月25日・刊。
 「屋久島ジュウソウ」と14編の「slight sight-seeing」を収める。

 初めの「屋久島ジュウソウ」では、「私」を含めて5名の仲間と、現地のガイドの、3泊4日の旅である。出発以前から不安になったり、ハイとウツを繰り返しながら、縄文杉や黒味岳を堪能する。登頂や美景でハイになり、登下山の苦しみでウツになりながら、無事、エッセイのための旅は了えられる。
 「ジュウソウ」とあるのは、「重装」と思っていたのが「縦走」だったからである。

 「slight sight-seeing」は、彼女の海外旅行の回想記である。
 旅行鞄から始まって、「海外でキレるとき」を含め、彼女の拘り多い各地の海外旅行が語られる。海外旅行の経験が1度もない僕は、わくわくしながら読んだ。彼女の術中だろう。


 最近に入手した3冊の本を紹介する。
 入手した本として、結社歌誌を除き、先の10月29日の記事、入手した2冊を紹介する(7)以来である。



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 永田和宏の回想記「歌に私は泣くだらう」。新潮社、2012年7月20日・刊。定価:1,300円+税。
 ある読書会に新しく参加する予定で、11月の選定図書である。
 メルカリで古本を、所持ポイントと325円で買った。
 文春社の「たとへば君 四十年の恋歌」を単行本と文庫本と2度読んだが、いずれも人に譲ったようだ。

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 三浦哲郎のエッセイ集「おふくろの夜回り」。
 2010年9月10日、2刷。定価:1,619円+税。メルカリで540円。
 帯のコピーに惹かれて購入したが、足掛け30余年の短いエッセイ47編だった。生前版。
 この後にも彼の本は出版されている。

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 先日、車で郊外の書店「KaBoS ワッセ店」へ出掛けて、ネット関係で今1番要りそうなガイド本を買った。
 「できるWindows10 パーフェクトブック 改訂4版」。2018年12月21日・刊。
 定価:1,480円+税。dポイントを1部使った。
 971項目を収めるというが、短い説明(半ページ、4分の1ページ)が多く、解りにくい。同系の改訂2版と共に、参考にしたい。




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