今月22日に、ダウンロードを報せた3冊の内、安藤広重「東海道五十三次図絵」を観了える。


東海道五十三次図絵
Kindleアーカイブ
2014-10-28


 国立国会図書館・蔵の本より、修正を最小限に抑えたため、表紙や絵の一部に傷みがある。
 予告通り、デスクトップパソコンで観たけれども、今はそのパソコンで執筆しているので、タブレットを繰りながら、また集英社のヴァンタン版も参照しながら、書いてゆく。
 まずこの「東海道五十三次」は、ヴァンタン版に収める保永堂・版(歌川広重・画)とは別物である。
 この安藤広重・画の浮世絵集では、青、茶、灰色のヴァリエーションを主にした配色である。降雨は黒の斜線で描かれており、情緒はあるが、不自然である。
 旅をする女性連れの場面が多い。当時のグラビア写真の代わりであろうか。そういえば美人画(実在、架空を含めて)も1大ジャンルだった。春画さえ多く描かれた。
 僕はヴァンタン版を初めに観たせいか、ヴァンタン版の「東海道五十三次」の方が馴染みやすく、わかりやすい。

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写真ACより、「建築」のアイコン1枚。