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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年5月号を、ほぼ読み了える。
 特集の「わからない歌の対処法」について。発端は服部真里子の「水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしをめぐるわずかなる水」に対し、小池光が「まったく手が出ない」と批判した所からである。
 僕は、この歌はよくわかる、と思う。「水仙の花が(揺れて)会話しているようだ。それを盗み聴こうと、からだを傾けると、水仙の葉茎の水と呼応するかのように、わたしの中の水が(揺れるように)感じられる」という受け取り方である。わからないのは、最近の歌を読んでいないか、教師生活が長かったためだろう。
 高野公彦インタビュー(聞き手・栗木京子)「ぼくの細道うたの道」は第12回に至り、最終回である。小高賢と夫人の逝去、同人歌誌「棧橋」の終刊、新歌集「無縫の海」などを巡って、語っている。次号には20の質問への答えを載せるという。