風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

感性

 岡山大学短歌会の歌誌、「岡大短歌」7号をほぼ読み了える。
 到着は今月1日の記事、届いた4冊(4)にアップした。


 「外大短歌」9号と同じく、ツイッターのメッセージで注文し、指定口座に代金を振り込むと、爽やかに対応してくれた。

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 2019年7月15日・刊、61ページ。頒価:400円。
 8首連作が10名に上る。山崎放代、雪舟えまらの1首を評する「1首評」が5首(各1ページ)に渉る。1首評は読まなかった。若い観念が苦手だからだ。
 更に20首連作3名、30首連作1名がある。詠い手は、8首連作作者と重複するけれども。
 岡山大学卒業生の歌人との、作品と書簡の往復が2組あり、幸福な状況だと思う。


 以下に3首に寸評を付す。
 O・こみちさんの「波のリズム」8首より。
あなたは海を例えない 言葉ではなくきらめきで理解する人
 理知ではなく、感性で理解する、若い世代を表すようだ。
 F・悠陽さんの「ホワイトチョコは十二回だけ甘い」20首より。
しんとして西公園の藤棚は枯れた あなたもどこかで生きる
 甘い恋の歌も載る中で、これは失恋、少なくとも別離の歌である。
 M・航さんの「果て」15首より。
嫌いだからヤギ滅ぼしてくれますか それと抱きしめてもらえませんか?
 冗談めかして、青年の本音を表すようだ。

 短歌に交遊に打ち込める事のある青春は良いけれども、勉学を忘れないでください。







 6月26日(第4水曜日)、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会B第34回を持った。
 僕は5月18日の記事、同A第56回に次いで、定刻9時半に30分の遅刻をした。前日に用意をして置きながら、目覚まし時計が鳴らず、Mさんの電話で起きたからである。
 同B第33回は、先の5月31日の記事にアップした。

 平謝りをして、アイスコーヒーを注文した。宮柊二の長歌に曲を付けた歌曲のCD「朱鷺幻想」を含め、歌誌・他の貸し借り、返却をした。
 短歌研究会Bは、岩波文庫「宮柊二歌集」(宮英子・高野公彦・編)の読み込みである。歌集を出掛け際に忘れた僕は、Tさんに文庫本を借り、TさんとMさんが2人1冊を参照した。

 今回は、170ページ、歌集「藤棚の下の小室」(1972年・刊)の1963年、「編輯会の夜」より入る。
「編輯会の夜」の章より。
 2首めの「先生を蔑(なみ)する若き」の「先生」は、明らかに宮柊二の師・北原白秋を指す。
 3首めの「悲しみ」、4首めの「痛ましき」、また飛んで172ページ「肥後、南関町外目」1首めの「こころ寂しも」など、感性が強い歌人だったのだろうと、Mさんが感想を述べた。
「昨日今日」の節より。

 2首めの上句「追ひすがり追ひ迫りつつ」は、歌業を含めて生活に追われ、「憩ひさへ」ないと詠んだのだろう。
 3首めの上句「家の者いまだ目覚めず」は、深夜の執筆を了えて、早朝だったのだろう。
「日常断片」の章より。
 1首めの下句「蛇ながながと草に居りたり」の蛇は、子供たちに殺されたのかと僕は思ったが、「ありたり」では無いので生きているのだろうとTさんが述べ、僕は納得した。
 4首め(172ページ)の、「歌詠むは悲しと思ひ詠まぬより浄しと思ひ歌を思ふ夜」の1首は、Mさんが心境にぴったりだと述べた。
「牡丹の寺」の節より。
 1首めの初句「蹴速(けはや、「蹴」は旧字)碑の」の「蹴速」は、日本書紀の当麻蹴速(たいまのけはや、相撲の神様)らしい。結句に「当麻寺(たいまでら)みち」とある。
「埋骨行」の節より。
 3首めの第4句「生死(しゃうじ)乗せつつ」の「しゃうじ」は仏教語で、生活語の「せいし」と異なり、短歌に親しいとTさんが述べた。

 174ページの1首め(上の歌)で、研究は30分ながら、10時半で了えて、雑談に移った。文庫本の歌集編の半ばに至った事に、お互い感慨深かった。次回の日程を決め、10時40分頃に散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。



 今日2回目の記事更新です。
 このブログの投稿が、そろそろ1,000回を越えているのではないかと、調べてみると、2月20日付けで1,005投稿だった。
 調べ方はライブドア・ブログで「マイ・ページ」→「基本設定」→「利用状況」→「ブログの投稿情報」の最下段「これまでの投稿数」に明示される。
 本格的に運用を始めた、2016年9月3日の記事、
「ブログを移転します」より29ヶ月余、約890日での達成である。
 記事更新を休んだ日もあるが、ほぼ毎日更新で、1日2回更新の日も多い。
 前ブログ「サスケの本棚」が、9年5ヶ月で3,075投稿だったので、それに比べて少し速い。
 1日の2記事目の投稿に、昼食の公開(
今日の昼食を公開します(10)より、遡れる)や、お八つの公開(僕のお八つを公開します(5)より、遡れる)が多かったが、最近は上品に花の紹介などが多い。反省というか、感性の上昇は自然だとうそぶいたりして、迷っている。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。



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