風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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推敲

 メンバー3人の短歌研究会A・5月歌会が、2021年5月18日、Mr・ドーナッツ・ワッセ店で持たれた。いつもの橘曙覧記念館の会議室が、催事で使えない、という事だった。
 先の4月歌会は、4月17日の記事にアップした。


 10時の開店を待って3人で店内に入り、ドーナッツ・飲み物を受取り、小テーブル3つの配置を少し替えて密接を避け着席した。途中、飲食タイムを除き、マスク着用。
 歌誌等の貸し借り・返却の後、お互いの詠草の検討に入った。
Mさんの12首より。
 4首めの結句「昼の月あり」が自身でも不満だったようで、「昼の月浮く」にするよう、僕が奨めた。
 9首めの下句「受付の人優しき声に」を、「優しき声の受付の人」にするよう、僕が奨めた。他に何ヶ所か。
Tさんの8首より。
 1首めの上句「村祭りの夜店に並んだ」の字余りを、自身でも気にする風だったので、「夜祭の店に並んだ」を、僕が提案した。
 4首めの4句「姥
(うば)の家を」が字足らずなので、自身で「媼(おうな)の家を」に推敲した。他に1ヶ所。
僕の10首より。
 1首めの2句3句「不機嫌のもと辿りゆき」が、自分が不機嫌かと取られたので、自分で「妻の不機嫌たどりゆき」と推敲した。
 9首めの上句中句「春晩く細胡瓜漬け珍しむ」を、春遅くには胡瓜が出回っているとのMさんの指摘で「春早く」に、また2句目は「胡瓜漬けもの」になった。他に何ヶ所か。

 1時間経て検討会は早めに済ませ、僕の今期1ヶ月の80首弱のプリントを2人に渡し、散会した。僕は近くの書店、KaBoSワッセ店へ向かった。
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 写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。



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 通常10時開始のところ大雪のため、10時半よりメンバー3人が、橘曙覧記念館の会議室に集まって、短歌研究会A・12月歌会を開いた。これまで第〇回として来たが、見送りの月があり、〇月歌会と称する。
 10月、11月と、僕の臀部痛や相方の都合で見送ったので、3ヶ月ぶりの歌会である。僕は12月11日にS病院で再検査を受け、担当医師は早めに入院してほしそうだったが、この歌会(第3木曜日)の過ぎる、21日(第3月曜日)まで待ってもらった経緯があり、大雪などに負けられない。

 前回の9月歌会は、9月15日の記事にアップした。


 10時半前に会議室に入ると、TさんとMさんは既に暖房(ただしドアは開け放し)等の用意をして、間隔をとって着席していた。歌誌、歌集の貸し借り、返却のあと、3人の詠草の検討に入る。
Mさんの11首より。
 1首めの上句「ひと本の柚の木今年数多成り」を、僕は「ひと本に柚の実あまた今年成り(生り?)」にするよう、奨めた。
 9首めの2句「さすがに老には」を、「さすがに老に」にするよう、Tさんが奨めた。他に何ヶ所か。
Tさんの5首より。
 1首めの下句「冬田にしづかに群るるこはくてう」を、自ら「冬田に群るるこはくてう静か」に推敲した。
 4首めの2句「師の病みます」が字足らずなので、僕はやや安易だが「師の病みゐます」にするよう奨めた。あと何ヶ所か。
僕の10首より。
 4首めの結句「部屋の傍えに」を、「部屋の傍えの」にするよう、Tさんが奨めたが、持ち帰り検討となった。
 8首めの4句より「間食に飲む」が引っ掛かるので、「食あいに飲む」に自分で推敲した。他に何ヶ所か。

 検討会のあと、僕の今期1ヶ月分の110首プリントを2人に軽く読んでもらい、感想をもらった。また前日に僕が作成したばかりの、「2020年版 方言集 ー福井市とその近辺ー」(+17語、計550語)のお披露目をした。2人には後ほど、プリントを差し上げる予定。
 次回1月歌会への参加は、入院期間によって難しいが、また連絡すると僕は告げた。
 11時半頃に散会した。
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 庭の雪を被ったサザンカの写真1枚。

 
 
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 12月20日9時半よりの、喫茶店での短歌研究会A第63回に、僕はまた遅刻した。6時頃にいったん目覚めたのだが、まだ大丈夫と2度寝をした。目が覚めたのが、9時25分。慌ててMさんのスマホのSMSに、遅れる旨を告げた。
 じつは僕は、今月12日の記事、3つの買い物で報せたように新しく目覚まし時計、PYXISを買い、作動テストをし、前夜には8時半の目覚ましをセットしたのだ。次第に音が大きくなる機能だが、それでも目覚めなかった。少し音が小さめなのと、1定分が過ぎると、鳴り止んでしまうらしい。万一、当人が不在の場合を想定してだろう。

 9時50分に喫茶店に着き、TさんとMさんの2人に謝り、ブレンドコーヒーを注文した。
 歌誌の貸し借り、返却、雑誌の贈呈などのあと、短歌研究会A第63回に入る。同・第62回は、先の11月20日の記事にアップした。



 短歌研究会Aは、お互いの詠草の検討会である。
Mさんの11首より。
 9首めの2句「遠吠へのごと」は、「吠ゆ」の連用形なので、「吠え」となると僕が指摘した。
 10首めの初句「心を病む」は、弟さんが心臓を病んでいるとの事で、原形は神経症と取られるので、自分で推敲する事になった。他に何ヶ所か。
Tさんの12首より。
 4首めの2句「上げて来る」の「来る」は、「きたる」と読んでもらう積もりだったが、口語の普及した現状では、「来たる」と表記して、字足らずながら納める事になった。
 11首めの下句「いつもの暮らしがまた始まりぬ」では、上句に字余りが2つあるので、「が」を省く事をMさんが奨めた。他に何ヶ所か。
僕の10首より。
 1首めの上句「通帳の見つかり妻へ」の「の」を「が」にするよう、Tさんが奨めた。
 3首めの4句より「芳い香に」と書いて、「芳い」を「よい」と読んでほしいが、無理があるだろうかと僕が問うと、Tさんは「よい」と読んだと答えてくれた。ルビを振る可不可も含めて、教えてもらった。他に何ヶ所か。


 僕の持参した今期1ヶ月の90首余のプリントは、僕の遅刻のせいで、11時近くになっており、2人には持ち帰って読んで貰う事になった。12月の短歌研究会Bは年末が忙しくて1回飛ばす事にして、来年1月の短歌研究会Aの日程を決め、散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


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 12月18日(第3火曜日)朝9時半に、メンバー3人が喫茶店に集まり、短歌研究会A第51回を持った。
 先の11月17日の記事、
同・第50回に次ぐ。
 MさんとTさんはアメリカンコーヒーのモーニングセット、僕はブレンドコーヒーのモーニングセットを頼んだ。セットの来る前に、歌誌の貸し借り、新号の見せ合い(所持者がまだ読み了えていないため)をした。セットを食べつつ近況報告。

 そのあと研究会に入る。研究会Aは、お互いの詠草の検討である。
Mさんの8首より。
 中下句「茜雲に突き刺すごとくかりがね渡る」の3句を「茜雲を」にするか、4句を「突き入るごとく」にするよう、僕が提案した。
 初句「娘を訪はば」を「娘を訪へば」にするよう、Tさんが奨めた。他に何点か。
Tさんの9首より。
 3、4句「山茶花のその真白きの」は「の」が続くので、「真白きが」を提案する。後に「真白きは」が良いと気づく。
 2句「まだ陽のある」が字足らずなので、「まだ陽の残る」を提案して、納得して貰えたようだ。他に何点か。
僕の10首より。
 中句下句「出掛けたが眠っていてくれた五時間」の4句が字足らずとの指摘を受けた。後に自分で「出掛ければ眠ってくれた五時間ちかく」と推敲してみた。
 上中句「かの人は一ヶ月余ぶり更新の」の2句を「ひと月余ぶり」にするよう、Tさんが奨めた。その場では反発したが、「かの人は」と和語で始まっているので、提案通りの方が良い、と後に思い直した。他に何点か。


 検討を了え、僕の今期1ヶ月分の詠草、50首程を2人に読んで貰い、感想を貰った。
 12月の研究会B(岩波文庫「宮柊二歌集」の読み込み)は、忙しくなるので1回休む事にして、1月の短歌研究会Aの日程を決め、11時頃に散会した。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。



 
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