風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

救われた

 昨日の2回目の記事更新のあと、気が引けてHPの記事を更新していました。
 画像も付けて、完成、という時に消失しました。
 スタートボタンより、検索しても判りません。別室の妻(パソコンに関して、僕より詳しい)を呼んでも、引き出せません。
 夕食を摂って気持ちを落ちつけ、この「風の庫」の更新を休もうか、以前の詩(福井新聞に掲載済み)でも載せて、逃げを打とうかと思いました。
 しかし気になるので、HPの管理画面から、「記事を書く」欄を開くと、「公開していない記事がありますが、復元しますか」の1行が現われました。もちろん、復元です。妻の方へ「やった!復元した!」と叫んだのち、記事の体裁を確認し、公開しました。
 それが
「書類の始末と文庫本カバー」という記事です。作り話ではありません。
 この「復元しますか」に救われた事は、今回だけでなく、以前にも2、3回ありました。
 以上もって、今日の記事とします。
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写真ACより、「ハッピー気分」の1枚。実際はドキドキですけれども。


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 Amazonより予約購入した、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2018年9月号を、作品中心に読み了える。
 本の到着は、今月18日の記事「(同)が届く」にアップした。リンクより、8月号の感想へ遡り得る。
 特集「短歌の物語性」の総論、大井学(以下、1部を除き、敬称略)「内包と外延」では、歌に関わる情報の必要性(歌を読む際の)が書かれるが、世俗的な過度の情報は、歌の読み取りの妨げになる、と言いたげである。
 佐田公子さん(僕が所属する結社歌誌「覇王樹」の編集人)の「歌物語・歌語りの世界」を読むと、「歌徳説話」を読みたくなる。歌の始めに救われた思いを持ち、救われて来たと感じるからである。
 作品群では、日常生活を詠んだ、底意の無さそうな歌が、危ないと思う。無党派層みたいなもので、どちらへも流れ得る。
 巻頭30首の、今野寿美「涙を洗ふ」より、1首を引用する。
騙されるわけにはゆかない騙されるはうが悪いと言はれかねない
 前後の歌より、反権力の1首である。ここまで書いてしまえば、後へ引けないだろう。
 インタビュー「水原紫苑 聞き手=佐佐木定綱」や講演録「ザ・巨匠の添削「北原白秋」高野公彦」を読むと、彼等が歌に就いてどう考えているか、多くの事がわかる。
 商業出版社を通さない歌の伝播が、もっと多くなってほしい。



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