風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

新刊

 7月18日(第3土曜日)に、県内にお住いの詩人、赤木比佐恵さんの贈って下さった作詞・楽譜集「ミッドナイト ララバイ」が届いた。
 彼女には4冊の詩集、この本を含めて2冊の楽譜集があり、最新詩集「一枚の葉」は、2018年3月29日の記事にアップした。



IMG_20200720_0001
 赤木比佐恵さんの作詞した労働歌37曲の楽譜を収め、A4判、114ページ。表紙絵は、アンコールワットの女神である。
 僕は既に返礼の葉書を出した。僕は楽譜を読めないこと、でも大事にする、との旨を。それと現役の辛かった時期に詠んだ短歌、2首を添えて。


IMG_20200720_0002
 村上春樹の短編小説集「一人称単数」が出版された。僕はAmazonに予約注文して、本は7月19日(第3日曜日)に届いた。2020年7月20日、文藝春秋・刊。8編を収める。
 村上春樹の小説は久しぶりで、新作は2017年3月5日に記事アップした、「騎士団長殺し」2部以来である。



 もちろん文芸誌「文学界」の2018年7月号以来、順次発表されたが、雑誌を買って読むまでの熱狂的ファンではない。新刊の単行本を買う作家は、村上春樹の小説のみだが、エッセイ集などは文庫本化を待ちたい。




 砂子屋書房・現代短歌文庫(104)「続 藤原龍一郎歌集」より、未刊歌集「『ノイズ』抄」を読み了える。
 今月5日の記事、
同より「切断」を読む、に次ぐ。
概要
 この短歌文庫・当時、未刊歌集だったが、後に歌集に収められたか、はっきりしない。
 「切断」の後の刊行歌集は「東京式」(1999年、北冬舎・刊)である。検索すると、半年の日録と短歌を収めた本らしいので、違う気もする。ただし「抄」とあるので、日録だけを除いた歌集かとも思ったが、引用歌などからは、違うようだ。
感想
 新刊2冊本を買った楽しみ、ITシステムの全容を誰も知らずに使っている危うさ(今に続く)、下町の実景などを詠む。
 今の天候異変を予見したような歌、当時のセルフサービス食堂(僕は夜勤の頃に利用した)なども詠まれる。
 実景が幻想へ直に繋がるような作風である。
 現代短歌文庫(正)(続)に、初めより連続の6歌集を完本で収録した、彼の優しさに感謝する。また口語調・新仮名の短歌の先駆者として尊敬する。
引用

 以下に7首を引く。
ミステリの新刊上下二巻本購いあゆむ躁の梅雨闇
システムの詳細を知る誰もなくモバイルのその認識の欝
満員のバス通り過ぎそのあとを街宣車ゆくダウンタウンよ
熱波吹き寒波覆うを言祝ぐべし、そう、この街は兇暴につき
秋に咲く花の名前を憶えんと図鑑ひらけば紙魚死にいたり
寒風は突き刺さるとも真夜中の日比谷公園群れなすテント
歩み来てセルフサービス食堂にヌードルを食む救世主のごとく
0-08
写真ACより、「乗り物」のイラスト1枚。






↑このページのトップヘ