講談社の写真集「日本の天然記念物」(全6巻、A4判)より、第6巻「6 地質・鉱物」(1984年2刷)を見了える。
同「5 植物Ⅲ」は、先の2月7日の記事にアップした。
巻頭の「地質・鉱物の指定」(渡部景隆)に拠ると、大多数が戦前に指定されたものである。
河食では、厳美渓(岩手県)の甌穴が面白い。称名滝(富山県)は、日本最大の瀑布で、秋には紅葉に映える。
海食では、福岡県・芥屋の大門(けやのおおと)が、高さ65メートルもの柱状節理を見せる。
石灰岩地形では、秋芳洞(山口県)・他の石灰洞が、鍾乳石・石筍等とともに年代を思わせる。
火山では、昭和新山(北海道)が新しいが、1945年9月の隆起である。
化石では、新しい貴重な発掘が多いだろうが、天然記念物の指定は少ない。
6冊の「日本の天然記念物」を見了え、次は何の写真集を見ようか。