風の庫

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書肆侃侃房

モーヴ色のあめふる
 Amazonのkindle本より、佐藤弓生・歌集「モーヴ色のあめふる」を購入し、タブレットへダウンロードした。メモに拠ると、今月7日。
 価格は1,000円。kindle unlimitedで追加金無料で買える。
概要
 紙本版は、2015年11月、書肆侃侃房・刊。kindle版は、2016年1月・販売。(Amazonサイトより)。
 佐藤弓生(さとう・ゆみお、女性、1964年~)は、「かばん」所属。
 2001年、「眼鏡屋は夕ぐれのため」50首で、第47回・角川短歌賞・受賞。(Wikipedeiaより)。
動機等
 同じ書肆侃侃房からの「新鋭短歌シリーズ」に、少し物足りなくなっていた。同シリーズには、優れた歌集があるのだろうけれど、サンプル・ダウンロードを繰り返してもいられない。
 それで、その少し年上の「現代歌人シリーズ」より、読んでみようと思った。
 ハイライト機能(蛍光ペンで線を引くようなもの)が無いらしいので、気に入りの歌をノートに書き出しながら読んでいる。
 モーヴ(モーブ)とは、最初の合成染料で、薄紫色(電子辞書版・広辞苑・第6版より)。


 Amazonよりダウンロードしたkindle本・歌集、岸原さや「声、あるいは音のような(百首選)」を読み了える。
 購入、ダウンロードは、今月13日の
同題の記事にアップした。
 元本は、書肆侃侃房・刊の新鋭短歌シリーズの、1冊である。
 電子書籍は紙本よりも読みやすい面があり、抵抗はなかった。タブレットの横長画面に縦書きなので、1ページで多くの量を読める。
 著者略歴には、出身地、卒業大学・学部と、「二〇〇六年、短歌をつくりはじめる。」「二〇〇七年、未来短歌会に入会、加藤治郎に師事。」とあるだけである。
 著者自選の100首であり、自信作ばかりだろう。
 とくに理解できない歌、という作品はなかった。母親が自死したようで、それでも地元を離れた東京都で生活してゆけるのは、短歌の恩恵が大きい、と僕は思う。
 以下に、4首を引く。
浅瀬から浅瀬へ渡る風の舟、うつむいて水、あおむいて空
  (「故郷の母のこころ病みゆく」のあと)
胸にいつか兆していた雲「飛び降りた!」父の電話のうわずった声
  (注:震災詠のようだ)
テレビ避け新聞を避けくちかずのすくないひととすわっていたい
ほんとうは苦しかったと言えばいい野菜室には乾いた葱が
クロッカス3
Pixabayより、クロッカスの1枚。



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