結社歌誌「コスモス」2017年5月号より、作品欄の初めの「月集スバル」を読み了える。
5月号の到着は、今月20日の記事「歌誌2冊が届く」に報せた。
「月集スバル」は、選者及び選者経験者の欄であり、無選歌で各5首が載る。特選欄めいた「今月の四人」欄がある。
僕が付箋を貼ったのは、次の1首。K・紀子さんの5首より。
十代をかたみに知るは二人のみ生きてゐることに先づ杯を上ぐ
少女時代よりの友人は、掛け替えのない人間関係だろう。このように歪んでしまった世界では、心の憩まる少ない場の1つだろう。
同時には「旧友に会ふや健康談義にて大腸カメラの経験談聞く」と隠し立てなく、また「取つ手とれし抽出しのなかにねむりをり数枚残す十代の写真」と少女時代への郷愁もかきたてられたようだ。
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。
5月号の到着は、今月20日の記事「歌誌2冊が届く」に報せた。
「月集スバル」は、選者及び選者経験者の欄であり、無選歌で各5首が載る。特選欄めいた「今月の四人」欄がある。
僕が付箋を貼ったのは、次の1首。K・紀子さんの5首より。
十代をかたみに知るは二人のみ生きてゐることに先づ杯を上ぐ
少女時代よりの友人は、掛け替えのない人間関係だろう。このように歪んでしまった世界では、心の憩まる少ない場の1つだろう。
同時には「旧友に会ふや健康談義にて大腸カメラの経験談聞く」と隠し立てなく、また「取つ手とれし抽出しのなかにねむりをり数枚残す十代の写真」と少女時代への郷愁もかきたてられたようだ。
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。