風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

本阿弥書店

 最近に手許へ届いた2冊を紹介する。
 まず本阿弥書店の総合歌誌「歌壇」2021年7月号が、書店発売日より2日早く、6月12日(第2土曜日)に届いた。郵便の関係だろうか。
歌壇2021年7月号
本阿弥書店
2021-06-14


 同・6月号の感想は、今月3日の記事にアップした。

 リンクより、旧号の感想へ遡れる。

 「水脈」事務局より、詩誌「水脈」70号(30周年記念号)を贈られた。
水脈70号
 「詩人会議」系の県内詩誌である。
 30周年を祝って、巻頭詩、福井県詩人懇話会・代表の祝辞、招待作品3編、4名の感慨の散文、他がある。
 同・69号の感想は、今年1月30日の記事にアップした。

 リンクより、旧号の感想へ遡れる。







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 本阿弥書店の総合歌誌「歌壇」2021年6月号を、ほぼ読み了えた。
 到着は、先の5月17日の記事にアップした。

 リンクより、旧号の感想へ遡り得る。

「歌壇」6月号
 2021年6月1日・付け・刊。169ページ。

 巻頭作品20首詠は、穏やかである。吉川宏志「組織図」で、自分の退職を描いている。もっとも何人を馘首して来たか、と思う。
 小島ゆかり「合鍵」では、改憲が消え、ワクチン接種の始まりによるコロナ禍の収束が見えてか、長閑である。次に1首を引く。
夫は長女をわたしは次女をひいきしてあほらし朝の会話も老いぬ
 夫のアメリカでの挑戦と挫折を仄聞した者には、感慨深い。
 特集の「短歌の中の光と闇」は、宗教めくかと読まなかった。編集部が新しく見つけたテーマだろうけれど。

 特別企画「短歌における話し言葉の効果」は、口語・現代文法の短歌を詠む者として、貴重だった。「サラダ記念日」以降、多くのトップ歌人が口語を取り入れ、ニューウェーブも現れ、口語短歌は認められてきた。擬古典短歌を詠んでいる場合ではない。
 連載「平成に逝きし歌びとたち(18)」は、河野裕子を取り上げている。講壇での髪豊かなカラー写真と共に、30首選が、作品集などで知る歌が多く、懐かしかった。版権の問題だろうか、早い全歌集の刊行が待たれる。

 作品7首より1首を引く。T・公作さんの「Bの鉛筆」より。
この辺が引き際だろう丁寧に頭を下げてゆるキャラが去る
 ゆるキャラブームもいつか去って、引き際の潔さを詠んだ。



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 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2021年5月号をほぼ読み了える。
 到着は、先の4月15日の記事、届いた2冊を紹介する(21)にアップした。



 同・4月号の感想は、4月22日の記事にアップした。


歌壇2021年5月号
本阿弥書店
2021-04-14

 巻頭作品の岡野弘彦は、「バグダッド燃ゆ」の歌集を持つ。また中沢直人の「雨の子午線」には、「テレビには官僚いよよ饒舌に競えり何も答えぬ技を」と、官僚を批判している。安倍政権の退場によって、反権力の古武士の短歌が息を吹き返したか。同・4月号では、惨状に声も出ないようであったが。
 特集Ⅰは、わが結社の推し歌人33人競詠、である。僕の所属する結社の「覇王樹」からは選ばれていない。「歌壇」誌に広告を出していない結社では無理だろう。7首出詠の33人のうち、新かな遣い、口語体の歌人が少なくて、驚いた。歌壇が、特殊な言葉遣いの世界と、世に見られかねない。
 特集Ⅱの、結社誌の推し評論を、僕は読んだけれども、短歌評論は評価されにくい世界である。
 歌壇のピラミッド構造は、少しずつ崩れて来たようである。また評価とは別に僕の歌の源泉はあり、もっと歌を続けてゆこうと思う。
3 (2)
写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。




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 本阿弥書店の総合歌誌「歌壇」2021年4月号を、ほぼ読み了える。
 到着は先の3月20日の記事、届いた3冊を紹介する(11)にアップした。


歌壇2021年4月号
本阿弥書店
2021-03-13

 特集は「連作の組み立て方」だけれども、僕には連作を発表する機会がほとんどない。短歌の賞に応募しないし、同人歌誌、支部歌誌にも属していない。アメブロ「新サスケと短歌と詩」に連作発表の場はあるが、まとめにくい。
 今は危機感の時代を過ぎて、静かな危機の時代だと思う。怒りも嘆きもなく、未来は見えない。
 柳澤美晴の20首連作「石鹸まみれの星」に好い歌があった。
鎖骨のあはひにダイヤは耀けり急所は此処と告げるかのように
 女性らしい、死を賭けた恋への憧れを、詠むようだ。字余り字足らずは多いけれども。「ほっぺたをぱぴぷぺぷうとふくらませ天使も練習するか喇叭の」も優れたオノマトペを発見した。ぱ行の多用を含めて、秀歌である。
1 (3)
写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。




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 最近に手許へ届いた2冊を紹介する。
 3月末か4月初め頃、福井県俳句作家協会・編の「年刊句集 福井県 第59集」が届いた。
 事務局長のO・有峰氏に、毎年通り葉書でお願いしたからである。
年刊句集、福井県

 第58集のしまいの紹介は、昨年5月30日の記事にアップした。


 今年は数えてみた所、374名の参加であり、昨年のちょうど400名に比べて微減であるが、県内の短歌や詩のアンソロジーを、はるかに凌ぐ参加者数である。
 これまでと同様、少しずつ分けてでも、ここに感想をアップしたい。

歌壇2021年5月号
本阿弥書店
2021-04-14

 本阿弥書店より、総合歌誌「歌壇」2021年5月号が届いた。半年ごとに予約購読している。
 同・4月号の感想を、まだアップしていない。到着は先の3月20日の記事にアップした。大手術前だが、気力を振るってアップしたい。





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 最近に手許に届いた、3冊を紹介する。

歌壇2021年4月号
本阿弥書店
2021-03-13

 まず総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2021年4月号が届いた。
 毎月14日頃に書店に並び、直接の通販では14日頃に届くようである。定価:900円(税・送料・込み)。
 僕は数種ある総合歌誌の内、「歌壇」だけを予約購読している。

COCOON  Issue19
 COCOONの会より、同人歌誌「COCOON」Issue19が届いた。3月15日・刊。85ページ。定価:500円(税・送料・込み)。
 結社「コスモス短歌会」の若手歌人(1965年以降・生まれ)を同人とする。


 思潮社の現代詩文庫「辻征夫詩集」を読んでおり、続・同も入手したので、続続・同を買った。現品には帯がある。
 メルカリの新刊書店部門、メルカリブックスより、dポイントを1,281ポイント使った。メルカリではdポイントを使える。妻と共通のポイントだが、期間限定分は僕に使わせてくれる。

 本棚より取り出した本、ダウンロードした本、取り寄せた本、被贈の本など、溜まってきて、順調な読書が難しい状態である。


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 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2021年3月号を読み了える。
 入手は、先の2月17日の記事、入手した4冊を紹介するにアップした。


 同2月号の感想は、1月29日の記事にアップした。


歌壇2021年3月号
本阿弥書店
2021-02-13

 特集は、震災詠から見えてくるもの—東日本大震災から十年、である。
 先日に県立図書館へ行く用があって、雑誌コーナーの思潮社「現代詩手帖」、「短歌研究」、角川「短歌」の各3月号をちら読みしたのだが、いずれも東日本大震災10年の特集で、お祭り騒ぎであった。出版社の「売らんかな」魂を見せつけられるようで、かなり引いた。時事詠、社会詠を越えた、扱いだった。
 巻頭作品4名では、佐佐木幸綱「おれせんぐらふ」が、危機感のなくコロナ禍を4首詠んでいるのみで、愛犬テオとか、日常の倦怠を詠むのみのようだ。
 連載の、平成に逝きし歌びとたち、は竹山広である。僕は彼の全歌集(没後・版)を読んだのだが、後に処分してしまった。惜しい事をした。迫力のある歌群である。旧ブログ「サスケの本棚」に1歌集ずつアップした。


 例によって、作品欄の末の、作品7首より、2首を引く。
もう一度会ひたき人は二、三人車窓の遠くに職場が見える(上田明)
このように表舞台を去るのだと色寂びて立つ曼殊沙華の列(木下のりみ)


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