風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

本阿弥書店

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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年11月号が、10月16日に届いた。
届くまで
 予約したAmazonより、10月13日に発送案内メールがあり、14日(土曜日)には届かなかった。
 15日(日曜日)午後、二人とも不在の時に届けられ、持ち帰られたらしい。15日の深夜、タブレットの通知の中に、「ご不在のため、持ち帰った品物があります」という1件(Amazonかららしい)を見付けた。
 郵便受けに不在連絡票があったので、24時間受け付けの自動センターへ電話をかけ、翌16日午前に配達してもらった。
 13日の発送案内メールに、「お届け予定日 15日」と記されていたのだった。細かい所を読んでいなかった。
届いてから
 「特集」、短歌作品、(南北の)「短歌甲子園レポート」、それにインタビューを受ける尾崎左永子さんも、歌集は読んでいないが注目する歌人で、楽しみである。
 それぞれを読み了えたなら、ここで紹介したい。


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 今月16日の記事、「購入した5冊」で入手を報せた、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年8月号を、ざっと読み了えた。
 
同・7月号の感想は、今月4日の記事にアップした。
 巻頭の岩田正「竹踏み」20首は、老いの意気と嘆きと、床屋政談である。崩れやすい危険性を感じる。
 大口玲子「夕焼けを見たか」20首は、クリスチャンの立場から、共謀罪反対のサイレントデモに参加し、かつ詠む。痛ましい気がする。
 魚村晋太郎「累卵の、」12首の11首目「脚ほそき木椅子はきしむ内心といふゆふぐれの部屋におかれて」は、初句2句で写実かと思わせて、3句目以降で比喩の歌に転換させている。
 林田恒浩「ひたになつかし」12首の3首目、「待ち受けにうつる曾孫を死の床の母に見せやりき それより換えず」の初句がわからなかったが、スマホかケイタイの壁紙とわかった。「待ち受け画面」くらいにして貰わないと、すぐにはわからない。
 1冊1ページの歌書紹介欄が貴重である。


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 6月18日の記事で到着を報せた、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年7月号を、ほぼ読み了える。
 巻頭の佐佐木幸綱「一九六六年」は、意外だった。大家が花舞台で、51年も昔の小さな事を、回想する歌を発表するしかなかった事に、かえって時代性を覗くよりないのか。
 平岡直子「スカートのそとの刺青」30首では、「つまさきを乗せれば沈む蓮の葉をあやうく渡りきったけれども」と、ある危機を渡りきった経験を詠んでいる。
 特集「介護の歌から見えてくる家族の姿」では、久々湊盈子「介護が生む兄弟間の軋轢」に救いを感じた。二人住まいの僕たち夫婦も、介護に入る日を想定せねばならない。
 篠弘「戦争と歌人たち」第四〇回では、学徒出陣を詠んだ歌から、取り上げている。
 「インタビュー 橋本喜典さんに聞く」(聞き手 柳宣弘)は第1回「軍国少年だったころ(戦前)、窪田章一郎先生との出会い」であり、戦後すぐに「まひる野」に入会するまでを、述べている



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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年7月号を、発売日の6月14日に楽天へ(ポイントがわずかにあって)注文し、翌日に宅配便で届いた。
 表紙の写真は夏らしいが、海(白波が1列だけ?)、巻貝、西瓜と、典型的過ぎないか。典型は裏側の褻(け)を思わせる。
 巻頭作品に、若い平岡直子(以下、敬称略)の作品も挙げていて、鑑賞したい。
 時事的な特集は目に付かないが、篠弘「戦争と歌人たち」(40)、また「インタビュー 橋本喜典さんに聞くⅠ 聞き手・柳宣弘」に驚かされそうだ。
 1ページ・エッセイの「私の時間術(24)」大松達知、「私の行きつけ(7)」恩田英明、なども楽しそうである。


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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年6月号を、ざっと読み了える。本の到着は、今月15日の記事にアップした。
 特集の「現代版、本歌取り」では、先行作から語句を借りて来るのではなく、以前の別の作を連想させ重ねながら読ませる作でなければ、という点が強調される。歌集は読んでいても、ほとんど暗誦できない僕にはお手上げである。10氏の「本歌取りに挑戦」競作は読み応えがあった。
 小谷奈央「沼杉」20首より。
やったことひとつずつ消しやらなかったことはリストにそのままのこる
 to do リストか何かだろうか。便利さのために用いるアプリなどが、後ろめたさをもたらす現代の逆説を描く。
 さいとうなおこ「寒い」12首より。
考えも顔も異なる妹とおもうがフルーツポンチをたのむ
 似ている点と似ない点を挙げる妹に、違和感を持ちつつ、指摘するでなくスルーしてしまう冷静さが描かれる。
 新連載「小島ゆかり・正木ゆう子の往復書簡」第1回は、俳人・正木ゆう子の書簡であり、中身も熊本地震に関わる「熊本日日新聞」への投句が多く語られて、今1つ身が入らなかった。
 高野公彦インタビュー特別編「20の質問」では、「日課」「座右の銘」「よく見る夢」等の問いに答えている。身近に感じられ、本編と共に貴重な資料となるだろう。




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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年4月号を、短歌作品を中心に読み了える。
 
同誌の到着は、今月16日の同題の記事にアップした。
 短歌作品はすべて(投稿、引用を除く)読んだものの、評論を読む事が課題だが、加藤孝男(以下、文中・敬称略)「鉄幹・晶子とその時代⑯」、古谷智子「胸もゆるかな 片山廣子ノート㉕」と言われても。
 特集の「誌上交流戦 短歌甲子園の歌人たち」は、すべて読んだ。発案者、選者、引率者の紹介文は、小島ゆかり「孤独と連帯」、笹公人の文中の「リアルな青春ドラマがそこにある。」など、6文章とも感動的である。
 誌上交流戦(「短歌甲子園」の岩手県版と宮崎県版の経験者を対比させて)を読んだが、「神童も二十歳過ぎれば…」の感がある。第3のステージを拓いてもらいたい。
 巻頭20首の岡井隆「税申告まで一箇月の日々」は、題名は散文的だが、初めは「死にたいといふ声がまた遠くからきこえる午後を茶葉で洗ふ歯」と入る。軽い鬱を一過性と気に掛けず、健康法で(?)歯を磨いている。
 高野公彦インタビュー(聞き手・栗木京子)「ぼくの細道うたの道」第11回は、刊行した3冊の歌論書などを巡って語られる。


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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年3月号を、短歌作品を中心に読みおえる。
 
本の到着は、今月16日付け記事にアップした。
 特集の「短歌の中に残したいことば」は、あまり読まなかった。言い訳をするなら、古い言葉を残す事より、新しい言葉を取り入れる事に関心がある。ネット世界や、ポピュリズムの行方など、新しい言葉の世界は、身近にある。
 付箋を貼ったのは、島田修三(以下、文中敬称・略)の「餡ころ餅」30首より、次の1首。
痴れゆくを天皇は懼れ宰相はもとより痴れて冬深まりぬ
 これだけはっきり、物を言えたら、胸がすくだろう。
 歌壇賞受賞第1作30首では、大平千賀「影を映して」に将来性を感じるけれど、佐佐木頼綱「狩人の歌」には危険性を感じる。
 狩野一男「懸念の島」は、率直な12首である。
 藤野早苗の「あなた 河野裕子歌集」評、「家族の物語(サーガ)」は、歌人家族の中から生まれた選歌集を、全体的にとらえようとする。全歌集の発行は、日本の経済状態では無理なのか、待たれるのだが。
 高野公彦インタビュー(聞き手・栗木京子)「ぼくの細道うたの道」が、第10回となる。モノクロながら写真も添えられ、興味深い、貴重な談話である。


 

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