風の庫

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植物

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 講談社「日本の天然記念物」(全6巻)より、「5 植物Ⅲ」(1984年2刷)を見おえる。
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同「4 植物Ⅱ」は、先の1月28日の記事にアップした。
 この「植物Ⅲ」のテーマは、巨樹・名木である。
 落葉広葉樹では、桜の樹が多い。森岡石割ザクラ(岩手県)、三春滝(みはるたき)サクラ(福島県)の枝垂れ桜、金剛サクラ(栃木県)、臥竜のサクラ(岐阜県)などが見事である。
 他では、月潟(つきがた)の類産(るいき)ナシ(新潟県)、二見(ふたみ)の大ムクが、生活場に近い巨樹であり、高瀬の大木<ケヤキ>(福島県)が樹齢約500年とされ、八木沢のオハツキイチョウ(山梨県)は黄葉が美しい。
 常緑広葉樹では、称名寺のシイノキ(宮城県)、大宰府神社のクス(福岡県)の、根上がりが怪異である。
 常緑針葉樹では、鳴門の根上がりマツ(徳島県)の根上がりが高く、杉の大スギ(高知県)は推定樹齢1000年とされる。
 つる性樹木では藤が多く、熊野(ゆや)の長フジ(静岡県)は花房2メートルに達する。
 残るは同「6 地質・鉱物」である。



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 講談社「日本の天然記念物」(全6巻)より、「4 植物Ⅱ」(1984年・2刷)を見おえる。
 
同「3 植物Ⅰ」は、昨年9月11日の記事にアップした。
 なぜ次の本が傍らにありながら、ページを繰らなかったかは、テーマが「樹木の群落」だからだった。僕は希少種、絶滅危惧種を見たかったので、原生林など植生にはあまり関心を持てなかった。
 しかし次へ進むべくページ(A4判よりやや大きい)を繰ると、花木の写真が目を惹いた。
 橡平(とちだいら)サクラ樹林(新潟県)、ヒトツバタゴ自生地(愛知県)、吾妻山ヤエハクサンシャクナゲ(福島県)などである。
 それにサキシマスオウノキ群落(沖縄県)の板根、縄文杉(鹿児島県屋久島)などが怪異だった。
 次の「5 植物Ⅲ」は、「巨樹・名木」がテーマなので、個々の樹の様を楽しめるだろうか。



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 講談社の写真集「日本の天然記念物」(全6巻、A4判大)より、「3 植物 Ⅰ」(1984年2刷)を見おえる。
 この巻では、「野草を中心とした群落」と「寺社の森」を取り上げている。
 野草では、オノエラン、ムカデランが目についた。
 10数年前まで、洋蘭の温室栽培をしていたので、野生蘭も少しは知っているつもりだったが、初めて知った。
 雄国沼湿原の、ニッコウキスゲの大群落が、見開き2ページに載って、見事である。
 平林寺境内林は、昔の武蔵野の面影を偲ばせるとされる。
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