風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

歌壇

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 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2019年7月号を、作品中心に読み了える。
 到着は、先の6月18日の記事、1冊と2誌が届くで報せた。
 同・6月号の感想は、先の5月25日の記事、同・6月号を読むにアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。

刻のバトン 7 逢魔時 米川千嘉子
 優れた1首で、本冊の最も感銘した1首である。
特集・平成元年の歌集を読む
 僕が結社「コスモス」に入会したのは、1993年(平成5年、43歳)だった。俵万智の「サラダ記念日」(1987年、昭和62年)より、6年を経て(県内の同人歌誌の経歴・2年があって)、短歌結社に入った(今は「コスモス」を退会している)のである。
 平成元年には、作歌を始めていなかった。歌歴30年以内の読者は、当てにしていないのかと、無法ないちゃもんを付けたくなる。
 見開き2ページずつ紹介されている7歌集の内、3冊は読んでいるけれども。

私の本棚、私の1冊 7 永田和宏
 去年一年は「象徴のうた」の週一の連載があった、とか。反権力の闘士が、政府系の賞をほしくなったのかと、読まずに勘ぐりながら惜しむ。夫人の「河野裕子全歌集」が出ない不満もある。
巻頭作品二十首、他
 巻頭作品は年齢順、作品12首(10名)と作品7首(10名)は、作者名のあいうえお順に並ぶらしい。ここまでにする。
引用
 藤田正代さんの「小さな部室」7首より。
たった一つの台詞に母を招きたる演劇祭のカーテンコール
 高校演劇部での3年生の最後に、出演できたらしい。感傷的だが、喜びの歌である。



「歌壇」6月号 (2)
 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2019年6月号を、短歌作品中心に読み了える。
 到着は、今月16日の記事、入手した2冊(5)で報せた。
 同・5月号の感想は、先の4月23日の記事にアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。
特集 熊野を訪ねて
 僕は宗教信仰を持たないので、熊野の奥深い山林にのみ興味がある。宗教は、あまりに権力と馴れ合って来た。縋るものが、宗教しかない、という人も憐れである。信仰なき祈り、という形が(日本人の大多数だろうが)、神の思し召しに最も近い、とある人が述べたと記憶する。短歌のみを読む。
巻頭作品
 「世は事も無し」的な作品が多い。社会問題を詠んでも、他人事である。
蘇る短歌 第15回 坂井修一
 英語で原爆「ファットマン」の「ファットとマンの間に・(てん)は要りますか」と問う生徒を、原爆の悲劇、ファットマンと呼ぶ心理に無関心で、試験成績にのみ関心があると非難する。しかし学問は、厳密性を求めるのであり、合理性と共に第1の事であり、非難するに当たらないと僕は思う。
引用

 小長井涼「酒舗一景」7首より。
はじめての百合根に「百合根記念日」と喜ぶ人を素直と思(も)はむ
 お酒が入ってのせいか、素直な人も、そう傍らで思う人も、純朴である。
 廣庭由利子「夏めく」7首より。
(いたつき)と聞きゐし人と偶然(たまさか)に立ち話する夕川の橋
 意外性と、回復に安堵する心が伝わる。
 僕がなぜ7首掲載より引用するかと言えば、歌が順直だからである。僕は長く歌を詠むが、有名になりたいとも、歌壇で活躍したいとも思わない。ある人は「短歌を栄達の方法にしてはならない」と述べたと記憶する。短歌の救いを信じるのみである。


捨てずに売ろう 売るメルカリ
 昨日(5月15日)の記事で、ガイド本「メルカリ 初心者のための入門書!」を紹介した。
 わからない事柄が多かったので、もっと詳しいメルカリのガイド本を、Amazonよりkindle unlimited版で、タブレットにダウンロードした。
 「捨てずに売ろう!! 売るメルカリ」である。本の解説で、サイズごとの売り方などを紹介しているとの事。
 松本アキラ・著。発行年次・不明。横書き96ページ。
 読みかけてみると確かに、昨日の本より、詳しい所があるようだ。
 僕もマニュアル・マニアになっても仕方がないので、「らくらくメルカリ便 宅配便コンパクト」専用の箱(厚さ5センチまで、1個65円)を、ファミリーマートか、やまと営業所に出掛けて、何個か買って来ようと思う。

「歌壇」6月号 (2)
 発行所・本阿弥書店へ、継続の6ヶ月分を送金したので、綜合歌誌「歌壇」2019年6月号が、5月13日に届いた。
 同・5月号の感想は、先の4月23日の記事にアップした。
 今号も、特集「熊野を訪ねて」より、篠弘(文中・敬称略)の連載「戦争と歌人たち」(第60回)を含めて、多岐にわたる内容である。


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 今月17日の記事、届いた2冊(6)で報せた内、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2019年5月号を、短歌作品中心に読み了える。リンクより、関連過去記事へ遡れる。
特集 塚本邦雄が切り開いた十首
 僕は俵万智以降に短歌を始めたせいか、塚本邦雄の短歌をあまり好きではない。手元にはアンソロジー「塚本邦雄歌集」(思潮社、「現代詩文庫 短歌俳句篇」2007年・刊、1,200余首)があるのみ。別のアンソロジーを読み了えて、処分したように記憶する。
 技法の開発は、後世に影響を残したけれど、戦中派ゆえかの憎悪感が嫌だ。
蘇る短歌 坂井修一 第十四回 市民
 「私自身は、結社は<虚>の空間として存在すれば良いと思っている。」と書き、結社員の心構えを長く述べ、僕は同感する。
引用

 大井学「マスク」12首より。
声をかけて欲しいときにはマスクする部下ありてまた誘う焼肉
 サラリーマン上司の人情機微である。
 御供平佶「江尻の風」12首より。
昨日より考へながら出でて来ぬ駅名があり人の名もまた
 その場で花の名や人名が出て来ないのは、よくある題材だが、「昨日より」「駅名」が新しい。自虐のユーモアだろうか。

 リンク記事に書いた内、5MBを越える写真を2MB台までリサイズする方法を覚えた。また本阿弥書店へ送金して、「歌壇」6月号~11月号を予約した。


 最近に手許に届いた2冊を紹介する。
 届いた本では、今月12日の記事、児童文学誌「ぱらぽっぽ」38号(受贈本)に次ぐ。

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 まず加藤元(かとう・げん、女性作家)の短編小説集「四百三十円の神様」である。
 集英社文庫、2019年2月25日・刊。価格:640円+税。未知の作家さん。
 メルカリで、400ポイントで購入した。あるブログで、この作家だったか、この本だったか、とても褒めていたからである。

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 本阿弥書店より、綜合歌誌「歌壇」2019年5月号が届いた。
 短歌作品の他、特集、特別企画、作品競詠、集中連載、往復書簡、連載評論等、4月号に予告の通りである。
 同・4月号の感想は、先の3月26日の記事にアップした。
 僕は綜合歌誌で、この1種のみを取っている。
 本阿弥書店への6ヶ月分の予約が切れたので、また6ヶ月分の送金をしなければならない。


「歌壇」4月号b
 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2019年4月号を、作品中心にほぼ読み了える。
 今号の到着は、今月19日の記事にアップした。リンク記事の末文より、同・3月号の感想へ遡り得る。
概要
 2019年4月1日付け・刊。169ページ。
感想

 感想と考えて、ぼんやりしてしまう。世の中の、歌壇の流れに、付いて行けないのか。
 特集の「平成の災害の歌」においても、豪雨の1因に温暖化等の気象変化、また原発災害の1因に予備発電設備が地下にあった事(指導の声はありながら)等、人災の面は省かれて、「被災」と扱われる。
 「文学は反権力でなければ意義がない」という、僕の信念なぞ、誌面のどこへやら。
 皆川博子・インタビュー(聞き手・佐佐木定綱)も、皆川博子は作家で、短歌に関心があると言っても、現在の短歌の問題に向き合う人ではない。
引用

 「作品7首」の秋葉貴子「冷静にあれ」より。
凧一つ上がらぬ正月上空を行き戻りする影はドローンか
 凧とドローンの対比の内に、詠みぶりに、時代を示している。


「歌壇」4月号b
 総合歌誌「歌壇」2019年4月号が、3月14日に届いていた。15日の記事、「歌集3冊と詩集1冊をダウンロード」を書く時には、手許にあったが、ダウンロード本と別にしたいと思っている内に、日にちが延びてしまった。「証文の出し遅れ」である。
 それに心配もあった。プリンタでスキャンして、パソコンに取り込むのだが、ライブドア・ブログは1枚5Mb以内の画像のみアップできる。
 前の「パソコンで困ったときに開く本」をスキャンした時、10Mb以上あって取り込めず、台形補正カメラで写して、取り込んだ。プリンタの解像度が上がっているせいだ。
 今回もプリンタでスキャンしてみた。スキャンが遅く、あるいはパソコン本体とWi‐Fiで接続しているせいかも知れない。
 今回の画像は、6.9Mb程だった。サイズ・ダウンを試みて、ピクチュアの写真を拡大し右クリックすると、サイズ・ダウンの画面が出るので、50%まで下げると、いきなり309Kbまで下がってしまった。少しだけサイズ・ダウンする試みは次に取っておくとして、画像も荒れていないよううなので、その画像を使った。

 3月4日に新パソコンを立ち上げたばかりなので、新しい便利な機能を、上手く使いこなすまでに至っていない。
 なお同3月号の感想は、2月24日の記事にアップした。


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