風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケ(ハンドル名)が、この10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

水脈

「水脈」61号
 今月21日の記事、「贈られた歌集と詩誌2冊」で報せたうち、詩誌「水脈」61号をほぼ読み了える。
 
同・60号に就いては、昨年8月26日の記事にアップした。
概要
 2017年12月28日、水脈の会・刊。A5判、50ページ。
 13名22編の詩(扉詩を含む)、2名2編の随筆、報告等5編、活動日誌、編集後記を収める。表紙絵、扉詩「月よ」、共にK・仙一さんの作品である。
感想
 「詩人会議」系の詩誌であるが、各人には異なった志向も見られる。
 K・通夫さんの「友への返信」、I・冴子さんの「その日」、I・義一さんの「優しい人たち」に政治性を読めるが、思想性はわからない。
 他は生活詩、境涯詩として読める作品である。お付き合いの長いI・信夫さんの「冬を越える」、「地の在りか」、S・周一さんの「蛸の一日」に、外からはわからない心境を窺えて、感慨がある。
 1泊での60号合評会、詩集出版記念会、「夏のつどい」と支える会合が持たれ、「水脈日誌」と共に記録もしっかり残されて、創作のモチベーション維持に役立つだろう。
引用

 Y・やよいさんの詩「まだらネコ」に魅かれた。ペットの死ではなく、人の死に際の(死の5段階「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」の最終「受容」に至って、安らかに死を受け入れる)心情を、どこかで掴んだと思われる。3連の末連を引く。

  まだらネコ
    Y・やよい
……
冬も寒さは遠のいたある夜
ネコは冷たいコンクリートの道を
歩いていた
おひさまにみとられて死にたいと思ったが
本能がそうさせなかった
ネコが最後にふりかえって
小さな家を見つめると
あめ玉のような目から 涙が
流れ続けた



老いの小夜曲
 最近に1冊と2誌を受贈したので紹介する。
 受贈本として、昨年12月19日の記事
「届いた2冊とUSBメモリ」で紹介した、A・幸代さんの個人詩誌「野ゆき」vol.8以来である。
 まず大森孝一さんの第3歌集「老いの小夜曲」が1月17日に届いた。大森さんは結社「覇王樹社」の大先輩で、95歳になられる。1時断念した歌作を復活、500余首を歌集にまとめた。
 2017年12月、短歌研究社・刊。

「角」45号
 県内に在住の詩人、N・としこさんより、同人詩誌「角」第45号を、これも1月17日に頂いた。
 ほぼB5判、2017年12月・刊。44ページ。
 発行者はK・久璋さんである。

「水脈」61号
 1月18日に、詩誌「水脈」61号を同・事務局より頂いた。
 A5判、50ページ。2017年12月・刊。
 代表はI・信夫さんである。
 3冊とも写真は、白い部分がパソコン版の地に紛れぬよう、やや暗く補正してある。
 いずれも読み了えたなら、ここで紹介したい。





CIMG9236
 「水脈の会」の詩誌「水脈」58号を読みおえる。
 本の到着は、昨年12月24日の
記事(←」リンクしてあり)、「届いた2冊」の初めにアップした。
 2016年12月20日・刊。118ページ。
 通常立てに16名19編の詩が、生活を反戦を、読みやすく書いている。小説、エッセイも多彩である。
 53ページより118ページまで、66ページにわたって、「阪下ひろ子 追悼特集」である。阪下さんは「水脈」、「詩人会議」、「福井県詩人懇話会」、各会員であり、1昨年12月に69歳で癌に逝かれた。
 「水脈」代表の「序にかえて」、彼女の詩のアンソロジー、追悼詩、追悼文が並ぶ。ご夫君も1文を寄せる。
 追悼文では濃淡はあれ、彼女の詩、実務能力、人への優しさ、美しさを、実話を挙げて讃えている。ただどうしても、内向きな文になったものもあるようだ。
 僕はかつて、彼女の最後の詩集「引き出しの中の空」を、批判的にブログに取り上げたが、後悔している訳ではない。何人かが書いているように、彼女の詩は「これから」が期待される所もあった。



CIMG9236
 12月22日(木曜日)に、2冊の本が届いた。
 まず「水脈の会」より、詩誌「水脈」58号を送って頂いた。2016年12月・刊。
 同・57号を読後の感想は、今年9月4日の
記事(←リンクしてあり)にアップした。
 今号118ページの内、66ページを割き、「阪下ひろ子 追悼特集」を組んでいる。
 阪下さんは「水脈」会員であり、2015年12月に、69歳で亡くなられた。
 特集も含め、今号を読みおえたなら、ここで紹介したい。
CIMG9239
 砂子屋書房・現代短歌文庫127「続 森岡貞香歌集」が届いた。
 砂子屋書房のホームページより注文し、支払いは郵便振替(送料・無料、手数料なし)の後払いである。
 正篇の「森岡貞香歌集」は、今年9月7日の
記事(←リンクしてあり)の「白蛾」より、歌集3冊と散文、4回に分けて紹介した。
 この本には、歌集「黛樹」「夏至」「敷妙」全編と、「歌論・エッセイ」13編を収める。ページ組が1段(1首1行)なので、本が分厚い。正篇は、1ページ2段組(1首2行)だった。
 また分けて読み進み、ここで紹介したい。


CIMG8998
 「水脈の会」より、詩誌「水脈」57号を頂いた。2016年7月・刊。
 H・はつえさんの「水色の小花柄」、M・祐子さんの「ストレス」が、素直な詩で好ましい。
 S・周一さんが、A・雨子さん編集のアンソロジー、「福井の抒情詩人たち」を取り上げて、高く評価している。
 僕はこの本を受けた時、著作権が気になって、取り上げられなかった。
 次号は、亡くなられた阪下ひろ子さんの追悼特集を兼ねる、という事で期待される。

↑このページのトップヘ