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 先の8月9日の記事、将棋棋士本4冊が届く、で紹介した内、羽生善治「決断力」を読み了える。角川oneテーマ21、2011年・28版。
 読み了えた羽生善治・本として、今月21日の記事、同「大局観」を読む、に次ぐ。

 将棋棋士からの本で、自己啓発的なものに、疑問を感じるようになった。
 1つは、ゴーストライターの著だろうという事である。インタビューや口述はあっただろうが、文章を膨らませる時、ライターの私観も入っただろう。
 年間に数10局も対局する忙しさで、まとまった著作は出来ないだろう。

 もう1つは、僕は囲碁的な考え方をして来て、僕の人生の勝敗は別に、途中で投了せずに終盤に向かう、数え碁だという思いがある。来年は古希の身だから、静かに寄せから、終盤に向かいたい。

 将棋の本は参考程度に、また将棋観戦は「観る将」として、切った張ったの将棋の世界を楽しんでゆきたい。