山田詠美の連作小説集「放課後の音符(キイノート)」を読み了える。
 入手は、昨年9月7日の記事、「同人誌1冊と文庫本3冊」で報せた。


 これまでの画像を、誤まって消してしまったので、画像は出ない。

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 新潮文庫、2013年23刷。
 17歳の「私」を話者として、8編の高校性の物語が紡がれる。
 山田詠美に性を主題にしたストーリーがあり、生徒の苛めを描いたストーリーがある。
 そして高校生のませた恋の物語が加わる。

 今の僕は、女子高生の恋に関心がない。綿矢りさ、金原ひとみが、共に影響を受けた作品として挙げたから、読む気になったのである。
 高校生時代の僕は、部活と後に受験勉強に忙しく、恋どころではなかった。片思いを寄せた女生徒はいたけれども。