kindle本「橘曙全歌集」より、補遺「福寿艸」を、タブレットで読みおえる。
 今月20日の
記事(←リンクしてあり)、同・「白蛇艸」に継ぐ。
 「福寿艸」は、曙覧没後、子息が歌集を作った際、草稿等より拾遺した集である。
 曙覧(1812年~1868年、享年57歳)は、富裕な商家に生まれながら、2歳で母と、15歳で父と死別、若くして家督を弟に譲り隠遁した。
 国学の徒として、明治政府直前に亡くなった。
 彼の歌は、正岡子規の激賞により有名になった。
 第2次大戦中に戦意高揚に利用され、敗戦後に忘れられかけた。
 アメリカのクリントン大統領が、昭和天皇夫妻を招いての晩餐会のスピーチで、曙覧の「独楽吟」より1首を引用して、再び脚光を浴びた。地元でも熱意ある人たちによって、「橘曙覧記念館」が建てられ、「平成独楽吟」の募集の催しが今も続いている。

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