Twitterを「短歌 ネットプリント」で検索し、2種類を5月5日(日曜日)に近所のローソンで引き出した。短歌のネットプリントの記事は、今年3月25日の「1冊と1枚」以来である。
まず以下のツイートである。
1997年、1998年生まれの歌人、3人による「第三滑走路」6号である。A3判・片面。ネットプリント「第三滑走路」6号できました。
— 第三滑走路 (@3kassoro) April 30, 2019
令和元年最初の日にあわせてみました
短歌12首×3。ぜひお読みください
セブンイレブン:11815929
(いい俳号、急に来る)
その他:REZAZL5RW3
各12首と、メンバー紹介(簡単な質問2つと答え)を、収める。
学生短歌会のA・輝さん「グッドライフ」と、M・洋渡さん「プシュケの結婚式」は難解である。
句割れ・句跨りが繰り返され、57577の定型が崩れると、歌意も崩れるようだ。
M・慎太郎さんの「桜、散ってすぐ夏」は、やや大人しいか。以下に1首ずつ引く。
光り続ける僕たちの密室論/世界すべてを映し出すシネマ(A・輝)
世界は一つとは限らない木漏れ日が総量として葉を上回る(M・洋渡)
手続きが煩雑なのがわるい、よね? 桜は散るからうつくしい、よね?(M・慎太郎)
次のツイートである。
K・仁美さんとH・志保さんが、「いちごつみ60」で、交互に歌を詠んで、各30首、計60首を、A4判両面で読める。【ネットプリント】京大短歌の金山仁美さんといちごつみをしました!短歌60首が載っている紙がコンビニで印刷できます。
— HASSY (@rita_hassy47) May 4, 2019
ZD2AMJLK(セブン)5/10まで
LL52QLPWGZ(ファミマ・ローソン)5/11まで
A4白黒40円。短辺とじか横とじにして両面印刷すると見やすいよ! pic.twitter.com/1x26zxeFXu
しかもルールがあって、前の歌にあった1語を必ず取り入れて詠むのである。定型にさらに枠をはめている。後半に荒れそうになるが、うまく仕舞っている。
続く2首を挙げる。
ここへ来て一緒に濡れてほしいのにあなたは傘をたくさんくれる(H・志保)
濡れてもいいものとして買うスニーカーが私の悲しいによく似合う(K・仁美)
これらの歌の危機は、若者歌人の危機であり、若者の危機であり、時代の危機である。