風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

結社歌誌

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 7月29日の記事で到着を報せた、結社歌誌「覇王樹」2017年8月号を、ほぼ読み了える。
 月刊だけれど、42ページと、ページ数は多くない。
 全5クラスの内、会員の「覇王樹集」は4名、準同人の「紅玉集」は7名であり、同人が3クラスある。
 しかも通常の6首掲載の他に、10首詠4名、力詠15首2名は、同人から選ばれている。
 「覇王樹賞」20首詠の発表があった。受賞のK・六朗氏の「日常と偶感」も良いけれど、僕は秀作になった、T・節子さんの「移ろひ」に惹かれた。
 付箋を貼った1首を次に引く。
風止めば雪となるべし冬帽子きつちり被り白菜を採る
 離れ住んでいる病む夫を想いつつ、農業にいそしみ、帰宅した夫に安堵している。
 夫婦の情感の籠もった、佳い連作だと、僕は思う。




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 結社歌誌「覇王樹」2017年8月号が、7月27日に届いた。
 僕の歌は、出詠8首よりの6首選と、初めて応募した題詠、付け句(各1首)が載った。
 内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、
7月28日付けの記事より、3回に分けて紹介する予定なので、横書きながらご覧ください。
 会員と準同人(僕が所属)は、8首出詠より6首選で、同人は無選6首が、掲載される。同じ所属でも、何首載るかを競った、「コスモス」のような競争はない。特選、昇級などの競争はあるのだけれども。
 僕の短歌の目的は、有名になったり、会で偉くなる事ではないので、短歌を創るモチベーションはあるのだけれども、この微風状態は不思議である。
 この号も、1通り読み了えたなら、ここで紹介したい。
 なお表紙の画像は、プリンタ多機能機よりスキャンして取込んだ。少し慣れて、要領がわかって来た。


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 結社歌誌「覇王樹」2017年7月号が、6月25日に届き、ほぼ読み了える。
 
同・6月号は、今月3日の記事にアップした。
 「覇王樹」代表・発行人の佐田毅氏は、「橋田東聲の歌論と実作について」で、東聲の歌論として「(歌は)森に囀る小鳥の歌の如きもの、人間の「ひとり言」、何の手段でもない、それ自らが目的であると説く」と述べる。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。T・恵子さんの「想ひ出」15首より。
いつしかに手を離したる子の歩み後つけながら微笑みの湧く
 想い出の1景ながら、心理的な意味も、重ねられている。
 僕の6首は、アメブロ「新サスケと短歌と詩」の、
6月27日の記事より2回に分けてアップしたので、横書きながらご覧ください。


 結社歌誌「コスモス」2017年5月号より、「COSMOS集」を読み了える。
 先行する
同・「その一集」特選欄・読了は、先の4月28日の記事にアップした。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」と、それに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 「あすなろ集」より30名、「その二集」より12名が、各5首(稀に6首)に選者の付した題を付けられて、掲載される。
 初心の純粋さが、羨ましい。励んで昇級し、活躍してほしい。
 僕が付箋を貼ったのは、「あすなろ集」特選より、次の1首。S・佳乃さんの「曼陀羅カルタ」5首より。
一瞬に炎となれり 人界を離れる父は吉日選ぶ
 特選の5首とも、父への挽歌である。挽歌は、逝いた人を崇めるのに、佳い詩型である。
 取り残されて頼りを失った身は、暦日の運勢にさえ頼ろうとする。短歌に拠って、立ち直るだろう。
 今後、「コスモス」誌の批評を、このブログに載せる事はないだろう。
 24年余を助けてくれて、さようなら、「コスモス」。
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写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。





 昨日の「月集シリウス」に続き、結社歌誌「コスモス」5月号より、「その一集」特選欄・読了を報せる。
 「その一集」特選欄は、9選者×各5名×各5首の、225首より成る。
 人生の感慨、重大事を、それぞれ詠んでいる。日常詠も選ばれているが、数が少ないようだ。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。N・好美さんの「ゼントルマン」5首より。
「悪いね」と夫は微笑み吾を見つむ集中治療棟の患者となりて
 集中治療棟に入るのに、「悪いね」と言い、微笑み、妻を見つめる夫の、ゼントルマン(看護士の声)ぶりを、よく表わしている。それもほぼ定型を守って。
 他の歌に拠ると、幸い夫は数日で退院したようで、恃む人のない夫婦の絆が、鮮やかである。
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写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。


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