風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

結社歌誌

「覇王樹」5月号
 所属する結社歌誌「覇王樹」の2019年5月号を、短歌作品中心に読み了える。
 本号の到着は、先の4月28日の記事、歌誌と歌集とエッセイ本にアップした。リンクより、過去号記事へ遡れる。
概要
 何回か紹介したけれども、本誌には「覇王樹歌人の歌碑」の連載があり、今回で29回を数える。今回は、「石野義一(よしかず)の歌碑」である。愛媛県南宇和郡の八幡神社の横に在る。歌人の経歴、歌碑建立の経過を述べ、歌人と歌碑のモノクロ写真2枚と共に、2段組み見開き2ページにわたって紹介されている。
 ホームページ「短歌の会 覇王樹」も既に5月号の仕様であり、大きな励みになる。
感想

 以下に3首を引き、寸感を述べて、感想としたい。
 「爽什」欄のN・ヱツコさんの「底を照らせば」6首より。
叶はざりし夢のいくつか踊り子の真似して一人ステップを踏む
 独り身となった今、夢を抱えていた娘時代に心は戻り、ステップを踏むのだろうか。
 「東聲集」欄より、本誌・編集人の佐田公子さん「君は光に その二」6首より。
月影が君の魂連れゆくや窓を慌ててわれは閉ぢたり
 昨年末のご夫君、佐田毅・代表・発行人のご逝去の挽歌を、繰り返し詠んで来た。昨年中の一人息子さんのご逝去と共に、嘆きは深いと察する。
 「游芸集」欄のA・秀子さんの「数の子」6首より。
味気なきみそ汁二口三口すすりをへ今日の始まる特養の朝
 マイナスな感情を詠みながら、字余りを含め調べは整って、上品に表している。



 

「覇王樹」5月号
 所属する結社の歌誌「覇王樹」2019年5月号が、4月26日に、ゆうメールで届いた。
 5月1日付け・刊。来年8月・刊の100周年記念号に向けて、原稿募集等が本格化した。
 先の歌誌「覇王樹」4月号を読むは、今月5日の記事にアップした。
 5月号の僕の歌6首(8首より選)他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の4月27日付け記事より、順次少しずつアップするので、横書きながらご覧ください。

あやはべる
 4月24日に、米川千嘉子・第7歌集「あやはべる」(迢空賞・受賞)が、Amazonのマーケットプレイスより、ゆうパケットで届いた。価格:2,090円(送料・税・込み)。短歌研究社、2013年3月・重版。
 今月22日の記事、同・第8歌集「吹雪の水族館」が届くに次ぐ。

IMG_20190427_0003
 川上未映子のエッセイ本「きみは赤ちゃん」(文春文庫、2017年5月・刊)を、メルカリより330ポイントで注文し、4月24日にローソン某店で受け取った。
 作家・川上未映子の妊娠・出産・子育てをめぐるエッセイ本である。
 彼女の本は、小説「すべて真夜中の恋人たち」を、昨年10月31日に記事アップして以来である。
 蔵書は読みきれない程あるのだが、最近の新しめの本もつい読みたくなり、買ってしまう。



覇王樹4月号
 結社歌誌「覇王樹」2019年4月号を、ほぼ読み了える。
 到着は、先の3月27日の記事、同・4月号が届く、にアップした。
 リンクした記事の中のリンクより、過去号の感想、4月号の僕の歌6首・他、結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」4月号版へ至れる。
概要
 概要は、3月号とほぼ同じなので、リンクを辿ってください。
 力詠15首が、指定された人の不都合か、通常2名のところ、今月号で1名である。
 また「受贈歌誌抄」は、2冊、各5首の紹介になっている。
 これまで書かなかったが、毎号、表紙裏には巻頭言、当誌5欄の1つずつに先々月号の作品批評欄がある(1欄1ページ)。また「私の選んだ十首」として先々月号の作品より、会員4名が10首ずつを挙げている(出稿自由、選択掲載)。
感想

 引用4首に添いつつ、感想を述べる。
 巻頭「八首抄」より、T・香澄さんの1首。
子の一人密かに離れゆく気配よいぞ綿毛がたんぽぽを去る
 親離れ、子離れの場である。歌意とは別に、2句から3句への句またがりに、微かな躊躇いがあるか。蒲公英は多年草と知り、ホッとする。
 「爽什」のK・南海子さんの「冬点描」6首より。
幾つもの日向のような記憶持ち吾の晩年少し彩る
 老年の幸せである。僕は幸せな記憶もあるが、辛い記憶が多過ぎるようだ。
 「游芸集」のM・睦子さんの「彷徨う日々に」6首より。
泣くほどの一つ一つはあらねども今宵の月に不意に泣きたし
 小さな幾つかの、あるいは薄く続いた、無念が作者にあるのだろう。
 「大翼集」のY・恵子さんの「初詣」6首より。
笠地蔵今は昔の話なり青きシャポーにケープ着こなす
 昔噺の「笠地蔵」にある地蔵様も、今はモダンな服装を贈られている。重ねたカタカナ語も新しい。




覇王樹4月号
 所属する結社歌誌「覇王樹」の、2019年4月号が3月24日に届いた。
 同・3月号の感想は、今月13日の記事にアップした。なおリンクより、同誌の過去号の記事を遡り得る。

 2019年4月1日付け・刊。30ページ。第99巻第4号。
 会員数の減少などに因り、緊縮体制を採っているようだ。
 しみじみとした、優れた作品が多い。

 なお僕の「紅玉集(準同人)」6首(8首より選)は、3月号に続き特選だった。
 作品・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の3月26日付け記事以降、順次少しずつ掲載していくので、横書きながら是非ご覧ください。

 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」も、早や4月号の装いで、僕たちを励ましてくれる。



IMG_20190225_0002
 結社歌誌「覇王樹」2019年3月号を、ほぼ読み了える。
 入手は、先の2月26日の記事、「入手した5冊」のしまいにアップした。
 同・2月号の感想は、2月10日の記事にアップした。リンクより、過去号の記事へ遡り得る。
概要
 3月1日付け、覇王樹社・刊。32ページ。
 同人3欄、準同人「紅玉集」欄、会員「覇王樹集」欄がある。
 巻頭「八首抄」、「爽什」10名、「弥生10首詠」4名、「力詠15首」2名がある。また他紙誌からの転載、W茂子さんの「潮の夕照り」、Y美加代さんの「ポプラ」、各5首も載る。
 「受贈歌誌抄」では4誌より、5首ずつを引く。「歌集歌書紹介」では、編集人・佐田公子さんが3冊を紹介している。
 「覇王樹賞作品募集」(20首)も載っているが、僕は一発勝負に向かないので、見送っている。
 ホームページ「短歌の会 覇王樹」も3月号の体裁になり、大きな励みである。
感想

 以下に3首を引きつつ、寸感を述べる。
 「力詠15首」のU理恵子さん「天気図」より。
小春日のガラスに動く黒の影枝々わたる目白の番
 感情語を入れずに景を写し、落ち着いた心境を表している。
 「東聲集」のK六朗さんの「小春日」6首より。
来年も宜しくなどと言はれしが薬局などのお客ではなあ
 会話より入り、現在の短歌の口語への流れに傾いている。
 同じく「東聲集」の古城いつもさん(フルネーム表記はご諒解を得てある)の、「芋も蜜柑も」6首より。
働いて社会に生きて禄を得て今荷を降ろす楽し還暦
 現役時代は苦しんで働きながら、ささやかな贅沢もできた。リタイアすると、節約生活が待っていますよ。古城さんは、歌集を上梓するくらいの余裕はあるだろうか。


IMG_20190127_0001
 先の1月28日の記事「届いた2冊(5)」で報せた内、結社歌誌「覇王樹」2019年2月号を読み了える。リンクより、「覇王樹」関係の過去記事へ遡り得る。
 ここしばらく、茫然と日を過している。早い春愁だろうか。
 「覇王樹」代表・発行人の佐田毅氏のご逝去を知ったからだろうか。
 先日、僕はめったに書かない詫び状を(非は僕にある)、メールで送ったせいだろうか。
 2月14日に新パソコンが届くという、マタニティ・ブルーのようなものだろうか。

 僕は負の感情を引きずりやすい。環境の変化にも、適応が遅い(付いて行けない場合がある)。
 僕は歌壇で有名になろうとも、偉くなろうとも思わない。「自己救済の文学としての短歌」に、縋るばかりである。ただし1人前にはなりたい。「覇王樹」誌では同人になるとか。「覇王樹」に入会したのは、創刊者・初代主宰の橋田東聲が、「妻が弟子とともに出奔したが、妻を憎めなかった」という、弱さにただ惹かれたからである。
 アマチュア文学者として、作品を遺す欲もあるから、電子版でなりと歌集を1、2冊、生涯で上梓したい。

 ホームページ
「短歌の会 覇王樹」も既に、2月号の体裁になっている。大きな励みになる。
 とりとめのない事を書いた。ご容赦を乞う。



CIMG9637CIMG9638
 1月24日(木曜日)、同人詩誌「群青」を発行していた頃にお世話になっていた宮本印刷へ、結社歌誌と季刊同人歌誌を合本製本してもらうべく電話を入れて、OKをもらった。
 翌日25日に、大封筒へ入れて、持参した。
 2週間後の2月8日(金曜日)の午前に宮本印刷へ電話を入れると、出来上がっているとの返事だった。
 午後1番で、受け取って来た。余り紙での製本で、題字は入っていない。帰宅してすぐ、テーププリンターで印字し、貼り付けた。
 上は所属する結社歌誌「覇王樹」の2冊である。僕は2017年6月号より掲載されて、2月号以前を所有していない。
 字が少し斜めになっているのは、貼り方が歪んだのではなく、台形補正カメラで撮った時に歪んだものである。補整ソフトで補正しきれなかった。

CIMG9641CIMG9644
 購読している季刊同人歌誌「COCOON」Issue01~Issue10を、2冊に分けて。
 僕は他にも受贈した詩誌など、大封筒に分けて入れ、題名と号数をサインペンで書いて、保管してある。本よりも大事にしているくらいである。
 以前に属していた季刊同人歌誌「棧橋」も同じく、宮本印刷で合本製本してもらった。
 所属する同人詩誌「青魚」は冊数が多すぎて、製本に至っていない。

 なおこの4冊の合本製本代金が、800円だった。商売気抜きのサービス(縁落としなど)と代金である。宮本印刷の代表は、地域文学の振興に志があるらしく、僕の知っているだけでも、数種類の同人誌を扱っている。僕もその、おこぼれを受けた訳だ。


↑このページのトップヘ