風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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結社歌誌

 最近に贈られた、詩集1冊、詩誌1冊、届いた短歌結社誌1冊を、紹介する。
 9月29日の記事
「贈られた2冊」に続き、近い内に2度の紹介である
詩集
 まず県内にお住まいの詩人・黒田不二夫さん(同人詩誌「果実」所属)が、第4詩集「キャベツの図柄」を贈って下さった。
 2017年9月20日、能登印刷出版部・刊。85ページ。

詩誌
 また県内にお住まいの詩人、N・としこさんが、同人詩誌「角(つの)」第44号を、贈って下さった。
 先だって逝かれた同人・岡崎純さん(福井県詩人懇話会の前・代表を長く務め、基礎を築いた)の、追悼特集である。
 2017年8月25日・刊。同人18名、48ページ。

歌誌
 僕が所属する結社歌誌「覇王樹」の、2017年10月号が届いた。
 僕の6首(出詠8首より選)や、題詠1首、被批評などは、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、
9月30日付け記事より、順次紹介するので、横書きながらご覧ください。
 3冊ともそれぞれ、読み了えたならここで紹介したい。



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 8月29日の記事で到着を報せた、結社歌誌「覇王樹」2017年9月号を、ほぼ読み了える。覇王樹とはいかめしい名前だが、サボテンの事である。
感想
 小さい結社なので、結社誌を数日の内に、散文を含めて、ほぼ読み了えられるのは有難い。
 作品の掲載順は、前記の記事でも書いたように、順繰りに回っている。
 2ヶ月前の誌上の歌から、クラスに分けて、批評が1ページずつ載る。
 全社友を対象に毎月、題詠、付け句を募集し、僕の少ない経験からは、応募作品ほぼ全部が掲載される。
 社友の短歌が、短歌の商業紙誌に掲載されると、「覇王樹」誌上に転載される。受贈歌集の紹介は、2ページにわたる。
 名刺交換会と称して、社友の名簿も配られるらしい。
 特筆すべきは、「覇王樹」ホームページである(このブログのリンク集にあり)。歴史、近号作品の紹介、他、充実している。今号で入社の2人も、「ホームページより」と付記されている。
1首紹介
 今回に紹介する1首は、「紅玉集」のW・富紀子さんの「ミートソース」6首より。
もう少し前向きになる心まであともう少しデザート注文
 明日の健康より今日の元気、と僕も思う日がある。心が前向きになるなら、豊かなデザートを注文しよう。


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 結社歌誌「覇王樹」2017年9月号が、8月26日(土曜日)に届いた。
 事情があって、報告が遅れた。同・8月号の感想は、今月7日の記事にアップした。
 表紙写真は、多機能プリンタのスキャン機能で、パソコンに取り入れた。カメラ写真より、鮮明である。
概要
 佐田毅・代表・発行人。
 徹底した平等主義である。名前順に3クラスに分けられた同人欄、準同人のクラス、初心者の会員クラスが、毎月号ごとに掲載順が回って載る。また各クラス内でも、名前の50音順に、掲載順が回っている。
 付け句、題詠、評論を募集し、楽しみが多い。また先々月分の歌の評、評論、「覇王樹歌人の歌碑」などもシリーズとなっている。
 今号の新入会員は2名である。
リンク
 僕の1首が、巻頭「八首抄」に採られた。その1首、通常6首、付け句・題詠(各1首)、「紅玉集展望」での僕の2首への評など、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、
8月28日付け記事から、毎日載せて行く予定なので、横書きながらご覧ください。


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 7月29日の記事で到着を報せた、結社歌誌「覇王樹」2017年8月号を、ほぼ読み了える。
 月刊だけれど、42ページと、ページ数は多くない。
 全5クラスの内、会員の「覇王樹集」は4名、準同人の「紅玉集」は7名であり、同人が3クラスある。
 しかも通常の6首掲載の他に、10首詠4名、力詠15首2名は、同人から選ばれている。
 「覇王樹賞」20首詠の発表があった。受賞のK・六朗氏の「日常と偶感」も良いけれど、僕は秀作になった、T・節子さんの「移ろひ」に惹かれた。
 付箋を貼った1首を次に引く。
風止めば雪となるべし冬帽子きつちり被り白菜を採る
 離れ住んでいる病む夫を想いつつ、農業にいそしみ、帰宅した夫に安堵している。
 夫婦の情感の籠もった、佳い連作だと、僕は思う。




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 結社歌誌「覇王樹」2017年8月号が、7月27日に届いた。
 僕の歌は、出詠8首よりの6首選と、初めて応募した題詠、付け句(各1首)が載った。
 内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、
7月28日付けの記事より、3回に分けて紹介する予定なので、横書きながらご覧ください。
 会員と準同人(僕が所属)は、8首出詠より6首選で、同人は無選6首が、掲載される。同じ所属でも、何首載るかを競った、「コスモス」のような競争はない。特選、昇級などの競争はあるのだけれども。
 僕の短歌の目的は、有名になったり、会で偉くなる事ではないので、短歌を創るモチベーションはあるのだけれども、この微風状態は不思議である。
 この号も、1通り読み了えたなら、ここで紹介したい。
 なお表紙の画像は、プリンタ多機能機よりスキャンして取込んだ。少し慣れて、要領がわかって来た。


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 結社歌誌「覇王樹」2017年7月号が、6月25日に届き、ほぼ読み了える。
 
同・6月号は、今月3日の記事にアップした。
 「覇王樹」代表・発行人の佐田毅氏は、「橋田東聲の歌論と実作について」で、東聲の歌論として「(歌は)森に囀る小鳥の歌の如きもの、人間の「ひとり言」、何の手段でもない、それ自らが目的であると説く」と述べる。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。T・恵子さんの「想ひ出」15首より。
いつしかに手を離したる子の歩み後つけながら微笑みの湧く
 想い出の1景ながら、心理的な意味も、重ねられている。
 僕の6首は、アメブロ「新サスケと短歌と詩」の、
6月27日の記事より2回に分けてアップしたので、横書きながらご覧ください。


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 結社歌誌「コスモス」2017年5月号より、「COSMOS集」を読み了える。
 先行する
同・「その一集」特選欄・読了は、先の4月28日の記事にアップした。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」と、それに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 「あすなろ集」より30名、「その二集」より12名が、各5首(稀に6首)に選者の付した題を付けられて、掲載される。
 初心の純粋さが、羨ましい。励んで昇級し、活躍してほしい。
 僕が付箋を貼ったのは、「あすなろ集」特選より、次の1首。S・佳乃さんの「曼陀羅カルタ」5首より。
一瞬に炎となれり 人界を離れる父は吉日選ぶ
 特選の5首とも、父への挽歌である。挽歌は、逝いた人を崇めるのに、佳い詩型である。
 取り残されて頼りを失った身は、暦日の運勢にさえ頼ろうとする。短歌に拠って、立ち直るだろう。
 今後、「コスモス」誌の批評を、このブログに載せる事はないだろう。
 24年余を助けてくれて、さようなら、「コスモス」。
031
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。





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