風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

羽生善治

 まだ購入を報せていなかったけれども、文春文庫「羽生善治 闘う頭脳」(2017年・6刷)を読み了える。
 8月27日に、メルカリの380ポイントで注文した。

闘う頭脳
 今月2日の記事、羽生善治「決断力」を読む、で僕は疑問を感じるようになったと書いた。
 それなのになぜ読んだかといえば、この本は音楽のリスペクト盤CDみたいなもので、ゴーストライターの入る余地は少なく、インタビュー、他棋士の寄稿、対談、エッセイなどを集めた本だからである。
 谷川浩司を目指し、森内俊之、佐藤康光、藤井猛、郷田真隆、深浦康市ら、ライバルと共に、盤上で闘い続け、様々な要点を掴む様が描かれる。
 対局は、勝負というより、棋力の向上、棋理の究明につながる事として指される。
 対談で、引退要因などを訊かれるが、どのような時と明言していない。同世代が盛りを過ぎるなか、彼の孤独な闘いは続くだろう。


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 先の8月9日の記事、将棋棋士本4冊が届く、で紹介した内、羽生善治「決断力」を読み了える。角川oneテーマ21、2011年・28版。
 読み了えた羽生善治・本として、今月21日の記事、同「大局観」を読む、に次ぐ。

 将棋棋士からの本で、自己啓発的なものに、疑問を感じるようになった。
 1つは、ゴーストライターの著だろうという事である。インタビューや口述はあっただろうが、文章を膨らませる時、ライターの私観も入っただろう。
 年間に数10局も対局する忙しさで、まとまった著作は出来ないだろう。

 もう1つは、僕は囲碁的な考え方をして来て、僕の人生の勝敗は別に、途中で投了せずに終盤に向かう、数え碁だという思いがある。来年は古希の身だから、静かに寄せから、終盤に向かいたい。

 将棋の本は参考程度に、また将棋観戦は「観る将」として、切った張ったの将棋の世界を楽しんでゆきたい。


 今月9日の記事、将棋棋士本4冊が届くで報せた内、羽生善治・永世7冠の「大局観」を読み了える。
 リンク記事より、将棋関連本へ遡れる。

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 新書版で、角川oneテーマ21、2011年11月・初版。定価:724円+税。234ページ。

 同感した事に、大局的に見る、がある。迷路の出口がわからない時は、俯瞰的に、鳥瞰的に、上から見れば道筋のわかる場合が多い。
 もう1つ学んだ事は、リスクを取れ、という言葉である。博打を打つな、ともある。
 僕は若い頃、ある事に巻き込まれて痛い目に遭い、長く尾を引いた。それで慎重になり、博打嫌い(宝籤より、食事か本がよい)となった。
 ただ、自動車運転免許講習(最短の3倍、4ヶ月半かかったが、今はゴールド免許)の場合などから、粘りを身上とした。
 堅実に行って、ジリ貧ならば仕方がない、と思っていた。しかしリスクを取りながら、活路を開いて行く姿勢もありと知る。

 羽生善治・永世7冠は、今は無冠とはいえ、7冠時代、永世7冠を達成し、今も勝ち続けて、尊敬すべき棋士である。出版本が多い事は、印税でなく(出版社は儲け主義でも)、アウトプットを増やして行かないと、これからのインプットが出来ないためだろう。僕たちは多くの指南を受ける。



 最近に手許に届いた3冊を紹介する。
 今年1月12日の記事、届いた3冊(4)に次ぐ。
 購入本として、今月9日の記事、将棋棋士本4冊が届くに次ぐ。

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 まず山田詠美の短編小説集「風味絶佳」である。文春文庫、2008年5月・初版。
 今月7日の記事、同「4U」を読むの最後に、「読んでみたい」と書いた本である。
 「絶佳」は「ぜっか」と訓む。「ぜっけい」かと思ってキーボードに打っても、出てこない。もしかしたらと思い、「ぜっか」で変換すると出て来た。
 Amazonマーケットプレイスで、232円(税・送料・込み)だった。

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 次いで羽生善治・永世7冠の「直観力」。PHP新書、2012年11月・初版。メルカリで300ポイントだった。
 記事2番めのリンク、将棋棋士本4冊が届くの、末尾近くで「読んでみたい」と書いた本である。
 羽生・永世7冠の本が、4冊溜まった。

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 しまいに柾あずささんの詩集「その心の海は」の贈呈を受けた。
 彼女は、同人詩誌「青魚」の仲間であり、お会いしたこともある。
 第1詩集「トマトの味」に次ぐ、15年ぶりの第2詩集である。


 将棋棋士の書いた本、4冊が届いたので、紹介する。
 既読の将棋本として、先の7月21日の記事、別冊宝島「羽生善治 考える力」があり、他に藤井聡太・本2冊(リンク記事より辿れる)がある。

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 まず8月3日に届いた、杉本昌隆・現8段の、「弟子・藤井聡太の学び方」である。藤井聡太・現7段の成長ぶりを、最も知る身近な杉本棋士である。
 Amazonのマーケットプレイスで買った。ベストセラーは、メルカリよりマーケットプレイスが安い場合が多く、ポイントが無いのにメルカリで買う必要はない。
 ちなみに価格は、490円(税・送料・込み)だった。

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 8月5日に、メルカリより300ポイント(税・送料・込み。この時はポイントがあった)で届いた、羽生善治「結果を出し続けるために」である。
 題名に惹かれた。
 なおアップ順は、ただ著者と、本の大きさに由る。

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 次は羽生善治・9段の「決断力」と「大局観」(共に角川oneテーマ21)である。
 8月4日に、Amazonマーケットプレイスより届いた。価格はそれぞれ258円(税・送料・込み)だった。PHP新書に羽生善治・9段の「直観力」があり、読んでみたい。
 僕の習った囲碁は、じわじわと囲い少し戦って、最後に半目余せば良い。将棋は飛び技があり、しまいに玉を詰ます戦いで、考え方が違うように、僕には思える。




羽生善治 考える力
 別冊宝島「羽生善治 考える力」を読み了える。
 藤井聡太・本の「証言 藤井聡太」他を読む、ずっと前から羽生善治の人生論に関心があった。しかし彼は7冠、永世7冠、国民栄誉賞等、遠い人だった。もちろん僕は将棋の指し手はわからない。
取得
 メルカリを「羽生善治」で検索すると、この本が引っ掛かった。宝島社・刊、発行年月日は記載ないが、2009年までの記録が載っている。
 300円の本を、メルカリ・ポイントがないので、カードで買った。7月15日に注文し、18日に届き、そのままに読み進み、翌日には読み了えた。

感想
 ただ記者や他棋士からの記事が多く、羽生9段の語るインタビューも軽く短い。ジャーナリスティックな編集なので、鵜呑みにできない言葉がある。例えば「3割の負けは引きずらない」。敗局から学ばなければ、前進する筈がない。
 ほぼB5判、111ページでありながら、カラー写真は表紙のみで、他のたくさんの写真はモノクロなのが惜しい。
 対局の心の姿勢、座右銘など、励まされる言葉はあった。
 今は無冠だが、勝局を重ね、大山名人の最多勝局数を越えるなど、モチベーションを保って戦っている。コンピューター将棋世代へ移っているようだが、彼の生き方に注目したい。


 

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