風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケ(ハンドル名)が、この10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

覇王樹

IMG
 今月5日の記事で、到着を報せた歌集、佐田毅「ほがらほがらの」を読み了える。
概要
 2013年、角川書店・刊。角川平成歌人叢書。
 2010年~2012年の作品より302首と、「あとがき」を収める。
 佐田毅(さた・たけし)氏は、1941年・生。1966年、「覇王樹」入会、1996年より「覇王樹」代表・編集発行人。
感想
 目立たないが巧みな暗喩によって、叙景や生活を表わす歌がある。
 また夫婦間の、ユーモラスな、あるいは立ち入るべからざる関係が、詠まれる。
 また東北地方大地震、原発災害も詠まれる。歌集名や読みぶりに危機感が少ないように感じられるかも知れない。しかし当時は、民主党政権時代であり、反権力の立ち場で来た者は、希望を持っていた。また原発被害も、福島県の1部地域のみで済むと思われていた。
 しかし、自民党政権下で安保法制、共謀罪などが成立し、改憲の動きがある現在、氏は「よこしまな世」と詠み(「覇王樹」2017年10月号)、トランプ大統領と北朝鮮の応酬を恐れる歌を詠んでいる(同・12月号)。
 氏にも危機感は、深まっているのだ。

引用
 多くの付箋を貼ったが、このブログの例によって、以下に7首を引く。
葉の陰にわが果たせざる夢鎮めひそかに咲かすねむの木の花
花びらにふれゐる娘の指先の和みのいろの河津のさくら
恩恵を安全神話に依存せしつけの大なる原発の事故
本日の妻の予定を問ひたれば「タイピンはそこよ!」と 多忙を極む
ちぎれ雲ちぎれて浮かぶ北の空 コーヒーカップに夏雲混ぜる
パソコンの扱ひ知らず打ちし文 キーの魔王が食べてしまひぬ
セシウムのほのかに含む稲の花 畦にゐ据り遠くを見つむ




IMG
 結社歌誌「覇王樹」代表・発行人の佐田毅氏の最新第4歌集「ほがらほがらの」が、「覇王樹」発行所より12月1日に届いた。
経緯
 実はこの本を、購入した訳ではない。僕の読み了えたある全歌集(生前版)とそれに続く2歌集を、勝手に発行所へ送りつけて(事務局の方は関心はおありのようだったが)、この本を送って下さるよう、お願いしたのである。
 物々交換的とはいえ、自分の図々しさに、今更ながら冷や汗の出る思いである。
概要
 2013年、角川書店・刊。角川平成歌人叢書。
 なおスキャンで取り入れた表紙写真は、パソコン画面の白に紛れないよう、やや暗く露出補正してある。元はもっと明るい。
 佐田毅(さた・たけし)氏は、1941年・生。
 1966年、「覇王樹」入会。1996年、「覇王樹」編集発行人となり、現在に至る。
 これまでに歌集「三角州」、「スペクトル」、「プロセスの橋」がある。また研究書に「橋田東聲の研究」(2001年、短歌新聞社・刊)がある。


IMG
 短歌結社「覇王樹社」の歌誌、「覇王樹」2017年12月号を、ほぼ読み了える。
 
歌誌の到着は、先の11月29日の記事にアップした。
 なおスキャンして取込んだ表紙が、先の記事では露出補正が足らず、地の白色に紛れそうだったので、今回は更に暗くした。元は白地である。
概要
 2017年12月1日付け・刊。A5判、39ページ。
 同人3クラスは、出詠6首のまま掲載、会員・準同人は出詠8首より6首選で掲載される。
 10首詠4名、力詠15首2名の他は、社友に掲載歌数の差はなく、平等である。
感想
 入社する時、会員、準同人、同人、どのクラスでも入れる、と知らされた。選歌のある、準同人に入って良かったと思っている。ルサンチマン(?)の僕なぞ、無選歌の同人に入っていたなら、どんな歌を詠んだか知れない。
 付句・題詠を全員より募集しているが、よほどの疵がないなら採られるようで、楽しみである。

 ホームページ「短歌の会 覇王樹」の更新も早く、すでに「作品紹介」など、12月号版になっている。僕の1首も載っていて、歌誌を読むのとは違う励みになる。
引用
 巻頭・八首抄より、M・照男さんの歌。
ダンプ行きクレーンも動く現場には明治の木屑昭和の破片
 古民家の解体作業だろうか。現場を描写しつつ、昭和から遠く明治まで、時代を掬っている。
 覇王樹集の特選1編、K・いつもさんの「インド更紗」6首より1首。
湯上りのインド更紗のワンピース優しく淡く友を想いぬ
 「優しく淡く」は、着心地にも、友の性格にも、友を想う気持ちにも、3つに掛かっているのだろう。




IMG
 11月27日(月曜日)に、所属する結社歌誌「覇王樹」の2017年12月号と、1種の名簿「名刺交換会名簿」(7ページ。写真省略)が届いた。12月号表紙の写真は、地の白色と紛れないよう、少し露出補正で暗くしたが、不十分だったようだ。
概要
 A5判、39ページ。2017年12月1日付け・刊。通常出詠歌の他、題詠と付句の欄、連載の「覇王樹歌人の歌碑(12)」、評論「落とし文考(36)」「後水尾院時代の和歌(38)」「水のみやこ・大阪」、他を収める。
内容紹介
 巻頭短歌抄と呼ぶべき、「八首抄」が、出詠全歌より選ばれて、思いのこもった秀作揃いである。
 5クラス毎の、先々月号の歌の批評(1ページずつ)が載せられ、会員数の少ないわが「紅玉集」では、僕の歌も必ず1首か2首を取り上げて、評してもらえる。
 「受贈歌集紹介」では2ページ(3段組み)に渉って、6歌集が手厚く紹介されている。
僕の歌
 僕の6首・他は、もう1つのブログ、アメブロ「新サスケと短歌と詩」の
11月28日の記事以降に、少しずつ紹介するので、横書きながらお読みください。
 全体を通して読んだなら、ここで取り上げたい。



IMG
 今月2日に、記事「歌誌「覇王樹」11月号を読む」をアップした。
 僕の所属する同誌は、2020年、創刊100周年を迎える。僕は未だ、参加して半年だけれど、100周年の記念の場に出会えるかと思うと、身震いがした。武者震いである。
 100周年記念号には、「覇王樹」総目次を載せるが、それは昭和29年以降分(大正8年8月・創刊)であると予告があった。90周年記念号で、昭和29年までの総目次を載せたからである。
 「覇王樹」のホームページに、90周年「覇王樹」」総目次の販売が示されていたので、メール欄より抜き刷りを購入した。100年の総目次を、手許にほしいからである。
 2010年・刊か(抜き刷りのせいで、奥付がない)、定価・2,000円、261ページ。創刊より昭和29までの総目次に、「覇王樹の歴史と先人達の足跡」が付される。読み通す本ではないが、参照が出来、気持ちの上でも、結社への参加意識が高まる。



↑このページのトップヘ