風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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覇王樹

 最近に8冊の本を入手したので、2回に分けて紹介する。
 本の入手として、先の11月24日の記事、贈られた3冊以来である。



「覇王樹」12月号
 結社歌誌「覇王樹」12月号が届いた。2019年12月1日付、覇王樹社・刊。
 同・11月号の感想は、先の11月14日の記事にアップした。

 
 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は、すでに12月号仕様である。
 
 また僕の6首(8首より選)、題詠1首、被批評2首は、僕のもう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の11月27日付け記事より、5回に分載した。横書きながら、ご覧ください。
 

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 東京外国語大学短歌会の「外大短歌」9号と、岡山大学短歌会の「岡大短歌」7号である。
 いずれもツイッターのメッセージより注文し、料金を口座に振り込んだ。対応が爽やかだった。
 両短歌会とも、大学短歌会として活躍している。僕は若い世代の短歌よりも学びたい。


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 Amazonより、写真術の古本を買った。「花の撮り方きほんBOOK」。2012年4月、マイナビ・刊。
 コンデジでの花の撮影に参考になるかと思ったのだ。
 僕はインスタグラムに、xinsasukeとして、花をおもに投稿している。ただし多くの、いいね!を集める花の写真は、教科書通りではないようだ。基本として1読したい。


 


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 第61回 覇王樹全国大会に参加の記事を、今月17日付けでアップした。
 

 大会の各席ごと、大会資料と共に、1冊の歌誌が置かれていた。
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 「覇王樹三重」No.125である。2019年9月30日・刊。38ページ。発行間隔はわからない。
 短歌欄だけでなく、「サロン」と題するエッセイ欄があって、楽しそうだ。
 編集発行人・橋本俊明氏。

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 また夕食懇談会で、僕の右側が橋本俊明・顧問だった。僕のこのブログを読んで下さっていて、恐縮だった。僕が沖積舎「梅崎春生全集」(全8巻)をコツコツ読んでいる事をご存知で、友人の梅崎春生論の本を送ろうと、約束して下さった。Kindle版の僕の2詩集も購入して、読んで下さっていた。
 その約束の梅崎春生論が、橋本氏の資料と共に、11月23日に届いた。中井正義・著「梅崎春生論」である。函入り、322ページの大冊である。虎見書房、1969年・刊。


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 詩誌「水脈」66号が届いた。2019年11月6日、水脈の会・刊。
 詩人会議の県内誌である。詩の外に、評論、小説を収めて、67ページと詩誌として豊富である。




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 11月16日(第3土曜日)午後一時より、吹田市のあるホテルで、第61回 覇王樹全国大会が催された。僕は地理に疎く、JR新大阪駅より道を聞きながら、ようやくホテルに辿り着いた。

 受け付けで、大会の事務局として僕が問い合わせたりしたY美加代さん、「紅玉集展望」で批評を下さったO朝子さん、歌集とエッセイ集を下さったW茂子さん、佐田・編集人、歌集を下さったS素子さんたちに、改めてお礼を申し上げた。

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 Y美加代さんの司会で、佐田編集人の挨拶があり、昨年逝去された佐田毅代表へ黙祷を捧げた。
 参加者は29名、来賓3名の、総32名の大会となった。
 郷土研究家のM啓一氏の講演「桐田蕗村と若山牧水」があった。若山牧水との深い交わりがあった桐田蕗村が、橋田東聲らと「珊瑚礁」、「覇王樹」を創刊し、生涯「覇王樹」に依ったとされる。桐田蕗村のお孫さんにあたる方が、言葉を下さった。
 その後、集合写真を別室で撮った。
 14時20分より、歌会に移る。O朝子さんの司会で、全29首を、2名or3名が批評し、助言者4名が分担で助言した。途中休憩で、ケーキとコーヒーor紅茶を頂いた。
 15時55分~17時15分で、歌会の後半。その後15分で、助言者の全体的な講評があった。
 覇王樹各賞の表彰があった。
 会計報告のあと、編集人・佐田公子さんが、代表・編集発行人となり、4名の編集委員を置き、先達の数名(何名か僕は忘れた)は顧問として相談に乗って頂く方針が発表された。異見も出たが、重鎮のH俊明氏が収めて、方針は了承された。


 18時半~20時、別室で夕食懇談会が持たれた。
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 3テーブルだった。僕の左が編集委員のS素子さん、右側が顧問のH俊明氏で、貴重なお話を伺えた。H俊明氏は、僕のブログを読んでいて、Kindle版の僕の2詩集も読んで下さっていた。僕が梅崎春生全集を読んでいるなら、友人の梅崎春生・研究書を送ろうと約束もして下さった。恐縮至極である。

 お開き後、当ホテルの個室に1泊し、朝早く帰路に着いた。佐田公子さんに挨拶し、H俊明氏とは地下鉄で途中まで一緒だった。お昼過ぎに地元駅に着き、妻の迎えの車で、無事に帰宅した。




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 先の10月29日の記事、入手した2冊を紹介する(7)の末尾に少し書いたけれども、10月28日には結社歌誌「覇王樹」2019年11月号が届いていた。諸事情により、その報せが今日まで延びた。
覇王樹・11月号

 先の10月9日に、同・10月号の感想を記事アップした。


 11月号より、新入会員1名がある。総合誌の広告より、とのこと。
 また力詠15首2名は、今号には規定で無いけれども、霜月10首詠4名がある。
 毎月、各集ごと2ヶ月前の作品批評を、1ページずつ載せている。

 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は、すでに11月号仕様である。



 また僕の6首、題詠1首、被批評・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の10月29日の記事より、少しずつ順次アップしているので、横書きながら是非ご覧ください。




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 最近に手許に届いた本3冊、6回めの紹介をする。
 先行する同(5)は、先の8月12日の記事にアップした。

 
 その3冊の内、羽生善治「直観力」はまだ枕頭近い本立てにあるが、他の2冊は読み了えて、ここに記事アップした。
 今月15日に、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)11月号が届いた。

歌壇11月号
 これまで値上げを我慢して来たが、消費税増税もあり耐えられなかったのだろう、1冊800円から900円に値上げになった。
 翌日16日、今年12月号~来年5月号の半年分、購読予約の代金を、付属の無料の郵便振替用紙で送った。2,3日後に本阿弥書店より、「前金切のお知らせ」と歌集10%割引の注文葉書が届いた。
 同・10月号の感想は、先の9月25日の記事にアップした。

 
 10月19日に、2冊が届いた。
 まず芥川賞を受賞した、今村夏子「むらさきのスカートの女」である。

むらさきのスカートの女
 彼女の小説は、新興宗教からみの「星の子」で躓いていたが、受賞本作は優れていると、ブロ友の記事に紹介された。メルカリで探して、600円弱(税・送料・込み。定価:1,300円+税)で買った。
 彼女の「こちらあみ子」と「あひる」を既に読んでいる。
 「あひる」の感想をリンクするので、リンクより「こちらあみ子」の感想に遡れる。

 
 もう1冊は、結社歌誌「覇王樹」の同人、渡辺茂子さんが贈ってくださったエッセイ集「落とし文」である。
渡辺茂子 落とし文
 2019年8月17日・刊。221ページ。
 「覇王樹」と「関西覇王樹」に連載したエッセイ、106編を収める。
 受贈した彼女の第2歌集、「湖と青花」の感想は、今月5日の記事にアップした。

 



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 先の9月29日の記事、入手した5冊(4)で紹介した内、渡辺茂子・歌集「湖と青花」を読み了える。
 読み了えた単行本歌集として、9月21日の記事、大野英子・歌集「甘藍の扉」を読むに次ぐ。
 共に贈呈を受けた本である。

a・湖と青花
 渡辺茂子さんは短歌結社「覇王樹社」の同人である。
 「湖と青花」は、2019年9月14日、不識書院・刊。覇王樹叢書第219編。
 先の1997年、第1歌集「未完の譜」(日本歌人クラブ近畿ブロック賞・受賞)があり、2019年にエッセイ集「落とし文」がある。

 「湖と青花」は、1ページ3首、1首が2行にわたっている。
 比喩の歌、それも暗喩の歌が多い。ロマンがあり、歴史にも視線が行く。(僕は日々の生活の歌で、精一杯である)。
 気丈であるだけに、内に鬼が棲むとも詠む。しかし穏やかな夫君と仲良く、立派に息子さんも育ち、元気なお孫さんを恵まれ、ペットの犬を可愛がっている。
 家の新築、姑の死、自身の大手術なども歌材と成す。琵琶湖に近く住み、たびたび訪れて歌に想いを放っている。


 以下に7首を引く。
かなしみを研(と)がむと湖に来たる日よ淡き水色のスカーフ巻きて
鬼瓦の眼より漏れくる日の光われに屹立の歌あらしめよ
駆けゆきてまた戻りくる犬の仔よ虹たつ原のメルヘンとなる
「ばあば見たか」声をはづませ幼児は象に驚く獅子に驚く
幼顔はるかとなして髭面にボージョレー・ヌーヴォーぬつと提げくる
過ぎし道振り返るまじ夫とゐる居間あたたかくコーヒー香る
時々は夫の書斎に寛げる犬とわたしと夏の木漏れ日




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 最近に入手した本、5冊を紹介する。入手した本(ネットプリントを除き)としては、9月18日の記事、入手した4冊(4)に次ぐ。
 前回と同じく、受贈本、定期購読本、Kindle Unlimited本などで、差し当たっての支払いはない。

a・湖と青花
 まず僕が所属する短歌結社「覇王樹」の同人、渡辺茂子さんが、第2歌集「湖と青花」を贈って下さった。
 2019年9月14日、不識書院・刊。覇王樹叢書第219編。

b・覇王樹10月
 所属する結社の歌誌、「覇王樹」2019年10月号が送られて来た。
 同・9月号の感想は、今月22日の記事にアップした。
 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は早くも10月号の仕様である。
 僕の歌6首・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、9月27日の記事以降に順次、少しずつアップするので、横書きながらご覧ください。

c・COCOON Issue13
 季刊同人歌誌「COCOON」Issue13が送られて来た。
 短歌結社「コスモス短歌会」内の、若手歌人を同人とする歌誌である。
 2019年9月15日、COCOONの会・刊。

d・文学総誌「縄文」第4号
 県内にお住いの詩人・文学研究者の前川幸雄さんが、文学総誌「縄文」第4号を贈って下さった。
 昨年4月5日の記事に、同・第2号の感想が載っている。同・第3号も読んだ筈だが、ブログにアップし忘れたらしい。

村杉奈緒子 よみ人知らず
 インディーズ作家・村杉奈緒子の小説「よみ人知らず」Kindle Unlimited版を、Amazonよりタブレットにダウンロードした。
 今年3月6日の記事、同「片恋未満」に続く作品とのことだ。



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