風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。

詠草

 昨日(5月16日、火曜日)の午前9時半、メンバー3人がある喫茶店の1隅に集まり、短歌研究会A第35回を持った。
 
同・第34回は、先の4月19日の記事にアップした。
 研究会Aは、各自の詠草の検討である。
 その前に綜合歌誌「歌壇」5月号を、僕がMさんに渡し(その後にTさんも読む)、僕が斡旋しTさんが購入したある歌集を、Mさんが読み了えて持って来ていたので、僕が借りた。
 検討は、Mさんの10首より。「風に揺蕩ふ」は、「風にたゆたふ」と平仮名が良いのではないか。「わが思ひ和ぐとばかりに…清しく咲けり」は、「和ぐ」が自動詞なので、他動詞「ほどく」に替えて、「白き花群」が思いをほどく、という文脈にした方が良いだろう。ある歌の4句目が「早苗田に悠然と」と大きな字余りなので「田に悠然と」で(前の句に「植ゑ終へし」とあるので)良いのではないか。等々を提案した。
 次いでTさんの9首。結句が「みんな優しい」と「皆がら優し」と2案あって、初句が「訪ねれば」と口語調なので、初めの案にする、とTさんも納得した。「畑の辺(はたのへ)の」を「畑隅に」に直そうかと自分で言い出したが、前の句に「来(きた)る」とあるので「畑隅に来た」の意になるので、僕は反対した。
 僕の8首。「手の首の」が「手首の」では字足らずなので無理をしたのだが、「手首」を電子辞書版広辞苑第6版で調べたら、「腕首」とも出ていたので、それに替えた。「今の腰痛も」は、Tさんが「この腰痛も」と7音に収まるよう直してくれた。ブログを巡る歌は、わかりにくいようだった。ある2句目の「うまくゆかざりし」を、Mさんが「不具合なりし」の7音に直してくれた。
 そのあと、僕の40首ほどの詠草を2人に読んでもらい、感想をもらった。
 次の研究会の日程を決め、11時近くに散会した。
043
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。


 

 昨日(3月16日、木曜日)の午前9時半、メンバー3人がある喫茶店に集まって、短歌研究会A第33回が持たれた。
 
同・第32回は、先の2月15日の記事にアップした。
 研究会Aは、各自の詠草の検討である。
 Tさんの10首では、「直に」を「ひたに」と読ませようとするが、「ただに」「じかに」とも読めるので、平仮名表記を奨めた。また「からし」を「芥子」と表記すると「けし」とも読めるので、「辛子」の表記を奨めた。表現が突出して読めても、作者の個性でもあるので、あまり直せない。
 Mさんの10首では、「歩まば」→「歩めば」の直しと、口語調の作品で、動詞をどう終止するかの問題が出た(例えば、「考ふ」「考ふる」「考へる」)。あとはほぼ、表現の問題である。
 僕の10首では、「子猫は可愛く」とあるが、子猫が可愛いのは当り前なので子猫の名前を入れたら、という進言に納得した。「液晶ティッシュ」の語を、わかって貰えなかった。
 表現は微妙だから、即席に直しを進言する事は難しい。
 あと、今期1ヶ月分の僕の50首程を二人に読んでもらい、感想をもらった。
 次回の研究会の日程を決め、11時に散会。外は晴れで、早春の爽やかさだった。
クロッカス1
Pixabayより、クロッカスの1枚。



 この1月17日(火曜日)の午前9時半より、ある喫茶店の一角で、メンバー3人の短歌研究会A第31回を持った。
 1月13日に、同・B(岩波文庫「宮柊二歌集」の読み込み)を持つ予定だったが、メンバーの都合が悪くなり、17日に詠草提出日も近いという事で、同・A(各自の詠草の検討)第31回を持った。
 
同・A第30回は、昨年12月16日の記事にアップした。
 Mさんの12首では、動詞の終止形か連体形かをはっきりさせる事、強い漢語を重ねない事、漢字の間違い、状況をよく表わして重複の語を削る事、などが指摘された。生活の中からユニークな歌を詠む人なので、歌が正されると見直してしまう。
 Tさんの10首では、過去形を現在形に直す事、感情の由る状況を1首に入れる事、読みの誤りやすい漢字は他の字に替える事、などが指摘された。彼女は短歌歴が僕よりずっと長い。
 僕の10首では、語感を採るか文法の厳密性を採るか、語を入れ替えて正確にする事、過去形を現在形に直して臨場感を出す事、などが指摘された。
 そのあと今期1ヶ月に僕が詠んだ60首程のプリントを二人に見せたが、すでに時刻が11時なのでプリントを持ち帰ってもらう事にして、月内の研究会Bの日の予定を決め、散会した。
白鳥1
「Pixabay」より、白鳥の1枚。



 

 昨日(12月15日、木曜日)の朝9時半より、僕と女性二人の3人のメンバーが、ある喫茶店に集まって、短歌研究会A第30回を持った。
 同・第29回は、先の11月18日の
記事(←リンクしてあり)にアップした。
 それぞれモーニングセットなど食べおえ、各人の詠草の検討に入る。
 Mさんの10首では、1首の句の順の入れ替えをTさんが提案し、Mさんも受け入れた。類型的な表現は、使わない方が良い、とも。日常の料理、畑作りなどの歌が、得意なMさんである。
 Tさんの12首では、字余りの直し、「~と思ふ」の平凡の直し、「~のごと」を「~ならむ」と言い切る事、などを検討した。1ヶ所、僕が間違えた提案をしたようで、後程、メールを入れた。
 僕の10首では、1首の4句に切れ字「や」を入れる事、比喩がわかりづらいので普通の述べ方に直す事、などが提案され、僕も受け入れた。
 本人が「ここの所はこのままにしたい」と述べれば、それ以上は言わなかった。
 そのあと二人に、前回出詠時より今までに、僕が詠み溜めた50余首を読んでもらい、良いと思う歌に頭〇を付けてもらった。
 Mさんより歌誌が返され、Tさんより幾冊かの本を預かり、11時過ぎに散会した。
暖炉3
フリー素材サイト「Pixabay」より、暖炉の1枚をトリミングして。




 昨日(10月14日、金曜日)の朝9時半に、僕、Mさん、Tさんの3人(共に戦後生まれ)が某所に集まって、短歌研究会A第28回を持った。
 10月7日の記事(←リンクしてある)にアップした、同B(第8回)とは異なり、このAでは各自が詠草を持ち寄り、批評し、直せる所は指摘し合おう、という会である。
 今回が初登場だが、これまでに月1回、すでに28回めである。
 Tさん、Mさんは、昨夜に9首詠草を成したそうで、急拵えである。
 文法的に通っていない歌、字足らず、助詞の付加・削除など直すよう、提言し合った。
 詰まった句、わかりにくい言葉、も直すよう奨め奨められた。
 3人分の詠草を終えたあと、前回の出詠あとこれまでの僕の詠草、50首程を、2人に読んで貰った。
 この歌が良い、こうすれば良くなる、と指摘を受けた。
 10時45分頃、散会。
 帰宅した僕は、出詠のつもりだった10首より、4首を入れ替え、直し、結社誌1月号分の出詠歌をほぼ決めた。
apple4
フリー素材サイト「Pixabay」より、りんごの1枚。


↑このページのトップヘ