今月12日の記事、届いた3冊(5)で紹介した内、しまいに置いた、柾あずさ詩集「その心の海は」を読み了える。
2019年8月1日・刊。私家版。5章30編を収める。第2詩集。
柾さんは心を病んだ。真実を語る者は狂気とされ、表裏の大きい者が偉人と呼ばれる。
強者は弱者の金銭を搾取するだけで足りず、気力(やる気、思い遣り、プライド、等)までも奪おうとする。
彼女の実父母が、兄妹の幼い頃に離婚し、心の傷の元となったのだろうか。兄妹ともに詩人となった。
彼女の場合、家族と諍いがありながら、夫と姑に理解があり、2人子も巣立った。
これから夫と共に、心身ともに軽く生きて行かれるよう、願っている。