風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

詩歌

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 ツイッターを読んでいると、亥年短歌ネプリ「一直線」の案内があり、ナンバーなどを手帳にメモした。用の帰途にローソンに寄り、プリントアウトし、半分に折ってホッチキスで留めた。
 ネットプリント(ネプリと略称もする)としては、昨年12月22日の記事、
俳紙「セレネッラ」第十七号以来である。
概要
 セブンイレブン以外のコンビニで、ナンバーはWFW2YWDWX8、文書プリント、両面、横とじ、A4の3枚。カラーで360円、モノクロで120円。3月4日、17時まで。
 知己凛・編集。13名の短歌、3名のエッセイ、短文「今年の一直線な抱負」13名を載せる。表紙、奥付け、裏表紙を合わせ、12ページ。
感想
 若い歌人は、感情が先走りやすいのだろうか。
 F・遊脚さんの「カメラから解き放たれる息」8首が具体的で良い。写生とか写実とか言わないが、これくらいの具体性があるとオジサンにはわかりやすい。
 知己凛さんの「こころ」6首が、流れが形に納まっている。
 エッセイではF・静恵さんの「短歌のこだわりといえば」の「短歌は、個人ではなく集団の制作である。」が衝撃的であり、衣朱さんの「良い悪い楽しい辛い普通の日 呼吸のように何か書いてる」では、詩歌の救いを実体験している。知己凛さんの「いい加減なこと」には余裕がある。

Instagramの3枚目、庭の白梅(実梅用)2枚目です。
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庭の白梅、2枚目です。

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 9月5日に開始しました、kindle本「改訂版 ソネット詩集 光る波」の無料キャンペーンが好評です。
 Amazonの「詩歌の売れ筋ランキング」無料版で、5日夜には1位を取りましたが、6日朝7時半に確認したところ、第3位でした。(後記:8時半に確認したところ、第1位です)。

 詩集購入ページへは、AmazonのKindleコーナーで「柴田哲夫 ソネット 光る波」(柴田哲夫は僕のペンネーム)で検索してくだされば至れます。
 PC版では、右サイドバーの「あなたへ詩集をAmazonで 2」画像バナーを、スマホ版ではメッセージボードの下の画像バナーを、クリックしても購入ページへ至れます。
 販売ページには、詩集の紹介、詩のサンプル、著者略歴などが載っていますので、参考にしてください。

 第2回の無料キャンペーンは、9月10日15時59分までですので、この機会に詩集を購入してくださるよう、お願い致します。
光る波


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 先日、Kindleストアの無料詩歌欄を見ていると、蔵原伸二郎「岩魚」があったので、タブレットにダウンロードした。きれいな表紙はない。
 タブレットで開いてみると、「岩魚」、「鮭」、「すずめ」、「落日」、「西瓜畑」、「遠い友よ」、「石の思想」、7編の詩を収めるのみである。蔵原伸二郎に「岩魚」という詩集があるが、7編で全部ではないだろう。
 奥付けに拠ると、新学社「近代浪漫派文庫 29」(2005年・刊)を底本とした、青空文庫より作成されている。青空文庫で蔵原伸二郎を調べてみると、7つの章があり、複数の詩編を収める章がある。詩集「岩魚」との関連付けは判らない。
 その中の「岩魚」の章を、そのまま1冊として、Kindleストアで無料販売していた訳である。無料だから、不満を言う筋合いはない。
 蔵原伸二郎(くらはら・しんじろう、1899年~1965年)は、戦時中に国粋的な戦争詩を書き、戦後に指弾されたとされる。1964年、詩集「岩魚」を刊行し、読売文学賞を受賞した。
 メジャーでない詩人の詩集を読むのは、僕が見つけて好むからではない。今から半世紀前、高校文芸部で1年先輩だった荒川洋治さん(今は現代詩作家として令名高い)が、蔵原伸二郎の詩を好み、「蔵原伸二郎研究」という研究誌を出すから、批評を書くように僕が言われた、思い出があるからである。研究誌は結局、資料としての詩抄集(当時だから、彼が原紙を切った、わら半紙へのガリ版刷り)が出たのみだったように記憶する。
 その作品集で、当時の僕は「足跡」という短詩(題名を忘れていたが、詩人名と覚えていた単語でネット検索し、見付けられた)が好きだった。青空文庫の蔵原伸二郎の「足跡」の章(この詩1編のみを収める)で、読み得る。
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写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。



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