風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年2月20日で以って、Kindle本・短編小説「底流」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「柴田哲夫 底流」と検索すれば、すぐに出て来ます。柴田哲夫は、Kindle版・詩集「詩集 日々のソネット」、「改訂版ソネット詩集 光る波」と同じく、僕のペンネームです。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

詩誌

 詩人会議の県内詩誌「水脈」67号を読み了える。
 到着は今月4日の記事、届いた2冊を紹介する(13)にアップした。



 同・66号の感想は、昨年12月3日の記事にアップした。


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 67号の多くの生活詩(フィクションの作品があるかも知れない)の中で、S・周一さんの3編より、「野鳥が居ない」に惹かれた。家の周りから、トビ、キジ、カッコー、ヒバリの声が消え、地上の危機と訴えている。僕の家の周りでは、郭公は初めから居なく、雲雀の声は聞いたようだが、雉子の声は稀で、鳶の姿を見ない。以前は多かった足羽川上空でも鳶を見掛けない。気づかせてくれる1編だった。

 特集は「恋坂通夫さんを偲んで」、34ページの多さに渉る。恋坂さんの詩7編、随筆1編、追悼詩4編、追悼文13編、略歴を載せる。
 恋坂さんは、優れた生き方をしたように思える。労働運動に邁進し、定年後は喫茶店を12年間経営し、奥さんを亡くされたあと、遠い地より後の奥さんを得た。定年後に「水脈」に参加、事務局長も務め、詩集2冊を遺した。
 2月20日の「偲ぶ会」は、盛会だっただろうか。



 最近に手許に届いた2冊を紹介する。
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 まず詩人会議系の県内詩誌、「水脈」の67号を贈られた。
 2020年3月23日・刊。(年3回・刊)。A5判、73ページ。
 詩編、小説の他、「特集・・恋坂通夫さんを偲んで」34ページが組まれている。
 同・66号の感想は、昨年12月3日の記事にアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。



 メルカリより400ポイントで、文春新書「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を買った。
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 ずっと読みたかったのだけれど、古希近い齢を考えて、控えていた。メルカリで安く、帯付きで出品されていたので、注文した。
 山中伸弥の名前は知っており、羽生善治の本も何冊か読んだ。インタビュアーの永田和宏は、それまでの歌集をまとめた「作品集Ⅰ」(2017年、青磁社・刊)を読んでおり、歌論、エッセイも読んでいる。楽しく読めそうな本である。


 なお写真、カット等の画像は、僕の思い違いで削除してしまった。




 県内の詩人、T・晃弘さんより、「現代詩年鑑2020」を借りた。
現代詩年鑑2020
 「現代詩年鑑」は思潮社の詩誌「現代詩手帖」の12月号でもある。
 Tさんも買った訳ではなく、末尾に挟まれたメモによると、編集上で協力した、返礼らしい。1度、電話の会話に出て、A・雨子さんに貸してあるが返されたら、僕に貸そう、という話だったのである。先日、郵送してもらって届いた。
 県立図書館にいつも現れるのだが、今度は見逃していた。価格:2,500円+税で、僕には買えない。

 2019年12月1日・刊。392ページの大冊である。
 展望鼎談、展望、アンケート・今年度の収獲、代表詩選、詩人住所録・詩書一覧・詩誌一覧、等を収める。僕の名前、所属詩誌も載っている。
 前衛詩のお祭だったが、一時の勢いはないようである。



 今月27日に、結社歌誌「覇王樹」2020年2月号が届いた。
覇王樹2月号
 2020年2月1日付け、覇王樹社・刊。40ページ。渡辺茂子・歌集「湖と青花」批評集が特集されている。

 同・1月号の感想は、今月7日の記事にアップした。


 ホームページ「短歌の会 覇王樹」も、協力者によって、既に2月号仕様である。


 「大翼集」に載る僕の6首・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、今月29日の記事より順次アップしているので、横書きながらご覧ください。


 詩誌「水脈」事務局の、笠原仙一さんが詩集「命の火」を贈ってくださった。
笠原仙一 命の火
 第6詩集。2019年12月28日、竹林館・刊。500部・限定。




 水脈の会より贈られた、詩誌「水脈」66号を読み了える。
 到着は、先の11月24日の記事、贈られた3冊にアップした。

 

 同・65号の拙い感想は、今年7月10日の記事にアップした。
 

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 「水脈」66号は、2019年11月6日・刊。67ページ。
 12名16編の詩、N・えりさんの小説2編、他に批評・随筆・報告など。

 H・はつえさんの詩「長閑な午後」では、害を与える猪に車を追突させた小父さんを描き、終連3行が「結局 トラックの前車体を随分凹ませただけだった/小父さんは泣く泣く家に帰りつくと/待っていた妻にひどく文句を言われたそうだ」と、民話風でユーモラスである。
 I・冴子さんの「半分しか」では、国政選挙の低投票率を嘆き、「投票が当たり前ではない時代があったのだよ/女性が参政権を得たのは/たった七十三年前なのだよ」と警鐘を鳴らす。
 政治路線的には、グループに困難な時代だろう。S・周一さんの詩「奇妙な日々」では、「そんな日がかならず来ると/白昼夢に酔い痴れる中」、「ここは「どこ」/いまは「いつ」」と、混迷の世に埋没する理想を描くようだ。



 第61回 覇王樹全国大会に参加の記事を、今月17日付けでアップした。
 

 大会の各席ごと、大会資料と共に、1冊の歌誌が置かれていた。
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 「覇王樹三重」No.125である。2019年9月30日・刊。38ページ。発行間隔はわからない。
 短歌欄だけでなく、「サロン」と題するエッセイ欄があって、楽しそうだ。
 編集発行人・橋本俊明氏。

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 また夕食懇談会で、僕の右側が橋本俊明・顧問だった。僕のこのブログを読んで下さっていて、恐縮だった。僕が沖積舎「梅崎春生全集」(全8巻)をコツコツ読んでいる事をご存知で、友人の梅崎春生論の本を送ろうと、約束して下さった。Kindle版の僕の2詩集も購入して、読んで下さっていた。
 その約束の梅崎春生論が、橋本氏の資料と共に、11月23日に届いた。中井正義・著「梅崎春生論」である。函入り、322ページの大冊である。虎見書房、1969年・刊。


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 詩誌「水脈」66号が届いた。2019年11月6日、水脈の会・刊。
 詩人会議の県内誌である。詩の外に、評論、小説を収めて、67ページと詩誌として豊富である。




 今月10日にアップした記事、入手した3冊(4)で紹介した内、山田清吉・第9詩集「自然生死(じねんしょうじ)」を読み了える。
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 山田清吉さんは、卒寿を越えてお元気で、詩誌に発表し、詩集を発行して、詩の催しにも多く参加している。先の詩集「土偶(でこんぼ)」で、農民文学賞を受賞した。
 詩「お迎えおむがし」(おむがしは、「うれしい」の意)のようには、僕は死を待ち望まないけれども、平均寿命くらい生きて、穏やかに逝けたなら、と思う。
 宗教は、人類最大のマヤカシと思うので、ここでは深く取り上げない。宗教の権力との癒着、庶民への抑圧、搾奪は、目に余る。
 戦争への反省は重要であり、反原発も1説だろう。しかし「信仰なき祈り」のある時、未来へ向けて憂慮する事は多い。多発する自然災害(温暖化等、人災でもある)、人心の荒廃(保守政権が、教育に介入してからだ)、等。

 戦争といっても、これからは銃、大砲やミサイルだけでなく、サイバー戦争、レーザービーム銃の戦いになると予想する。
 金田久璋さんの巻末解説は、山田さんの詩に現れる「俺(うら)」の方言への考察を主に据えて、優れた1文である。




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