ぶんか社のマンガ誌「ご近所の怖い噂」vol.167より、暁龍さんの「40歳の夜明け」(モノクロ32ページ)を読み了える。
 本の到着は、今月5日の記事、届いた4冊を紹介する(5)で報せた。

 暁龍さんのマンガを読むのは、今年3月12日の記事にアップした、「可哀想な姉」以来である。リンクより、過去作品の感想へ遡れる。




「40歳の夜明け」
 第2特集「再婚良いトコ悪いトコ」の1編として、旧作が掲載される。画像は、ページを開いて多機能プリンタに押し付け、スキャンしたものをトリミングした。
 暁龍さんは、プロ・マンガ家として、「あんこと麦と」のブロガーとして、フォロワー4万4千人以上のインスタグラマーとして、またTwitterYouTubeでご活躍である。

 「40歳の夜明け」は、夫のモラハラによってか離婚した主人公が、少年となった息子2人を抱えて、再婚相手を求め、幸せを求めてゆく物語である。友人より45歳未婚という銀行員を紹介され、交際するが性格が合わず別れる。
 ネットの出会い系サイト(きちんとした所)を友人に勧められ、最後にしようとメールした男性(バツイチ、46歳、子供なし)と遣り取りをし、実際に会うことになる。喫茶店にてお互いの離婚の訳を話し合い、某テーマパークで遊ぶ。
 男性は、主人公の2人の息子に会う。息子は「お願いします」「この人を幸せにしてあげて下さい」と、大人っぽく理解を示す。主人公は「ありがとう」と涙をあふれさせる。しまいのト書きでは、「明日のことは わからないけど 肩を寄せ合って 生きて行くのも いいかもしれない」と小さな結婚写真と共に、ハッピィエンドである。
 このマンガは、暁龍さんの体験に基ずくフィクションである。ネットの最先端を取り入れる所が、暁龍さんらしい。