風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

離婚

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 今月12日の記事、届いた3冊(5)で紹介した内、しまいに置いた、柾あずさ詩集「その心の海は」を読み了える。
 2019年8月1日・刊。私家版。5章30編を収める。第2詩集。

 柾さんは心を病んだ。真実を語る者は狂気とされ、表裏の大きい者が偉人と呼ばれる。
 強者は弱者の金銭を搾取するだけで足りず、気力(やる気、思い遣り、プライド、等)までも奪おうとする。
 彼女の実父母が、兄妹の幼い頃に離婚し、心の傷の元となったのだろうか。兄妹ともに詩人となった。
 彼女の場合、家族と諍いがありながら、夫と姑に理解があり、2人子も巣立った。
 これから夫と共に、心身ともに軽く生きて行かれるよう、願っている。


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 山田詠美の小説「ラビット病」を読み了える。
 このブログ「風の庫」でも、それ以前のブログ「サスケの本棚」(2007年4月~2016年9月)でも、「山田詠美」で検索して、引っ掛かる記事がない。山田詠美の小説を、何冊か読んだのは、2007年4月以前か。
 この「ラビット病」をちら読みし、幸福ふわふわ感の小説に失望して、読むのを止めたのだった。
概要
 単行本は、1991年、新潮社・刊。
 新潮文庫は、1994年・刊。
 米軍在留軍人:ロバートと、遺産で裕福な娘:ゆりの、恋から結婚へ至る物語である。
 山田詠美は、1987年、在留軍人:ダグラスと結婚し、2006年に離婚した(Wikipediaより)。
 作者はあとがきで、「共通点は山程ある。…あくまでフィクションである。」と述べている。
感想
 幸せな結婚のおのろけのようで、僕は当時、あまり読みたくなかった。文庫本棚から抜き出して、軽めの本を読み通した。本は読めなくても処分しない方が良い。10余年後に読む事もあるのだから。
 性の修羅場を、幾つも通り抜けて来た作者だから、代償として幸せな結婚も好かろう、と今は思える。
 性と性格が合い、財政的に困らなくても、現実は甘くなく、約20年後に離婚している。国際結婚等に金属疲労が出たのだろうか。2011年、日本人と再婚した。
 これから、山田詠美の小説が手に入ったなら、読んでみたい。


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