風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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青年

 沖積舎「梅崎春生全集」第4巻(1984年・刊)より、7回めの紹介をする。
 同(6)は、今年1月28日の記事にアップした。

 リンクより、過去記事へ遡れる。

 今回は、「益友」、「小さい眼」、「豚と金魚」、「井戸と青葉」の4短編小説、303ページ~345ページ、43ページを読んだ。
 「小さい眼」を除く3編に、山名君という、自分より7つ8つ若い友人が登場し、家に出入りする。
 これまでにも、家に青年が出入りする主題の「犬のお年玉」、「風早青年」などの短編があった。
 今回の3作の山名君は、本業の画家では冴えないが、「私」のためにタケノコを買い付けたり、蜂の巣除去をし、犬を探して持ち込んだり、事情で子豚を持ち込んだり、井戸掘りを手伝わせたりする。

 山名君はフィクションだろう。若くて抜け目がないが、本業で冴えなく、明るい青年を描いて、戦後の希望を託したかと、作家の心理を推測する。

 「小さい眼」は、ミルクホールで会った目の小さいおばあさんに、学生の「おれ」が誤解で憐れまれ、派出看護婦会(おばあさんは会長だった)の家の1室に、半強制で住まわせられ困惑する話である。
 戦後15年を過ぎ、食うには困らないが、まだ貧しい世情を、庶民生活の心理の綾を探って描いた。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。




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 S病院の23日間の入院を了えて、1月12日に退院すると、ネットが繋がらない。
 まず10日に、電話が繋がらないと兄嫁が訪れたそうで、電話機の故障(受話器の線のカバーが剥き出しになっていた)かと13日に、電器量販店「百満ボルト」で小型の電話機(ファクス機能なし)を買った。それでも電話機もネットも繋がらなかった。
 14日にドコモサポートセンターに電話して、出張サービスを依頼した。工事が混んでおり、28日訪問の予定だと言うので、前倒しを依頼した。
 1月20日(水曜日)の15時半頃、スマホに電話があり、今から伺うという。意外だったが、依頼した。
 NTT委託会社の社員(青年一人)が訪れて、電話線引込線の大雪による内部断裂だろうという。僕は時々外に出て、作業を見たが、かける言葉もない。16時半頃、作業が完了したとのこと。電話、Wi-Fi、ケーブル接続のパソコンが繋がっている事を確認した。
 小さいタブレットに、僕の姓をペンでサインした。料金は無料だった。青年に深く礼をして、謝意を表した。8日ぶりにネットの復活である。
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写真ACより、「ウィンターアイコン」の1枚。


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