大動脈瘤の開胸手術を僕が嫌がった頃、妻と取り引きをした。前から欲しかった、JBLのステレオスピーカーを買ってくれるなら、喜んで手術を受けると申し出た。ねだるのは、僕が幼いのだろうか。
 4月5日の、K病院のL医師の再診で、4月23日の手術が決まった。さっそくAmazonより、JBLの4312MⅡ Black、67,194円也を注文した。

 翌日4月6日に届き、さっそく開梱して設置した。

ステレオ・スピーカーJBLマーク
 左の写真は、2台セット、右側のスピーカーは前面カバーを外してある。右の写真は、側面のJBLのマーク。
 新品の3ウェイスピーカーのセットで、Amazon上では1番安い。大きさを調べると、高さ30㎝で、これまでの2ウェイスピーカーよりも小さい。コンパクト設計である。
 セパレート・ステレオセット(チューナー、CDデッキ、アンプ、スピーカー)は、応接間(12畳)に置いてある。60ワット×5燭のシャンデリアが下がっているけれど、部屋の4面の3面は本棚が塞ぎ、残る1面も半分は食器棚(妻の嫁入り道具)が塞ぎ、外光が入らない。それで写真を撮れない。フラッシュを焚くと、変に光る。写真は、内玄関より上がった所で、玄関を開け外光を入れて撮った。
 ステレオでベンチャーズのCDを聴くと、高音・低音を含め、とても音が良い。外国製のオーディオ機器には、廉価で高性能の品があるが、経験上、耐久性に乏しいようだ。
 ふと思いついて、洗濯物を取り込む妻(月10日のアルバイトをしている)に、「6万7千円て、〇子の1ヶ月分の給料でねえけ?」と訊くと、「そうよ。なに?」と無邪気に応えるので、僕は「スマン」と心から詫びた。