通常10時開始のところ大雪のため、10時半よりメンバー3人が、橘曙覧記念館の会議室に集まって、短歌研究会A・12月歌会を開いた。これまで第〇回として来たが、見送りの月があり、〇月歌会と称する。
 10月、11月と、僕の臀部痛や相方の都合で見送ったので、3ヶ月ぶりの歌会である。僕は12月11日にS病院で再検査を受け、担当医師は早めに入院してほしそうだったが、この歌会(第3木曜日)の過ぎる、21日(第3月曜日)まで待ってもらった経緯があり、大雪などに負けられない。

 前回の9月歌会は、9月15日の記事にアップした。


 10時半前に会議室に入ると、TさんとMさんは既に暖房(ただしドアは開け放し)等の用意をして、間隔をとって着席していた。歌誌、歌集の貸し借り、返却のあと、3人の詠草の検討に入る。
Mさんの11首より。
 1首めの上句「ひと本の柚の木今年数多成り」を、僕は「ひと本に柚の実あまた今年成り(生り?)」にするよう、奨めた。
 9首めの2句「さすがに老には」を、「さすがに老に」にするよう、Tさんが奨めた。他に何ヶ所か。
Tさんの5首より。
 1首めの下句「冬田にしづかに群るるこはくてう」を、自ら「冬田に群るるこはくてう静か」に推敲した。
 4首めの2句「師の病みます」が字足らずなので、僕はやや安易だが「師の病みゐます」にするよう奨めた。あと何ヶ所か。
僕の10首より。
 4首めの結句「部屋の傍えに」を、「部屋の傍えの」にするよう、Tさんが奨めたが、持ち帰り検討となった。
 8首めの4句より「間食に飲む」が引っ掛かるので、「食あいに飲む」に自分で推敲した。他に何ヶ所か。

 検討会のあと、僕の今期1ヶ月分の110首プリントを2人に軽く読んでもらい、感想をもらった。また前日に僕が作成したばかりの、「2020年版 方言集 ー福井市とその近辺ー」(+17語、計550語)のお披露目をした。2人には後ほど、プリントを差し上げる予定。
 次回1月歌会への参加は、入院期間によって難しいが、また連絡すると僕は告げた。
 11時半頃に散会した。
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 庭の雪を被ったサザンカの写真1枚。