風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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COSMOS集

 結社歌誌「コスモス」2017年5月号より、「COSMOS集」を読み了える。
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同・「その一集」特選欄・読了は、先の4月28日の記事にアップした。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」と、それに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 「あすなろ集」より30名、「その二集」より12名が、各5首(稀に6首)に選者の付した題を付けられて、掲載される。
 初心の純粋さが、羨ましい。励んで昇級し、活躍してほしい。
 僕が付箋を貼ったのは、「あすなろ集」特選より、次の1首。S・佳乃さんの「曼陀羅カルタ」5首より。
一瞬に炎となれり 人界を離れる父は吉日選ぶ
 特選の5首とも、父への挽歌である。挽歌は、逝いた人を崇めるのに、佳い詩型である。
 取り残されて頼りを失った身は、暦日の運勢にさえ頼ろうとする。短歌に拠って、立ち直るだろう。
 今後、「コスモス」誌の批評を、このブログに載せる事はないだろう。
 24年余を助けてくれて、さようなら、「コスモス」。
031
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。





 結社歌誌「コスモス」2017年4月号より、「COSMOS集」を読み了える。
 先行する
「その一集」特選欄・読了は、先の3月30日の記事にアップした。
 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄であり、「あすなろ集」より30名が、「その二集」より12名が、出詠10首のうち5首(稀に6首)を選ばれ、選者による題名を付されて載る。
 「COSMOS集」の常連は、将来の有望株だが、元の集の会員層が薄い事は心配である。
 僕が付箋を貼ったのは、「その二集」特選より、次の1首。M・竜也*(新かな遣いのマーク)さんの「水たまり跳び越えるごと」5首より。
自転車のチェーンが外れるようにして母はも父のもと離れたり
 父母の双方に言い分はあっても、子は苦しんだだろう。下の句のぎこちなさに、その思いが表われている。上句では、納得しようとしているけれども。
チューリップ3
Pixabayより、チューリップの1枚。


 昨日の記事、結社歌誌「コスモス」2017年3月号<風鳥派>に続き、作品欄の「COSMOS集」を読了する。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」とそれに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 各5首(まれに6首)が、選者による題名を付けて、掲載される。
 歌歴の若い人には、可能性としては、将来がある。昇級の夢、歌壇で活躍する夢も、可能性としてはある。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。T・千尋*(新仮名遣いのマーク)さんの「すうはあすう」5首より。
すうはあすうアスファルト上の修行者の息が聞こえるマラソン大会
 字余りの多い1首(苦しさに繋がるようだ)だけれども、マラソン走者の荒い息遣いを言葉化した事と、「アスファルト上の修行者」と捉えた事が、新しい表現である。体言止めで、まさに1首を止めている。
椿2
Pixabayより、椿の1枚。



 結社歌誌「コスモス」2017年2月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 先行する記事の、
同・「その一集」特選欄は、1昨日の記事にアップした(リンクは、後日の読者のため)。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」と、それに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 若い人の恋歌や、還暦を過ぎての幸せの歌がある。名前の後に*マークの付く、新仮名遣いの会員も多い。
 歌歴が若く、総じて歌に勢いがある。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「あすなろ集」特選の、S凉子さんの「復習ひつつ行く」5首より。
暮れ方の遊歩道には人気なくバタフライの手を復習(さら)ひつつ行く
 人気はなくとも、健康のために泳ぐバタフライの手を復習いつつ歩むのは、おおらかな方なのだろう。
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「写真AC」より、チョコレートの1枚。多くの男性の意を表して。


 

 新年も2日となりましたが、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
 以下、通常のブログ更新に移ります。
 結社歌誌「コスモス」2016年1月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 先行する同「その一集」特選欄は、先の12月28日の
記事(←リンクしてあり)にアップした。
 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄である。
 栄誉であると共に、昇級への大きな足掛かりとなる。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「その二集」特選より、K・哲虎さんの「唄いながら学ぶ」5首から。
甥を抱き消防自動車見ておれば乗っていいよと手招きされつ
 昨年10月号の「COSMOS集」をアップした、10月6日の
記事(←リンクしてあり)でも、彼の1首を取り上げたが、今号の5首ではプロボクサー歴の歌を脱し、生活詠となっている。
焚き火2
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。


 結社歌誌「コスモス」2016年12月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 同・「その一集」特選欄は、1昨日、11月30日の
記事(←リンクしてあり。おもに後日の読者のため)にアップした。
 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄であり、出詠10首より5首(稀に6首)が載る。
 今号では、「その二集」より12名(うち6首2名)、「あすなろ集」より30名(うち6首3名)の内訳である。
 それら二集では、歌歴が若く、年齢も若い方があり、新鮮な刺激を受ける。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「その二集」特選の、M・竜也さんの「海色」5首より。
階段で泣く女あり新宿の夜はますます湿度を増して
 雨模様の大都会で、行き場のない娘さんだろうか。それら説明を省いて、演歌から1歩を離れている。
ミカン4
フリー素材サイト「Pixabay」より、蜜柑の1枚。

 結社歌誌「コスモス」2016年11月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 先行する
記事(←リンクしてあり)、同・「その一集」特選欄は、10月29日付けでアップした。
 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄である。
 常連の会員がいて、早い昇級が予想される。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。A・愛実さん*(←新仮名遣いの印し)の「アンパンマンのシール」5首より。
孫たちを送ってしばしチカチカと体に点る<お疲れランプ>
 特撮テレビドラマ「ウルトラマン」で、ウルトラマンのエネルギーが切れかかり、ベルトのメダルが点滅していた事を思い出す。これもある世代(わりあい広い)の感慨か。特殊な表現の1首である。
菊5
フリー素材サイト「Pixabay」より、菊の1枚。


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