風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

Kindle本

 KIndle本の「開高健 電子全集」特別限定無料版より、短編小説集「珠玉」の「掌のなかの海」を読み了える。
 入手は、今月19日の記事、入手した3冊を紹介する(10)にアップした。


 「掌のなかの海」は、回想記風に始まる。作家デビューした作者が、焦燥のあまり寄るバーで、高田先生と呼ばれる老人と知り合う。高田老人は医師だったが、スキューバダイビングの用意をして行方不明となった一人息子を探して、日本各地のポイントを追ったが無駄で、海を墓守の心境で暮らそうと、船医になる。
 作家は誘われて下宿を訪い、飲み直す。先生は「さびしくて、さびしくて、どうもならんです」と泣き出し、大泣きとなる。
 僕は作家の筆力に感心するが、内容は感心しなかった。人生でもっと苛酷な体験をした人は多い、と思っているからである。
バー
写真ACより、「バー」のイラスト1枚。



 昨日もお報せ致しましたが、僕のKDP本「少年詩集 鳶の歌」が無料キャンペーン中です。

鳶の歌
 昨日は9日17時より開始とお報せしましたが、16時50分現在、Kindle本・無料をサイトで確認しています。太平洋標準時間との関係で、16時・開始だったようです。
 詩集には、高校生時代の作品35編、小学生時代の作品3編を、収めています。
 PC版の右サイドバーのバナーをクリック、あるいはAmazonのKindleストアのカテゴリで「少年詩集 鳶の歌」と検索しても、直に至れます。
 この機会に詩集をお求めください。


 Kindle本「室生犀星作品集」より、エッセイ「名園の落水」を読み了える。
 先の8月27日の記事、「みずうみ」を読む、以来である。


 「名園の落水」は、初め前田家の家老だった本多氏の庭を巡る。当主は住んでいず、取次の案内を受ける。庭は荒れている。
 総檜の屋敷や、100畳の部屋も見せてもらう。
 それから兼六公園へ向かう。落水の脇のお亭でひと休みし、芥川龍之介を思う。曲水に感嘆している。落水を「公園で一番いいところ」と思って佇む。
 庭を造り、世話することが道楽だった犀星らしい、エッセイである。庭造りに関心のない僕には、深い感慨はわからない。
 底本の親本、新潮社「室生犀星全集 第3巻」1966年・刊。
日本庭園
写真ACより、「日本庭園」の写真1枚。



 今日2回めの記事更新です。
 ブログの上部メッセージボードと、右サイドバーのバナーでお報せしている通り、ハンドルネーム・新サスケはペンネーム・柴田哲夫で、Kindle本・短編小説「底流」を、今年2月20日に自力発行しました。

Kindle「底流」表紙
 今回、2回めのKindle本・無料キャンペーンを、6月6日17時~6月11日16時59分の予定で、開催中です。本人が既に、無料となっている事を、確認済みです。
 右サイドバーの「底流」のバナーからはもちろん、AmazonのKindleストア・カテゴリで「柴田哲夫 底流」と検索しても、直ちに購入ページへ行けます。
 半世紀以上前、高校生が書いた短編小説ですが、3年間の思いを込めて書いた、濃密な小説です。
 無料キャンペーンは、今回で仕舞いとしますので、関心がおありの方は、是非この機会にお求めください。



 最近に2冊のKindle本を、タブレットにダウンロードしたので紹介する。
海河童 Alona Beach
 ダイバー・海河童さんの写真集「Photo Collection of Alona Beach」である。
 海河童さんの写真集として、先の2月18日の記事、「同 Philippines」を観る、に次ぐ。



 アロナビーチは、フィリピンのボホール島のダイビングスポットである。
 2018年6月30日・刊。写真・145枚。


このセルパブ2020版
 もう1冊は、Kindle Unlimited本で、「このセルフパブリッシングがすごい!2020年版」である。
 僕もKDP本の短編小説を上梓したので、気になる。紙の本にして360ページ。
 ランキングとコラムを含め、セルフパブリッシング本を強く推している。
 金銭につながらないセルパブ作家の悩みが、多いようだ。僕はその点、金銭化を目指していないので、気楽である。


 森絵都のYA(ヤング アダルト)小説、「つきのふね」を読み了える。
 同・「カラフル」の感想は、今月19日の記事にアップした。




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 「つきのふね」は、角川文庫、2008年、10刷。単行本:1998年・講談社・刊。
 中学生のさくら(話者)と梨利、勝田君、それに優しいけれども現実を離れてゆく智さん、の物語である。
 勝田君が智さんを救おうと、苦し紛れに書いた偽の預言書の預言へ向かって、場面は大団円に向かう。

 最近、紙の本を読む事が多いようだ。Kindle本の出て来た時、紙の本は無くなるんじゃないか、という勢いだった。しかしKindle本に優れた本が現れない。
 著作権の切れた文人の他称・全集が、99円、200円で出回って、マニアを喜ばせただけだ。多くの作家は抵抗し、インディーズ作家も伸びない。
 大家の本がKindle出版される事があるが、高価である。
 ガイド本などが、わずかにKindle Unlimited版で出回って、利用されているだけらしい。
 電子書籍の現れた時の夢は、どこへ行ったのだろう。


ダイビング川柳 其の弐
 海河童さんのKindle本、「ダイビング川柳 其の弐」を読み了える。
 タブレットへのダウンロードは、今月10日の記事、入手した3冊(4)にアップした。

 ほとんど海中の魚介類の写真に、川柳、解説、寸評(駄句、佳句、秀句、特選、の評価付き)を入れている。川柳は、初句、中句、結句、まとめて1川柳と、ページが違い、写真も異なる。
 定型に収まる句があるが、はみ出す句も多い。

 川柳の、世に盾突く姿勢がない。自分で解説し、評価を付けている所も、文学らしくない。「三十度あたたかいけどサンゴは無事か?」が特選となっている。
 海河童さんのダイビング、ダイビングの普及、海中写真、KDPに掛ける情熱は素晴らしいと思うけれども、上手とはいえない川柳である。写真集のみで評価を受けられる。無料でダウンロードして、大きな声も出せないけれども。


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