風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

kindle版

 Kindle版・無料の「ルノワール名画集」を見る。入手は、今月16日の記事、入手した4冊を紹介する(8)にアップした。



 見了えた電子版画集として、今月12日の記事、「モネ傑作名画集」を見る、に次ぐ。


ルノワール名画集
 アートクラシックス版、2013年9月6日・作成。25点と、1点ごとに短い解説を付ける。
 今、集英社の愛蔵普及版・現代世界美術全集4・ルノワールを参照すると、「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」も「ピアノを弾く少女達」も、紙版に比べて電子版がとくに暗いという事はないようだ。
 ルノワールは、美少女と画家仲間家族と、豊満な裸婦(煽情的ではない)を描き続ければ、幸せだったろうか。
 印象派の絵は当初、評価されず、売れもせず、貧しい生活を送ったとされる。信念を貫いて、後の成功を得たのだろう。
 美術の領域を、写真や動画が侵す現在、ありのままの写実では勝てないだろう。多くの画家の苦闘がある。



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杉村奈緒子 片恋未満
 昨年12月13日に、タブレットにダウンロードしたままだった、村杉奈緒子の中編小説「片恋未満」kindle unlimited版を読み了える。(注記:杉村奈緒子と誤記していました。ご迷惑をかけました)。
 インディーズ作家のkindle unlimited版・小説として、昨年9月4日の記事、幸田玲「月曜日の夜に」以来である。
概要
 2017年9月4日・刊。73ページ。
 kindle版:480円。kindle unlimited版:追加金無料。
 彼女には今の所、他のkindle版・小説はないようでる。
感想

 主婦の弓子がフラメンコ教室に通い出し、フラメンコ・ギタリストの喬木と親しくなり、彼の部屋を訪ねるまでになるが、恋は成就せずに別れる。喬木の以前の、若栄、礼子との恋のいきさつが、フラッシュバック的に挟まれる。
 主婦とギタリストが真剣に想い合うが、それ故に成らない恋を描く。
 最近の若い人の、セックス・レスな関係が、取り込まれているようだ。村上春樹のように、しつこく描く世代ではない。
 スペインの地名と、フラメンコの技法の名が頻出して、フラメンコを格好良いとは思うが熱中はしない僕には、少し煩わしかった。
 小説の第1作は、誰にも書ける(僕も昔、短編小説を書いた)が、長く続ける事が大事だと思う。


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谷川俊太郎 詩選集 4
 今年1月21日の記事、谷川俊太郎「62のソネット+36」kindle版を読む、の末尾に書いたのだけれども、1月20日に「谷川俊太郎 詩選集 4」kindle版をタブレットにダウンロードした。
 集英社e文庫、2016年10月31日・刊。15冊の詩集よりの選出と、未収録詩・2編より成る。編者は田(ティアン)原(ユアン)、1965年・中国生まれ、現在は城西国際大学で教鞭をとる。
 ずいぶん、がっかりした。5音句、7音句を多用(抽象的な事柄で多い)して、5音句・7音句の自動記述法みたいである。言葉のない世界を描くが、沈黙ではなく、記述の果ての失語症のようである。
 名言が岩石の中の宝石のようにある。
 詩「空」より、「さびしさは甘えじゃない/さびしさはふたりで生きている証(あか)し」。
 詩「ルネ」より、「無口な詩人は野に隠れ/言い募る詩人ばかりが跋扈していた」。
 日本でただ一人、詩で食べている、プロの詩人だけれども、読者はどのような人だろう。



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法橋ひらく それはとても速くて永い
 最近に入手した2冊を報せる。
 記事一覧で調べてみると、「入手した2冊」はこのブログで、4回目である。これまではNo.を振ってなかったので、(2)、(3)にNo.を振っておいた。
 まず今月1日(金曜日)、Amazonより、法橋ひらく・歌集「それはとても速くて永い」を、タブレットにダウンロードした。
 書肆侃侃房・刊。新鋭短歌シリーズ。
 紙本版:2015年3月13日・刊。価格:1,836円。
 kindle版:2016年6月4日・刊。価格:800円。
 kindle unlimited版:追加金無料。

同人詩誌「角」第48号
 2月5日(火曜日)、県内にお住まいの詩人、N・としこさんより、同人詩誌「角(つの)」第48号が届いた。
 2018年12月・刊。B5判、54ページ。
 詩は見開き2ページに1作品ずつ1段、散文は2段ないし3段と、ぜいたくな造りである。
 N・としこさんのお便りに、少し体調を崩している、とあって心配だ。


 
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62のソネット+36
 昨年12月9日の記事、入手した4冊(3)で報せた内、岩波書店・刊の谷川俊太郎詩集「62のソネット+36」kindle版を読み了える。なお英訳は手が出せなくて、読んでいない。
 ダウンロードは昨年12月6日。定価:540円。
概要
 この詩集の初版は、1957年、創元社・刊。
 様々なアンソロジーに収められ、このkindle版は2016年10月27日・刊。
 思潮社「谷川俊太郎詩集」(1965年・刊)で読み、
集英社文庫で読み、今回は3度目の読書(+36付きは2度目)である。集英社文庫・版については、前ブログ「サスケの本棚」2010年10月19日の記事に、リンクを張った。手許に資料がなくて、今は確認できないが、元は旧かなだったと記憶しており、その前提に書いている。
感想
 「偶感」「朝 Ⅰ」がおもに古典文法で書かれており、僕の記憶のように旧かなだったすると、かなり古風な書き方である。
 若者の若さの乱費であり、世界との調和の祝ぎ歌である。生活の苦労を、まだ知らない。
 その輝かしさや、垣間見る暗さに、今も若者が惹かれるのだろう。あるいは若い時代に読んだ、今の老人が。
 具体的リアリズムでなくても、心象的に惹かれる世界である。
 思潮社の作品集「谷川俊太郎詩集」「続 谷川俊太郎詩集」「詩集」の以後は、彼の詩をほとんど読んでいない。それで1月20日、集英社文庫「谷川俊太郎詩選集 4」kindle版を、ダウンロード購入した。どのような世界が広がるのだろう。



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光る波
 今日2回目の記事更新です。
 先の
12月5日の記事の通り、当日17時より開催しました、柴田哲夫(僕のペンネーム)のkindle本・詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」は、Amazonでの無料キャンペーンを、12月10日16時59分に終了しました。
 Amazonの販売ページより、確認致しました。
 第1回、第2回の時程ではありませんが、無料詩歌売れ筋ランキングで1時は4位となるなど、手応えを感じました。
 期間中にお買い上げ下さった方々、応援して下さった方々、お礼申し上げます。ありがとうございます。
 これからはkindle unlimited版(追加金・無料)か、kinndle版(税込み、540円)でのご購入となります。
 第4詩集、kindle版「日々のソネット」(kindle unlimited版あり)と共に、これからも宜しくお願い致します。


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光る波
 今日2回目の記事更新です。
 12月5日より
開始し、12月10日16時59分頃まで、kindle版・詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」の無料キャンペーンセールを開催中です。仏の顔も3度と申しますが、今回の3回目で無料キャンペーンの最終回です。
 Amazonの無料・詩歌売れ筋ランキングで、昨日17時で第4位、21時で第6位でした。高浜虚子の句法書や、中原中也の詩集に混じって、健闘していたと思います。17日17時、40位です。
 買い方、内容について、これまでの記事に尽くされています。メニューバー下のメッセージボードと、右サイドバーのカテゴリ別アーカイブの下方、「自費出版」の項の「改訂版 ソネット詩集 光る波」より、是非お読みください。
 スマホ版では、メッセージボード下の表紙バナーより、PC版では右サイドバーの表紙写真より、お来しください。


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