Amazonよりダウンロードしたkindle本・歌集、岸原さや「声、あるいは音のような(百首選)」を読み了える。
購入、ダウンロードは、今月13日の同題の記事にアップした。
元本は、書肆侃侃房・刊の新鋭短歌シリーズの、1冊である。
電子書籍は紙本よりも読みやすい面があり、抵抗はなかった。タブレットの横長画面に縦書きなので、1ページで多くの量を読める。
著者略歴には、出身地、卒業大学・学部と、「二〇〇六年、短歌をつくりはじめる。」「二〇〇七年、未来短歌会に入会、加藤治郎に師事。」とあるだけである。
著者自選の100首であり、自信作ばかりだろう。
とくに理解できない歌、という作品はなかった。母親が自死したようで、それでも地元を離れた東京都で生活してゆけるのは、短歌の恩恵が大きい、と僕は思う。
以下に、4首を引く。
浅瀬から浅瀬へ渡る風の舟、うつむいて水、あおむいて空
(「故郷の母のこころ病みゆく」のあと)
胸にいつか兆していた雲「飛び降りた!」父の電話のうわずった声
(注:震災詠のようだ)
テレビ避け新聞を避けくちかずのすくないひととすわっていたい
ほんとうは苦しかったと言えばいい野菜室には乾いた葱が

Pixabayより、クロッカスの1枚。


購入、ダウンロードは、今月13日の同題の記事にアップした。
元本は、書肆侃侃房・刊の新鋭短歌シリーズの、1冊である。
電子書籍は紙本よりも読みやすい面があり、抵抗はなかった。タブレットの横長画面に縦書きなので、1ページで多くの量を読める。
著者略歴には、出身地、卒業大学・学部と、「二〇〇六年、短歌をつくりはじめる。」「二〇〇七年、未来短歌会に入会、加藤治郎に師事。」とあるだけである。
著者自選の100首であり、自信作ばかりだろう。
とくに理解できない歌、という作品はなかった。母親が自死したようで、それでも地元を離れた東京都で生活してゆけるのは、短歌の恩恵が大きい、と僕は思う。
以下に、4首を引く。
浅瀬から浅瀬へ渡る風の舟、うつむいて水、あおむいて空
(「故郷の母のこころ病みゆく」のあと)
胸にいつか兆していた雲「飛び降りた!」父の電話のうわずった声
(注:震災詠のようだ)
テレビ避け新聞を避けくちかずのすくないひととすわっていたい
ほんとうは苦しかったと言えばいい野菜室には乾いた葱が

Pixabayより、クロッカスの1枚。


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