今日2回目の記事更新をする。
パソコンのキーボードの横に、100枚大学ノートを置いて、日誌と称してメモ用に使っている。
先の写真は、明日9月1日以降の用のもの。
字は、先のブログ「サスケの本棚」に拠ると、2014年4月19日に購入しているテーププリンター、CASIOの「NAME LAND BiZ」でテープに打って、貼り付けている。
あとの写真は、今月26日の誌面である。ほとんど、自分でも読み取れない。その時1時の覚えのメモである。
1日1ページとしているが、まれに2ページに及ぶ日がある。また最後のページより、通期用のメモなどを書いているので、200ページあるから6ヶ月は持つ所、5ヶ月でノートを更新している。
2018年08月
3冊を入手
歌誌「歌壇」9月号の、佐田公子さんの評論に惹かれて、歌徳説話「大和物語」(朝日古典全書、南波浩・校註)をAmazonマーテットプレイスへ、8月27日に注文し、8月30日に届いた。
同じ値段で2冊があり、第7刷というのに賭けた。初刷のもう1冊との優劣はわからない。
宮廷貴族の間の話が主らしく、歌の鬼神をも動かす、あるいは短歌の自己救済の、徳の話ではなかった。
kindle unlimitedより、短編小説集「月曜日の夜に」を、8月28日にタブレットへダウンロードした。
作者はインディーズ作家として、活躍中らしい。僕は小説はメジャーなものしか読まなかったが、短編恋愛小説集らしいので、試しに買った。
ひょんな所から、白石晴久「第四次産業革命の底流」kindle unlimited版を、8月28日にタブレットへダウンロードした。
情報産業に関心が、僕にもあって入手したが、読み了えられるかどうか。
岡本眸・句集「朝」を読む
角川書店「増補 現代俳句大系」(全15巻)の第14巻(1981年・刊)に入り、初めの句集、岡本眸「朝」を読み了える。
今月24日の記事、第13巻しまいの句集、福田甲子雄「藁火」に次ぐ。
概要
原著は、1971年、牧羊社・刊。404句、著者・あとがき、富安風生・解説を収める。
岡本眸(おかもと・ひとみ、1928年~)は、1951年、富安風生に師事、1957年、岸風三楼の指導を受ける。
1980年、「朝」創刊、主宰。
感想
彼女は、17歳での敗戦、父母の早い死、結婚するも子宮癌手術、結婚15年での夫の死(1976年)等の経歴を経て、俳句の真摯さを深めたようだ。
善い娘さん、善い奥さんであったが、多くの苦難を経て、俳句へ執して行ったのだろう。
引用
以下に5句を引く。
夕焼け居らんか母葬り来し墓地もかく
主婦に冬長し手首に輪ゴム溜め
落葉はげし主婦の座降りしわが肩に
父を焼く音に堪へをり指に汗
堪ふるべし髪洗ふ指強めつつ
ユキノ進・歌集「冒険者たち」kindle unlimited版を読む
ユキノ進・歌集「冒険者たち」kindle unlimited版を読み了える。
今月10日の記事、「入手した4冊」で報せた4冊の内、上から読み継いで3冊目である。
概要
出版社、各版の発行年次・価格は上のリンクに書いたので、ご覧ください。337首、東直子・解説「命を俯瞰する」 、著者あとがきを収める。
ユキノ進は1967年・生。広告会社に勤めるようだ。
感想
事実としては厳しい職場が、透明繭越しにリアルに描かれる。
ゴルフ、宴会、カラオケで上司にヨイショする自分を自虐的に描く。また派遣切りも詠まれる。
新潟県への単身赴任となる。帰宅より出掛ける時、3人が見送る歌がある。姉弟は、娘・息子の事だった。女性の歌もあるが、曖昧な詠み方だったので、恋人の事かと思っていた。
5年の単身赴任が過ぎ、本社に戻り、やがて課長になる。人事評価の疚しさに悩みもする。
あとがきで彼は、「僕の第一歌集で、もしかしたら最後の歌集かもしれない。」と書く。サラリーマンの出世コースに乗るベクトルと、歌人として続けるベクトルとは、異なるのかも知れない。医師と教師を例外として。
彼は今も短歌で活躍しているだろうか。
引用
この歌集より多くをメモしたが、例に倣って7首を引く。
往来で携帯越しに詫びているおれを誰かがビルから見ている
男より働きます、と新人の池田が髪をうしろに結ぶ
贄として子羊の位置に座らされ送別会で酒を注がれる
次はいつ帰ってくるのと聞く姉と黙って袖を握るおとうと
早回しのフィルムのように乾杯を繰り返しながら近づく別れ
三度目に呼ばれ自分の名と気づく心療内科のロビーで人は
船乗りになりたかったな。コピー機が灯台のようにひかりを送る
代用付箋紙の恐怖
今日2回目の記事更新です。
小噺を1つ紹介する。
この読書日記ブログ「風の庫」の記事のため、本を読む時には付箋紙を貼って行く。
俳句、短歌、小説、その他を問わない。
今は電子本には便利な機能があって、ハイライト(線引きのようなもの)が引け、メモを付記できる。しかし1部の電子本では、それが出来ない。
それで、そういった本は、専用のノートに引用部と短いメモを書く。
紙の本には、数を見つつ、付箋紙を貼って行く。
付箋紙は安いものだろうが、僕は更に節約して、代用品を用いている。
瓶入りの粒ガムをたくさん噛むので、その捨て紙が少なくなると、鋏で二つに切って使う。
端を糊で重ねてある、その糊で、気になる個所に貼る。
糊の力が弱く乾きやすいので、何かの拍子に外れる。
また稀に、引用を終ったかと勘違いして剥がす。
元の個所が判らないと、見付け出すのに四苦八苦する。見付けられなくて、新しい個所に貼る場合もある。
代用付箋紙にシャープペンシルで(ボールペンは書きにくいので)小さくメモを書く時がある。さてブログを書こうとして、何が書いてあるか判らない。付箋紙には書きにくい本の段差だし、メモ用の紙でもない。なんとか1部より判じるか、諦めるしかない。
まさに代用付箋紙で、時々襲う恐怖である。
古い専用付箋紙が残っており、廉価なものだろうから、これからはケチらずにそれを使うとしよう。
この記事を途中で1晩寝かせて、改心した。
写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。
歌誌「覇王樹」9月号が届く
僕の所属する結社歌誌「覇王樹」の、2018年9月号が8月26日(日曜日)、ヤマト運輸のクロネコDM便で届いた。
先の同・8月号の感想は、今月8日の記事にアップした。
またホームページ「短歌の会 覇王樹」もすでに、9月号分に更新されている。
僕の歌6首(8首より選)、題詠・脳トレ短歌(各1首)、被批評2首などは、アメブロ「新サスケと短歌と詩」の8月27日の記事、同・「僕の歌(1)3首」より、少しずつ小分けに発表して行くので、横書きながらご覧ください。
また僕は、短い(2ページの)評論、「啄木『一握の砂』の「道・路」」を載せて頂いた。力量の無さ拙さが目立つ1文である。年度間テーマ「道・路」の散文を募集していた。編集部のお誘いがあったとはいえ、入会1年の僕には、畏れ多い事であったか。
ブログ文には長いので、ネットで公開するかどうか判らない。
今号も読み了えたなら、ここで紹介したい。