風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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2020年04月

 Windows Edgeのライブドアブログのマイページより、ずっとブログ更新をして来た。
 しかし1つ、不都合が生じた。Rich形式でリンクを貼って、「下書き保存」すると、編集画面が消えてしまう場合が多い。「この場面は表示されません。繰り返し試みてもむだです。時間を置いて、訪れてください。」のような文言(うろ覚え)が出る。ライブドア側に問い合わせても、解決しなかった。

 幸い、タブレットのマイページより編集できる事を見つけ、タブレットで記入して、そのあとパソコンに戻って修整し(その頃には異常が戻っている場合が多い)、ブログ記事を予約更新した。タブレットではパソコンのIMEと違うので、入力しづらい。
 パソコンとタブレットと、どう違うのかと考えたら、タブレットはChrome仕様なのである。

 パソコンにもGoogle Chromeを入れてある(パソコンより、Instagramに写真アップのため)ので、それよりブログ記事を更新し、編集画面が消える事態を避ける事にした。ブログのマイページは、ほぼ同じである。
 リンク記事用の「お気に入り」記事を前もって用意した。IMEが同じなのか、さくさくと変換して、Windows Edgeより良いくらいである。


 4月7日の記事、森澄雄・句集「鯉素」を読む、はChromeで更新した。4月8日と、4月9日公開のこの記事は、リンクを入れる予定がないので、Windows Edgeで書いている。
 今後、記事リンクの入るブログ記事を書く時は、Google Chromeからにしよう。
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写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。





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 近澤有孝・句集「踝(くるぶし)」を読み了える。
 僕の親しむ彼のブログに、刊行が公開され、Amazonより880円(税込み)で取り寄せた。

句集「踝」
 2020年3月31日・刊。制作印刷・喜怒哀楽書房。ここ3年の273句、著者・あとがきを収める第1句集。帯文は辻村麻之(「篠」主宰)。94ページ。

 近澤有孝(ちかざわ・ゆうこう、1960年・生)は、俳句の他に、語学に堪能で、ランボーの詩や「マザー・グース」の新訳を、ブログにアップしている。
 俳歴は長いのだろう。俳誌「篠」同人。

 収録された句のレベルの高さを認めた上で、忠告したい事がある。旧かな古典文法で句作したりすると、習熟に連れて、レトリック、用語、言葉の運び方などに、俳壇らしい臭みが出る場合がある。生活にアンテナを張って、いつまでも新鮮な句を吟じてほしい。
 季語とともに、自然との機微を掴んだようだ。「踏青やいずれ故郷を忘れたる」は、反語だろうか。


 以下に5句を引く。
文を書く東風の吹くころ封をする
西行忌落雁ひとつ齧りたる
艦船を眼下に花は杏かな
去りゆける守宮つもりがあるらしく
茶の花や触れてはならぬと云はれたる






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 角川書店「増補 現代俳句系」第15巻(1981年・刊)より、16番めの句集、森澄雄「鯉素」を詠み了える。
 先行する阿部みどり女・句集「月下美人」は、今月3日の記事にアップした。



 原著は、1976年、永田書房・刊。381句、著者・あとがきを収める。
 森澄雄(もり・すみお、1919年~2010年)は、1940年の加藤楸邨「寒雷」創刊に参加、1970年に「杉」を創刊。飯田龍太と共に、伝統俳句の代表作家と呼ばれた。
 その後も句集を刊行し、1997年に恩賜賞・日本芸術院賞を受け、芸術院会員となる。

 「鯉素」は、漢詩に依り、「手紙」の意である。4年間の句は、旅に得た作品が多い。旦那俳人が、地方の旦那衆俳人を巡って指導するようで、嫌味である。地元で吟じられた句は、嬉しいようにも思うけれども。社会性俳句、前衛俳句に、背を向けた果てだろう。


 以下に5句を引く。
をさなくてめをとはよけれ二つ雛
青涼の葦と暮らして葦長者
甘橿の国見に雲雀羽ふるふ
吾亦紅すこしいこへば空の冷
青紫蘇を嗅いで力に峠越

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写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。


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 文春新書「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を読み了える。
 メルカリからの購入、他の関連事項の幾つかは、今月4日の記事、届いた2冊を紹介する(13)にアップした。




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 4人のスーパーリーダーが短い講演をして、そのあとそれぞれ永田和宏(生物学者、歌人)と対談するスタイルである。
 まず山中伸弥。iPS細胞研究所所長。ノーベル賞・受賞。4名のビジターの内、この催しの趣旨を最も受け入れたようで、悩みと自信喪失時代を語って、決断と仲間、機会を掴む大事さを語る。
 羽生善治。将棋棋士。永世6冠(当時)。講演・対談は上手で、対談では永田和宏をリードする場面もあるが、内容はこれまでの著書を超えていなかったようだ。
 是枝裕和。映画監督。各賞・受賞。カメラを通して見た違う世界、脚本と違う優れた進行、などを語る。僕はあまりドラマ、映画を観ないけれども、黒澤や小津と違う、優れた映像のある事は信じる。
 山極壽一。霊長類研究者。京都大学総長(当時)。先生(師)を持つ事の大事さ、ネット時代の困難、などを語る。

 僕は傷が後を引くので、あまり積極的でなかった。傷が少なければリスクを取る事、機会を掴む事(オファーを受ける事など)を、心掛けたいと思う。

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 先の3月30日の記事、届いた2冊を紹介する(12)で報せた内、結社歌誌「覇王樹」2020年4月号を読み了える。

 リンク元には、3月号の感想、4月号の僕の歌への、リンクが貼ってある。
 また結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」も、4月号の仕様になっている。




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 今号には、「弥生(卯月の誤り?)10首詠」(僕の「花咲爺」10首を含む)等、通常の短歌と散文の他、代表・佐田公子さんの「うた新聞」2月号よりの転載、「七草のころ」5首などがある。
 今号の詠草の締め切り日は2月1日だけれども、既に新型コロナウイルスの脅威を詠む歌があって驚く。
 新会員3名、出詠購読会員5名の加わった事は喜びである。


 以下に3首を引いて、寸評を付す。
 W・茂子さんの「非対称(アシンメトリー)」より。
積年の思ひに訪ひし友呆けてやさしく笑ふはははと笑ふ
 人生のあはれを感じさせる、力量がある。
 T・照子さんの「年末年始」より。
歳晩に昭和、平成、令和へと思いこもごも交錯しくる
 僕も3代を生きる感慨が湧く。
 H・俊明さんの「病む睦月」より。
日毎来て朝夕を来てミコアイサ撮るアマチュアのをのこありけり
 流行の探鳥撮影を詠んで、「伊勢物語」を思わせる結句を置いた。







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 最近に手許に届いた2冊を紹介する。
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 まず詩人会議系の県内詩誌、「水脈」の67号を贈られた。
 2020年3月23日・刊。(年3回・刊)。A5判、73ページ。
 詩編、小説の他、「特集・・恋坂通夫さんを偲んで」34ページが組まれている。
 同・66号の感想は、昨年12月3日の記事にアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。



 メルカリより400ポイントで、文春新書「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」を買った。
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 ずっと読みたかったのだけれど、古希近い齢を考えて、控えていた。メルカリで安く、帯付きで出品されていたので、注文した。
 山中伸弥の名前は知っており、羽生善治の本も何冊か読んだ。インタビュアーの永田和宏は、それまでの歌集をまとめた「作品集Ⅰ」(2017年、青磁社・刊)を読んでおり、歌論、エッセイも読んでいる。楽しく読めそうな本である。


 なお写真、カット等の画像は、僕の思い違いで削除してしまった。




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 角川書店「増補・現代俳句大系」第15巻(1981年・刊)より、15番めの句集、阿部みどり女「月下美人」を読み了える。
 先行する鷲谷七菜子・句集「花寂び」は、先の3月24日の記事にアップした。



 阿部みどり女の句集は、同・大系にあった筈と、先のブログ「サスケの本棚」を内部検索すると、2013年1月19日の記事に、感想をアップしている。1947年・刊の「笹鳴き」である。


 阿部みどり女(あべ・みどりじょ、1886年~1980年)は、「月下美人」刊行当時、卒寿を越えていた。
 原著は、1977年、五月書房・刊。200部限定、価格:1万5千円の豪華本だった。210句(月下美人の連作、8句を含む)、著者・あとがきを収める。
 この後の句集に「石蕗」(1982年・刊)がある。
 阿部みどり女は、1915年、虚子「ホトトギス」に参加、1932年に「駒草」創刊・主宰し、戦後、再刊させる。

 情緒ある、有季定型の句を創り、枠をはみ出さなかった。210句を、5章に分けて収める。この句集を含む業績により、1978年、蛇笏賞・受賞。



 以下に5句を引く。
重陽の夕焼に逢ふ幾たりか
雉子羽をひろげ野良猫逃げてゆく
鳶烏左右に別れ冬の山
退院の握手を医師と夏の雲
栗鼠渡る秋深き樹を皆仰ぎ
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写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。



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