風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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2021年01月

 景山民夫の短編小説集「ハイランド幻想」を読む。
 ブログ「風の庫」「サスケの本棚」に共に記事がないので、初めての作家だろう。
ハイランド幻想
 中公文庫、1997年・刊、250ページ。

 景山民夫(かげやま・たみお、1947年~1998年、享年50歳)は、放送作家として大成功のあと、小説家に移った。
 「ハイランド幻想」には、10編の短編小説を収める。
 苦難を越えてハッピーエンドのストーリーの中に、特異な「狸の汽車」が挟まる。狸の古老・権兵衛が、後輩たちの目の前で、日本最初の汽車と化け物対決し、あっけなく敗死する結末である。狸が人を化かす自慢話は、創作の手の内を明かすようだ。汽車が何の比喩か分からない。科学文明を指すのではないだろう。
 表題作「ハイランド幻想」は、日本からネス湖のネッシーを探りに行くストーリーである。ゆるゆると旅を楽しむが、ベンチより夜のネス湖に大きな黒い影が横切っても、ウィスキーの瓶と共にホテルへ戻ってしまう。すべてのフィクションが空しい、というように。


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 鷺沢萠の留学体験記「ケナリも花、サクラも花」を読み了える。
  鷺沢萠の本はわずかに読んだ気がするが、この「風の庫」になく、タブレットでは前ブログ「サスケの本棚」にログイン出来ないので、確認できない。(追記:その後、「サスケの本棚」にログイン出来て、「帰れぬ人びと」「駆ける少年」の感想を見つけた)。

ケナリも花、サクラも花
 新潮文庫、2000年3刷、184ページ。
 1993年1月~6月まで、韓国の延世大学に語学留学した体験記である。留学の契機は、父方の祖母が韓国人であり、自分がクォーターだと知った事という。
 親しい韓国2世、3世に囲まれ、悪辣なジャーナリストにうんざりしながら、10円ハゲを作るほど苦労して、2学期間を学んだ。

 鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ)は、1990年に結婚し、翌年に離婚した。2004年に35歳で自死した。理由は文学的に行き詰まったのだろう。多くの読者がありながら、大きな文学賞を獲れなかった。彼女の突き詰める性格と、社会の成り行きが望んだ方向と違っていた事が原因と思われてならない。

 彼女は上智大学ロシア語科を除籍になったけれども、人生まで中退しなければよかった。「戦わない者が勝つ」のかと、微かに憤る。

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 新年明けましておめでとうございます。
 昨年12月の記事を振り返り、pv数のトップ3を挙げる。
 元旦から、年末の振り返りはお嫌かも知れないが、僕が日程を読み間違えたのであり、順番も守らなくては。
 同・11月の振り返りは、11月30日の記事にアップした。


 3位は、12月2日の記事、生体検査・他の結果を聞きました、だった。

 11月17日~19日の入院検査の結果を、12月1日に主治医より説明された。
 膵臓腫瘤と大動脈周囲炎が見つかり、12月11日にMRIの再検査を受ける予定となった。

 2位の記事は12月12日の、再検査を受け、入院決定!だった。

 12月11日にMRIの検査を受け、主治医と話して、21日より2週間~4週間の入院をし、ステロイド剤投与の副作用防止対策と決まった。
 21日に入院し、次のような歌を作った。「コメントに甘え甘えて書いておりネットの友にベッド暮らしを」。

 1位は12月5日の記事、入手した4冊を紹介する(11)だった。

 Amazonよりタブレットにダウンロードした、Kindle Unlimited本2冊、届いた本2冊だった。
 「現代万葉集 2020」をのぞく3冊は読了した。
 3つ記事が、入院関係ばかりでなくて良かった。読書記事が入ってない事は悔しい。
0-05
写真ACより、「ウィンターアイコン」の1枚。





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