風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

2021年04月

 4月の月末となり、1ヶ月の人気記事を振り返る。ランキングは、ブログのマイページのアクセス解析より、すぐに明らかになる。

 3位は、4月22日の記事、総合歌誌「歌壇」4月号を読む、だった。

 危機の捉え方と、引用歌が良かったのだろうか。

 2位は、4月6日の記事、手術日決定!だった。

 この手術は、入院直前に、インフォームドコンセントの不備等を理由に、お断りした。センセーショナルな事は自覚していたが、読者にフェイクだったら、申し訳ない。

 1位は、4月2日の記事、2冊と1紙が届く、だった。

 淡々とかつ丁寧に、紹介したのが良かっただろうか。
 読書感想の記事が、もっと上位に来るよう、励まねばならない。
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写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。




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 思潮社の現代詩文庫155「続・辻征夫詩集」より、「ボートを漕ぐおばさんの肖像」から、を読み了える。この文庫には、同・詩集より、9編を抄出している。
 先行する「ヴェルレーヌの余白に」は、今月25日の記事にアップした。


 「ボートを漕ぐおばさんの肖像」から、には詩集「かぜのひきかた」から、に出て来る、詩人の胸に住み着くヘレンおばさんの変形が幾つも出て来る。


 「ボーとを漕ぐ不思議なおばさん」では、「ぼくのおばさんはまだ/遠くにいて/いっしょうけんめいボートを漕いでいる」と詩人に好意的なおばさんが現れる。
 「浜木綿のかげに運動靴を置いて」では、「夏のあいだ/海には不思議なおばさんがいて/ぼくを見ていてくれたので」と、「ぼく」もおばさんに感謝の念を抱く。
 以下、不思議なおばさんは、「冬は風と夢の季節で」、「雲」、「ぼくの物語が書いてある本の」、「降りしきる雪の中で」、「おじさんがいっぱい」、「遠い花火」の各編に現れて、詩人を慰め諭してくれる。
 辻征夫の詩には、詩集を違えて、同じ人物や、テーマの解説が表され、詩想の深まりを感じさせる場合がある。
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写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。




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 今月27日の記事、KDP新刊の準備、で予告した、文集「妻の直腸がん闘病記」が待ったあげく、4月28日に刊行されました。


 表紙や目次に、至らない点があります。また元がブログ記事なので、文章も十分ではありません。
妻の直腸がん闘病記
柴田哲夫
2021-04-26





 価格は、最低の99円です。Kindle Unlimited版もありますが、僕は99円で(Amazonポイント9ポイントを使って、実質90円)タブレットにダウンロードしました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「柴田哲夫 妻の直腸がん闘病記」と検索すれば、最上段に出て来ます。PC版の右サイドバーのバナーよりも、直行できます。柴田哲夫は、僕のペンネームです。
 無料キャンペーンをする予定はありませんので、お読みくださる方は、99円での購入か、Kindle Unlimitedでの購入かを、お願いします。




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 最近に手許へ届いた3冊を紹介する。
 まず所属する結社の歌誌「覇王樹」2021年5月号である。

「覇王樹」5月号
 2021年5月1日・付け・刊。36ページ。
 同・4月号の感想は、今月16日の記事にアップした。

 5月号の、僕の「闇が明けるか」6首は、アメブロ「新サスケと短歌と詩」の、4月26日の記事より分載した。


 楽天のページを「歌集」で検索すると、川野芽生(かわの・めぐみ)の第1歌集「LiLith」が、2,200円(税込み、送料無料)で出ており、いささかのポイントもあったので、全額ポイントで購入した。
川野芽生・歌集
 2020年11月、第2刷。
 彼女は2018年の第29回歌壇賞を受賞している。

 僕が所属する同人詩誌「青魚(せいぎょ)」No.94が届いた。B5判39ページ、2段組み。
 僕は4編のソネットを寄せた。いずれどこかで紹介するだろう。
「青魚」No.94
 同・No.93の感想は、昨年11月12日の記事にアップした。








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 今年の目標として、歌集のKDPを掲げ、歌集原稿の閲覧(歌友二人の)に入っている。
 そのサブワークとして、文集の「妻の直腸がん闘病記」をKDPする事を思いついた。
 原稿は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」より、該当テーマの記事を、Word(書式は、小説「底流」の白紙稿より借りた)へコピペを繰り返せば良い。表紙に苦労したが、ガイド本に従い、写真ACより選んで、文字を入れるなど操作して仕上げた。Wordの表紙をソフトでjpgに変換したので、ここにアップできない。
 現在、Amazonの審査中であり、審査を通ったなら、ここで公開したい。
 価格は最低の99円である。私記録であり、文章の量も多くないからである。
 2020年9月8日公開の、詩集「少年詩集 鳶の歌」以来である。

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写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。



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 今日はInstagramより、牡丹と擬宝珠を転載します。

 ある通販園芸店に、斑入り花の牡丹の「島錦」として注文しましたが、莟を咲かせてみたら「島錦」ではありませんでした。クレジット引き落としの返済が、約束されました。

 園芸店で買って翌春、地上部がなくなったので、枯れたと思って木陰に放っておいたら、芽を出して来た擬宝珠(ギボウシ)の、3年めの葉です。宿根草らしいです。斑入りです。


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 思潮社の現代詩文庫155「続・辻征夫詩集」より、詩集「ヴェルレーヌの余白に」全編を読み了える。
 先行する「鶯」から、は今月20日の記事にアップした。


 「ヴェルレーヌの余白に」(1990年、思潮社・刊)は、16編の詩を収める。
 「これはいにしえの嘘のものがたりの」は、同級生だった女の子が芸妓になり、水揚げの日、悪友4人が集まって初めて大酒を飲み、げろを吐いたと言う、同級生の友情の物語である。もちろんフィクションの可能性が高い。
 「蛇いちご」は性の和合、「六番の御掟について」は性の不和の、象徴のように読める。
 表題作の「ヴェルレーヌの余白に」は、題名の優雅さに似つかない結末となる。「をぐらき庭のかたすみに/襤褸のごとく/われは吐瀉物にまみれて凍へてをりぬ。……」。次ぐ「レイモンド・カーヴァーを読みながら」も、酔いの失態を思い出している作品である。
 「春の海」は、「春の海ひねもすのたりのたり哉」から海獣「ヒネモス」を、カラスの古巣の歌詞から「フールス」をひねり出したりしながら、苦しい失恋を描いている。これは後の作品によると、リアルな経験だったらしい。
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写真ACより、「ビジネス」のイラスト1枚。



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