風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

2021年06月

 今日2回めの記事更新です
 既発行の柴田哲夫(新サスケのペンネーム)のKindle本、少年詩集「鳶の歌」と小説「底流」の定価を、500円から250円に値下げしました。

少年詩集 鳶の歌
柴田哲夫
2020-09-03



底流
柴田哲夫
2020-02-19


 理由は、第1歌集のKindle本「雉子の来る庭」を250円で発行した事と、文集「妻の直腸がん闘病記」を99円で発行して好評な事です。安値で好評なのではなく、内容に依るかとも思います。
 アマチュア文学界には、贈呈文化があり、無料で読者に贈呈してきました。それではすべて、最低価格の99円で発行すれば良いかといえば、執筆、KDPアップ、修正の苦労を思えば、それもできません。文集は、ブログ記事をコピペして編集したので、低価格の発行を決めました。
 無料キャンペーンはもう行わない方針ですので、定価のKindle本か、追加金無料のKindle Unlimitedでお買い求めください。詩集「日々のソネット」「改訂版 光る波」は、管理権が代行出版社にあるので、容易に条件変更をできません。
 まだ完全には理解できていませんが、KDP出版の方法を重ねたので、これからもKDPを続けたく、よろしくお願い致します。


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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。


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 本阿弥書店の月刊総合歌誌「歌壇」2021年7月号を、ほぼ読み了える。
 到着は、今月17日の記事、届いた2冊を紹介する(23)にアップした。

 リンクより、旧号の感想へ遡れる。

 特集は「太陽の歌」、特別企画は「星に願いをー歌にのせて」である。陽と星、呑気なテーマである。「太陽の歌」では、明治期の太陽暦導入、古典和歌、茂吉・白秋の歌など、無難に論じている。
 今は1見、穏やかな世相に見える。コロナのワクチン接種も始まった。しかし穏やかに見える時こそ、危機である。バブル期などで、十分、体験したではないか。編集部の案出したテーマなら、その見識を疑う。政界とのブローカー、ロビーストが、圧力を掛けたのかと妄想する。あるいは大歌人がゴネたのだろうか。
 付箋を貼ったのは、花山多佳子「二〇二一年五月」20首中の2首である。「薔薇園に薔薇の花咲く何ごとの不思議なければ飽いて出でゆく」。本歌取りだろう。薔薇の不思議に打たれなくて、何が歌人だろう。改良の営為、HTローズからオールド・ローズ、イングリッシュ・ローズへの流行の変化、美だけでなく歴史でさえ、尽きない関心が湧くものだ。もう1首は「助からないのではないか、と漠然と思ひたり何のことといふでもなくて」。日常を詠む連作の中で、具体的ではなく、芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」に近い心情が湧くかと信頼を感じる。
 アフターコロナで、短歌も変わるだろうか。旧かな古典文法の短歌が、衰える予想をしている。

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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。




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 今月26日に届き、28日に記事アップした、CD2枚セットを、当日に続き29日午後にもセパレート・ステレオ・セットで聴いた。


ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド
寺内タケシとブルージーンズ
KM MUSIC
2020-11-11

 寺内タケシ&ブルージーンズの、ミスター〝エレキ″ザ・テリー・ワールドである。民謡編曲・12曲、クラシック編曲・12曲の内容は、ここで挙げると長くなるが、Amazonの販売ページに1覧があるので、ご覧ください。
 音楽に詳しくなく、美よりも芸を求める僕なので、曲引きなどが面白かった。「津軽じょんがら節」(幾つかの調をメドレーしたようだ)の速弾きが良い。しかし以前に持っていた民謡・編曲のCDに比べて、民俗的な暗さが少ないようだ。時世に合わせた編集だろうか。
 クラシック・編曲では、「運命」の速弾きが良い。超絶技巧である。
 エコーなどエレキギターの特徴を良く活かしている。吹奏楽にない高音、低音を出した。キーボードのメロディもうまく挟まる。
 この2種のみを取り上げられるのは、寺内タケシの本意ではないかも知れないが、特性として売り出したので、いつまでも付き纏う。
 なおベンチャーズの録音と比べると、音が中央に集まり、左右に意識して分けて聴かせる事が少ないようだ。セパレート・ステレオ・セットを意識しない、編集ぶりだろうか。
 僕の数少ない音楽CDコレクションの内、貴重な盤となるだろう。
 僕は26日以後、オフィシャルHPやYouTubeで、彼らの演奏をたくさん視聴した。

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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。




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 福井県俳句作家協会・編の「年刊句集 福井県 第59集」より、3回めの紹介をする。
 同(2)は、先の5月21日の記事にアップした。


 今回は、福井地区(福井市、吉田郡)の後半、59ページ~99ページ、41ページ分の82名820句を読んだ事になる。
 福井県は田舎であり、県都どうの言っても、田舎都市である。コロナ禍でなおひっそりとした過疎の村を温かく吟じ、洗車のピアス娘に希望を託す。信仰なきに祈りてマスクを縫い、父を戦争で失い顔を知らぬと数百字に優る嘆きを吟じ戦後は終わらない。賑やかだった家族が、独居となる侘しさも句材である。福井は宗教熱心な風土であり、政治的保守性にも繋がるかと思われ、そういう句も多い。

 以下に5句を引く。
巣ごもりの村静まりて麦の秋(I・倫子)
祈り込めマスク縫う日々花は葉に(T・恭子)
顔知らぬ父を追慕す終戦忌(U・恭子)
梅雨明ける新車を洗うピアスの娘(W・絹代)
九人家族ついに独りや神無月(T・和子)

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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。



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 今月25日に記事アップした通り、Kindle版・歌集「雉子の来る庭」の第2版をKDPしました。

 おかげさまで売れ行きは良いようです。

 しかしこの歌集を読んでほしい先輩で、Kindleストアからダウンロードできない方が何名かいらっしゃいます。プリント版を製本してもらおうかと思いました(これまで詩集をそうして贈った事があります)が、CDに入れて、郵送にする事を思い付きました。費用、時間の節約になります。
 それでドキュメントに歌集の表紙と本文を入れたフォルダを作り、1度にCDへコピーできるようにしました。CDは、使っていない物が10数枚ありました。
 CDをパソコンに入れて、Windws7では40分くらい掛かったセットアップが1瞬で済みました。題名を付けて、ドキュメントより歌集CD版をドラッグ&ドロップして、「ディスクに書き込む準備ができたファイル」の表示が出るが、その後が分からなくて焦りました。ググった結果、「管理」より「書き込みを完了する」をクリックすれば良いとわかります。
 すぐ歌集CDを4枚作れました。Word原稿を2重コピーしたCDは、自分用としました。
 CDケースに、テーププリンターで「歌集 雉子の来る庭」「柴田哲夫」のテープ(白地に黒字のテープが残っていました)を作り、貼り付けました。
歌集入りCD、表
 テープが少し斜めになったのは、致し方ありません。自分用をのぞいて、3枚作りましたので、明日に包装して発送しようと思います。追加作成は容易です。




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 最近に手許へ届いた2冊とCD2枚1組を紹介する。
 まず所属する結社歌誌「覇王樹」の7月号が届いた。

「覇王樹」7月号
 同・6月号の感想は、今月18日の記事にアップした。

 7月号の僕の「葉が見えくれば」6首・他は、僕のもう1のブログ「新サスケと短歌と詩」の6月26日以降の記事に3分載したので、横書きながらご覧ください。


 メルカリで注文した、思潮社の現代詩文庫125「続・白石かずこ詩集」が届いた。
続・白石かずこ詩集 (現代詩文庫)
白石 かずこ
思潮社
1994-09T

 現品には帯がある。
 同・文庫の「続続・辻征夫詩集」は読んでいる最中であり、先日に届いた「続・岩田宏詩集」は手を付けていないのに、困った傾向である。
 若い日に、同・文庫「白石かずこ詩集」を読んで、感激した思い出がある。

 今月18日に亡くなった、エレキギタリスト、寺内タケシを偲んで、AmazonよりCD2枚組セット「ミスター゛エレキ″ザ・テリー・ワールド」を買った。寺内タケシとブルージーンズで、民謡・編曲12曲1枚、クラシック・編曲12曲1枚を収める。
ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド
寺内タケシとブルージーンズ
KM MUSIC
2020-11-11


 曲引きの天才として、民謡とクラシックの編曲で1山当てたギタリストとして、僕は賛嘆する。ギターの運指と編曲に賭け、命がけだった。前にも民謡1枚、クラシック1枚のCDを持っていたが、処分してしまった。亡くなった事を聞き、どうしても手許に置きたく、2枚セット:2,200円+送料:598円を注文した。Amazonでは、Prime Music UnlimitedやMP3でも販売していたが、僕はセパレート・ステレオ・セットを持っているので、それで聞きたかった。パソコンの音質には限度があるだろう。




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 今日2度めの記事更新です。
 今月15日午後、妻に連れられて北潟湖畔花菖蒲園へ行ったことは、20日のYouTube、Instagramの転載の記事で、すでに話した。



 その時に、花菖蒲の苗の直販をしていたので、2株を買った、1株500円だった。
 品種は覚えていない(その時は、苗を入れたビニカゴに写真が貼ってあり、それをカメラに撮ったのだが、残さずに消してしまった)が、ピンク系の花と濃紫系の花だった。
 苗は、僕が何かと忙しく、5日間も内玄関に放置された。20日の日曜日、時間ができたのでビニ鉢に植え付けた。説明書のビラにある通り、1株を2つに分けて、2芽ずつにし、葉を短くした。ビニ鉢はこれまでの残りを使い(簡単に洗って)、用土はこれまでの余り物(庭土に赤玉土、腐葉土を混ぜた物)を使った。好ましい用土の傾向は知らない。植え付け後、十分潅水し、軒下に置いて水遣りのみ続けた。
花菖蒲の苗
 27日現在の状況である。手前の2株(元1株)は、少し元気が出て、緑葉が立っている。後ろの2株は、買った時に弱っていたのと、5日間も放置していたので、定着が悪く、萎れて枯れ葉も多い。枯れ葉は、緑葉がしっかりしてから、除こうと思う。
 来年、花が咲くかどうか知らないが、世話を続ける積もりである。



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