
青山雨子さんの詩集「冷麺」を読み了える。
受贈は、今月19日の記事にアップした。
概要
2018年10月20日、書肆山田。刊。18編、あとがき、簡単な略歴を収める。
81ページ。第8詩集である。
感想
かつて喫茶店に牛を登場させて(詩集「暇な喫茶店」より同題詩編)先輩詩人たちを困惑させたが、喫茶店のマスターの背中に、牛を感じただけで、突飛ではない。
彼女が落ち着いたというより、僕たちが(時代が)ようやく、彼女に追いついて来たのだろう。
僕も、かつての同人詩誌「群青」の盟友・こぐま星座さんも、多感な高校生時代に実存主義(「投企せよ!」「参加せよ(アンガージュマン)!」)の洗礼を受けたが、約10歳若い彼女は構造主義やポスト・モダン等の旋風を浴びたらしい。
生活から発想して、表現の飛躍を、楽しんでいるようだ。
引用
「長い廊下」より、第2連以降の1部を引用する。
長い廊下
(前略)
もっと大きく口をあけてください
はい。もっとです
あーん
かあさーんと呼んでみてください
廊下の奥に仏壇が見えます
声は出ますか
回廊が見えます
(後略)

コメント