1昨日(12月5日、土曜日)の夜、激しい腹痛に見舞われ、昨日(12月6日)は記事更新を失礼した。日曜日の休日診察を受け、体調はかなり良い。
岩波文庫の一茶「七番日記」(下)より、4回めの紹介をする。
同(3)は、先の11月25日の記事にアップした。
今回は、文化12年7月~同12月の半年分、152ページ~196ページ、45ページを読んだ。
芭蕉の「道のべの木槿は馬に食はれけり」に通じる句、良寛・作「焚くほどは風がもてくる落葉かな」に極似の「焚(たく)ほどは風がくれたる落葉哉」、見立て・擬人化などの並みでない句(江戸の流行に遅れまいとした)がある。妻のお菊に掛けた「我菊や」の1句があり、仲睦まじかったとされる夫婦が見える。
3春の合計句はないが毎月の句数を足して242句、3夏:236句、3秋:198句、3冬:206句、合計で年:882句であり、俳人として多いか少ないか分からない。
年末に、凡355日(陰暦のため)、在庵:106日、他郷:249日、とあり相変わらず俳句指導に飛び回っていた年と知れる。
以下に5句を引く。
秋風の一もくさんに来る家(や)哉
馬の子や横に加(咥)へし草の花
我菊や形(なり)にもふりにもかまはずに
猫の子がちよいと押(おさ)へるおち葉哉
はいかいを守らせ給へ雪仏

写真ACより、「落ち葉」のイラスト1枚。


岩波文庫の一茶「七番日記」(下)より、4回めの紹介をする。
同(3)は、先の11月25日の記事にアップした。
今回は、文化12年7月~同12月の半年分、152ページ~196ページ、45ページを読んだ。
芭蕉の「道のべの木槿は馬に食はれけり」に通じる句、良寛・作「焚くほどは風がもてくる落葉かな」に極似の「焚(たく)ほどは風がくれたる落葉哉」、見立て・擬人化などの並みでない句(江戸の流行に遅れまいとした)がある。妻のお菊に掛けた「我菊や」の1句があり、仲睦まじかったとされる夫婦が見える。
3春の合計句はないが毎月の句数を足して242句、3夏:236句、3秋:198句、3冬:206句、合計で年:882句であり、俳人として多いか少ないか分からない。
年末に、凡355日(陰暦のため)、在庵:106日、他郷:249日、とあり相変わらず俳句指導に飛び回っていた年と知れる。
以下に5句を引く。
秋風の一もくさんに来る家(や)哉
馬の子や横に加(咥)へし草の花
我菊や形(なり)にもふりにもかまはずに
猫の子がちよいと押(おさ)へるおち葉哉
はいかいを守らせ給へ雪仏

写真ACより、「落ち葉」のイラスト1枚。


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